【コンビニ食2023】③セブンイレブン:従来vsみらいデリ「おにぎり対決」

従来vsみらいデリ
「ツナマヨネーズおにぎり」対決!!!
コンビニ食、みらいデリおにぎり (1).JPG
<『みらいデリ』概要>
食品原材料を取り巻く環境は、自然環境への影響や社会問題等の解決が世界的な課題となるなか、持続可能性が担保された調達がますます重要になっております。
多くの食品を販売するセブン‐イレブンは、お客様に安全・安心と便利に加え、環境にも配慮した商品の提供をさらに加速するべく、技術の進歩により環境負荷の低減と安定的な生産を実現している原材料を採用した新シリーズ『みらいデリ』商品を発売いたします。
セブン-イレブンの『みらいデリ』は、【みらいのことを考え、地球にやさしい食材を使用した商品】 「環境にやさしいこと」「カラダにうれしいこと」に加え、「美味しいこと」を追求した、新しい価値を提供する商品を展開します。
【プラントベースプロテイン】使用商品
黄えんどう豆を原料にした発芽えんどう豆を主原料に使用した代替ツナ。 通常のツナと比較し、CO2排出量の削減にもつながります。
商品名:『みらいデリ おにぎり ツナマヨネーズ』
価 格:140円(税込151.20円)
販売エリア:全国
特 長:
・プラントベースプロテインと通常のツナを使用したツナマヨネーズを使用。
・繊維感を残す製法で、ツナのような食感に仕上げています。
【出典;セブンイレブンニュースリリース2023 持続可能な原材料調達と新たな商品価値を提供する『みらいデリ』商品を7月14日(金)より全国で発売 より、抜粋引用させていただきました】
「食料自給率の低下」
「生産者の減少」
「世界的なたんぱく質不足」
・・・時代や環境の変化に伴い、食材を未来の世代にもつなげるために、 持続可能な調達への取り組みは年々重要性を増してきています・・・と、セブンイレブンさんのHPでご案内されていました。
「みらいデリ」は、「植物性たんぱく質使用」「工場野菜使用」の商品展開にてスタートした新商品でございます。
そして「おにぎり部門」では、「ツナマヨネーズ」において、「動物性たんぱく質(ツナ)」に「植物性たんぱく質(エンドウ豆)」を混ぜ込んだ、動物性と植物性のたんぱく質ハイブリッド商品という位置付けでございましょうか。
その配分比率は、現時点では企業秘密のようです。
コンビニ食、みらいデリおにぎり (3).JPGコンビニ食、みらいデリおにぎり (4).JPG
ん!
商品タイトルは違えど、面構えと言うかフォルムは同じ三角おにぎりです。
価格も全く同じ税込み151.2円です。
コンビニ食、みらいデリおにぎり (2).JPG
両おにぎりとも、お米は「精米からこだわりふっくら炊き上げました」と記載されています。
ただし、従来おにぎりには「ご飯監修、京都八代目儀兵衛」と書かれていましたが・・・・
コンビニ食、みらいデリおにぎり (9).JPG
海苔も「九州有明海産焼海苔」と同じ文言です。
コンビニ食、みらいデリおにぎり (5).JPG
コンビニ食、みらいデリおにぎり (7).JPG
原材料名表示です。
上が従来品、下がみらいデリ。
原材料のうち、ツナマヨネーズの箇所が異なります。
●従来「マヨネーズ、まぐろ油水煮、醤油加工品、塩」
●みらいデリ「マヨネーズ、まぐろ油水煮、えんどう豆たん白加工品、醤油加工品、その他」
従来品に較べてみらいデリおにぎりには「えんどう豆たん白加工品」が加わっています。
なお、食品表示法の原材料表示ではスラッシュ(/)の前が原材料、スラッシュのあとが添加物が記載されています。
添加物表示において、従来品が4種、みらいデリが7種と、後者のほうが添加物が多いですね。
従来品の味に寄せるために添加物が増えたのでしょうか。。。
コンビニ食、みらいデリおにぎり (6).JPGコンビニ食、みらいデリおにぎり (8).JPG
栄養成分表示です。
上が従来品、下がみらいデリ。
ご覧いただいたとおり、ほとんど差がありません。
