約2243年前。
当時の中国の統一国家「秦」の始皇帝の命により、不老長寿の食材を求めて、当時はまた国家がなくて弥生時代であった日本を訪れたとされる「徐福」なる人物がいたとされています。
古代ロマンか、先史オカルトか、観光振興か、それともリアルな歴史なのか・・・・
とにもかくにも現代の日本では、徐福やその一行が不老不死の食材や薬草の類を発見したとして、何と全国各地の数十ヶ所の地域で各々の「徐福伝説」として語り継がれているようです。
そして今回は、徐福伝説における日本各地の「不老不死の食材」を調べて、読者の皆さんと情報共有させて頂こうと目論んでいたのですが・・・・・・・
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≪関連記事≫ それぞれの寿福伝説の内容を、主に自治体の歴史や観光のHPを通じてざっと調べてみました。 各地域がアピールされる「徐福が見つけたであろう不老不死の食材」とは、当然その地域で自生あるいは収穫される「食材」ですので、拙ブログがいかに底辺零細ブログと言えども、それぞれの地域に伝承される「不老不死の食材」を一方的に取り上げたり肩入れするわけにはまいりませんね(苦笑)。 徐福の生涯を終えたとされる日本の地域とは一体どこなのか、邪馬台国発祥の議論を含めて様々な諸説があるなど、古代史研究においてかなり熱く激しい状況があるようなので、食いもん系の拙ブログでは完全スルーとさせていただきやす。 【出典; ヘルシー長寿研究会2020(6)徐福伝説と食文化の継承 (2020年11月09日)より、引用】 |
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そうでした!
4年前の2020年、上記引用の関連記事で既に「徐福伝説における各地の不老不死とされている食材探し」にトライしたものの、あまりにも寿福伝説の地域や場所が多いので、断念していたのでした。
そこで今回は少し視点を変えて、「徐福伝説と日本全国共通の健康長寿な食材」を探してみましたが、やはり見つかりませんでした。
ただし、下記のような興味深い記事を見つけました。
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紀元前219年、徐福が、秦の始皇帝の命を受けて不老不死の薬を求めて日本にやってきた。その薬は、天台烏薬(うやく)の根(クス科の薬木、中風に効能)というが、その木は中国にも生えているので、徐福が求めたのは昆布だと言われているという。・【出典;月刊グッドラックとやま昆布を探しにきた?徐福(じょふく)渡来伝説より、抜粋引用させていただきました】
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日本各地の寿福伝説では、その地域によって伝えられたりご主張されている不老不死の食材が全く異なりますが、「中国や外国にはあまり馴染みがなく、日本独自の食材」を探すとしたら、それは「昆布などの海藻」となるのでしょうね。
海藻は、日本人の長寿を支える食材として知られています。 海藻には、カルシウムやマグネシウム、食物繊維、フラボノイドなどの栄養素が豊富に含まれており、健康維持に役立ちます。 海藻と長寿の関係について、次のようなことが分かっています。
【出典;AIによる概要 より、転載させていただきました】 |
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上記掲載のイラストと文をお書きになられた食文化史研究家の永山久夫先生は、昆布などの海藻類を世界一よく食べることが日本人の健康長寿に役立っていると解説されています。
各地の徐福伝説ではそれぞれ不老長寿の食材が異なりますが、「昆布」については北海道から沖縄まで、日本全域で食べ続けられてきた身近な食材です。
日本列島に暮らす人々にとっては、やはり豆や魚からのタンパク質摂取や「穀物や米」からエネルギー源を、そして「海藻・野菜・きのこ」などからビタミン・ミネラル・食物繊維をたっぷり摂取していたのでしょう。
永山先生によりますと、日本には古くから「養老昆布(よろこんぶ)」といって長寿の祝いに昆布を贈る習慣があったとのこと。
人体の健康に大いに役立つ短鎖脂肪酸を産み出す水溶性食物繊維豊富な昆布などの海藻類は、精製糖質や加工された動物性脂質食品に溢れた現代においてはややもすれば摂取を怠りがちなので、意識して積極的に食べていきたいものですね。
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≪関連記事≫ 長寿すなわち「腸寿」・・・・・ 番組内で紹介される京丹後地域における健康長寿の皆さんの腸内環境は極めて良好のようです。 そ・し・て。。。。。 腸内の善玉菌を増やすために京丹後の皆さんがモリモリ食べているのは・・・・ 【出典; ヘルシー長寿研究会(7.長寿は腸寿。ガッテンだ!)【2019敬老の日】 (2019年12月06日)より】 ・ ・ ●昆布ロード 【画像出典;こんぶネットHP「昆布の歴史」より転載させていただきました。】 ・ へー、やあやあ、日本全国津々浦々まで、昆布ってヤツは古代から大人気ですね。 昆布も不老長寿の食材として探し求めていたそうですから、さすが徐福先生はお目が高い・・・ってかw 【出典; ヘルシー長寿研究会2020(6)徐福伝説と食文化の継承 (2020年11月09日)より、引用】 |
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さ・ら・に。。。。で、ある。
昆布と健康長寿と言えば、何と言ってもアノ御仁でしょう。
そう・・・・・
昆布、コンブ、コン、崑・・・・・・・
元気ハツラツで、かつての高度成長時代の日本を象徴するようなアノ御仁・・・・・
おおむね55歳より上の世代の皆さんはもうご存じでしょう。
さ!
それではご登場願いましょう!
高度成長期、昭和の日本で一世を風靡した元気ハツラツでおなじみの大村崑さん!
な、何と令和6年11月に御年93歳になられた崑ちゃんは、86歳にして始めた筋トレに励んだり、多忙な講演などで今が一番「元気ハツラツ!」らしいです。
そして「コンつながり」で、「崑ばあ」なるキャラクターに扮して昆布会社さんのCMに長年出演されておられるようです。
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崑ばあと舞昆の若旦那がおくるごはんに舞昆、わて大村崑(*´∀`)【動画出典;鴻原森蔵 より、共有埋込コードにてリンクさせていただきました】
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不老不死の食材を探し求めた徐福もご満悦であろう、健康長寿の食材と言われている「昆布」をモリモリ食べて益々元気いっぱいの大村崑さん。
さ!
と、言うわけで、次回は大村崑さんの健康長寿の秘訣について迫ってまいりたい、で、ございます。
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特集シリーズ「ヘルシー長寿研究会」では、「高齢化」&「少子化」そして「多死社会」を迎えていく時代の中で、どのように「ヘルシー&長寿」を過ごしていけばいいのか調べて、読者の皆さまとお役立ち情報などを共有できたらと考えて記事作成してまいります。
記事作成にあたりましては、できるだけ1次情報(関係各省など国および研究機構などの資料や統計)を中心にググってまとめています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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ヘルシー長寿研究会2024
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