気になる点としては、食物繊維量が従来品1.9g、みらいデリ2.0gと、ほぼ同量。
みらいデリには植物性たんぱく質が組み込まれているのに、食物繊維量はUPしていません。
う、ぬぅ・・・・・・・・
「地球環境保護&持続可能な社会」という大義名分や意気込みは素晴らしいですが、みらいデリのほうが添加物が多く、食物繊維量は変わらないという、体内環境への貢献は残念ながら少ないようです。
コンビニ食、みらいデリおにぎり (10).JPG
肝心のお味のほうは如何でございましょうか?
さ。
早速、食べ較べてみましょう!!!
コンビニ食、みらいデリおにぎり (19).png
パリッ、もちゃもちゃ・・・・・
両おにぎりをそれぞれ一口齧った状態の画像ですが、ご覧の通り、見た目では全く同じツナマヨネーズおにぎりに見えますね。
そして、味もほぼ同じというか、違いが分からなかったです。
ただ、あえての気付きとしては「あと口」のわずかな違いです。
えんどう豆を混ぜた「みらいデリ」のほうが、あと口がソフトで口溶けが良い感じです。
ツナの油の割合が少ないからなのでしょうか、よく分かりません。
ただ、結論としては両おにぎりの味は、ほぼ同じと私は感じました。
コンビニ食、みらいデリおにぎり (18).JPG
ビーガン食は、世界的に環境保護や持続可能社会に対する人々の関心が大きな波となって急速に普及しつつあるようです。
上記画像は、NHK朝の番組の中で紹介されていたニューヨークでの「ビーガンフード祭り」の様子です。
健康やフィットネスの意識が高まり、より質の高い栄養をとりたいと考えて、ビーガンを食習慣に取り入れるために味を確かめに来た人が多いそうです。
イベントに参加した人の80%は、ビーガン主義ではなく、「ビーガンキュリアス」と呼ばれる、ただ単に健康や美味しい食事に興味を持つ人とのことです。
コンビニ食、みらいデリおにぎり (25).JPG
今回の「みらいデリ、ツナマヨネーズおにぎり」については、完全プラントベース(100%植物性たんぱく質)ではないですし、お味も従来品とほぼ同じの割には、栄養成分がUPしているわけではないし、ましてや、添加物がむしろ増えているので、何だか微妙な新商品だとは思います。
た・だ・し。。。。で、ある。
まずは、味が似せやすい商品(今回はツナマヨネーズおにぎりや唐揚げ)からスタートし、配分比率も未公表でありながらも、このように新たな取り組みをスタートさせたセブンイレブンは、やはりコンビニのヘルシー食分野では、トップランナーと言えましょう。
コンビニ食、みらいデリおにぎり (11).JPG
上記画像は、野菜工場で栽培された野菜のサラダです。
なるべく植物性たんぱく質を増やす」そして「工場で栽培された野菜」で構成される商品を「みらいデリ」とネーミングし、「美味しい商品」を第一義として、持続可能な社会を目指すセブンイレブンさんの取り組みを、ド底辺ブログで下から目線ではございますが、今後もウォッチングしてまいります。


【参照記事】
みらいデリナゲット (2).JPG
当商品は、国産チキンと植物性たん白を使用したチキンナゲットです。
ま、言わば、「動物性と植物性を組み合わせたハイブリッドたんぱく質商品」と、言えましょうか。
plant-based-food-illustration.png
「プラントベース(植物由来)食品」について理解を深めるための動画を、主に私自身の勉強のために貼りつけました。
読者の皆さんのなかで、プラントベース食品に興味ある方はぜひご参照してみてちょ。
菜食主義の動物性摂取.png
マクロビオティック食事法ピラミッドによりますと、「日常基本食」としてしっかり摂取すべき食品については主に・・・・
「全粒穀物」
「野菜、漬け物」
「豆および豆製品、海草」
・・・が挙げられています。
具体的にメニューにすれば、「玄米ごはん 、味噌汁 、ぬか漬け、納豆・豆腐」という構成で、「昔ながらの日本食」といった感じですね。

この記事へのコメント