NHKの「映像の世紀バタフライエフェクト」で放映された、ビートルズを特集した回の番組を視聴しました。
視聴感想を基本としながらも、関連する動画や記事なんかを埋め込んだりして私視点のビートルズ像を語っていきたいと思います。
ただし、あっちに行ったりコッチに飛んだり、思いつくまま書き連ねる超個人的な暇つぶしでダラダラゆっくり書いていきますので、ご容赦してちょ~。
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番組は、2021年の宇宙探査船「ルーシー」打ち上げのシーンから始まります。
太陽系誕生の謎を追い、10個の小惑星を調査するのがミッションである「ルーシー」には、未来の人類に回収されるときのため、メッセージを彫った金属板が取り付けられているそうな。
アインシュタインやキング牧師など世界を代表する偉人達と並んで、ビートルズの4人のメッセージが紹介されます。
た・だ・し。。。。。で、ございます。
宇宙探査船に搭載されたというビートルズのメッセージは、実は歌詞なんですよね。
(リンゴを除く3人のメッセージ)
ところが番組では、4人のメッセージを示しながら、その出目である楽曲は紹介しないで、一気にビートルズの「ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウイズ・ダイアモンズ」を流してしまいます。
これは雑ですね、せっかく「メッセージ=歌詞」なんだから、そのフレーズを歌っている箇所をリンクしてBGMにすれば良かったでしょう。
スリムちゃん「冒頭から雑な演出だな、それぞれの楽曲をバックに実際に歌っているメッセージを紹介すれば良いのに・・・。ひょっとして、この番組のディレクターは付け焼き刃のビートルズファンじゃないのか?」
せっかくなので拙ブログでは、メンバーのメッセージの元ネタ、つまり「楽曲」をご紹介しましょう。
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このメッセージの元ネタ、つまり、歌詞の楽曲は、ビートルズ解散直前の1970年に発表されたジョンのソロ作品「インスタント・カーマ」です。
ジョンと言えば、ややもすれば「イマジン」の歌詞が引用されそうですが、月、星、太陽という単語が出てきて「人類賛歌」とも言える「インスタント・カーマ」こそが、宇宙探査船にはピッタリの曲なのでしょう。
(曲の解説については、 ★☆酢利夢ちゃん弁当2021☆★7⃣付け焼刃のダイエットは気まぐれ を、読んでみてチョ)
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INSTANT KARMA! (Ultimate Mix)
Lennon/Ono with The Plastic Ono Band.
Version 2. HD Remaster, 2021.
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なお、両親離婚後、叔母さん夫婦に育てられたジョンには「母は空、父は地上、俺は宇宙に住んでる。寂しい、死にたい。」という「ヤー・ブルース」という幼児体験から来たと思われる孤独と絶望を歌った楽曲もありましたね。
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The Dirty Mac -
Yer Blues (Official Video) [4K]
【動画出典;ABKCOVEVO より、共有埋込コードにてリンクさせていただきました。】
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ただし、そんなジョンも死の直前のプレイボーイインタービューでは「僕が孤児だったようなイメージはでたらめだ。郊外の富裕層が多い地域で、家を所有する比較的裕福な叔母や叔父が僕を守ってくれて、ちゃんと面倒をみてくれたんだ。とても感謝してるよ。」としっかりと語っていました。
ビートルズ解散後、「マザー」なんて曲を書いて世間に「親なし子」のようなイメージを作ってしまったのはジョンの自業自得ですが、最後に「ミミ叔母さん、ありがとう」と言って死んだので、亡くなったのは気の毒ですが、クールなミミ叔母さんも、これについてはジョンに感謝しているでしょう。
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この歌詞の楽曲は、ビートルズ最後の制作アルバム「アビーロード」に収録されている「ジ・エンド」ですね。
レコードのB面、短い曲で繋がれたメドレーの最後の曲です。
リンゴのドラムソロに続いて「ポール、ジョージ、ジョン」と順番にギターソロを取っています。
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The End (2019 Mix)
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「結局、あなたが得る愛は、あなたが与える愛(の量)に等しい)」というメッセージについて、ポールは「メドレーをちょっと意味のある連句で締めたかったから、シェイクスピアを追求して書いた」と述べています。
得るもの=与えるもの、輪廻転生、因果応報、生老病死、諸行無常・・・・・
エネルギーは質量と等価だという相対性理論E=mc²という「宇宙の真理」に通ずるポールのメッセージは、正に宇宙探査船に相応しいものと言えましょう。
あ、そうそう。
宇宙船と言えば、ポールのソロ曲でこんな歌がありましたね。
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Venus And Mars (Reprise) (Remastered 2014)
【動画出典; PAUL McCARTNEY より、共有埋込コードにてリンクさせていただきました。】
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Standing in the hall Of the great cathedral
Waiting for the transport to come
Starship 21Z.N.A.9 A good friend of mine
Studies the stars Venus and Mars Are alright tonight
大聖堂のホールに立って輸送船の到着を待っている
宇宙船21VNA9だ、愛しきわが友よ
星々が教えてくれる、今宵も金星と火星は最高だって
(意訳;スリム鳴造)
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ビートルズ1967年のアルバム「サージェントペパーズ・ロンリーハーツ・クラブバンド」に入っているジョージ・ハリスンのインド音楽全開の楽曲「ウイズイン・ウイズアウトユー」の一節ですね。
歌詞はヒンドゥー教の思想がモチーフとなっているそうです。
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Within You Without You (Remastered 2009)
あるいは、ジョージは、老子が説く「人間が生んだ知識・学問・ 欲望・技術・道徳・法律などの作為は混乱と争いを招き、人間も宇宙の一部、天地自然の一部とする」という「無為自然」すなわち「道(TAO)」にも影響を受けていたのかもしれませんね。
・・・と言うか「執着捨てて安らぎを得る」ってメッセージは、古今東西あらゆる偉人が語る普遍的なお言葉なのかもしれません。
なお、この曲にはビートルズのマッシュアップアルバム「LOVE」にて、こんなアレンジがありました。
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Within You Without You / Tomorrow Never Knows
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「サージェント・ペパーズ」の前作アルバム「リボルバー(1966年)」のラスト曲、ジョンが歌う「Tomorrow Never Knows」のリズム・トラックをベースに再構成された「Within You Without You」でございます。
ジョンの「一旦考えるのを止めて、リラックスして流れに身をまかせよう。それは死んでいる事ではない」という多忙な人間社会のシガラミを皮肉ったセリフに導かれて、延々と続く激しいドラムループが入って、ジョージの歌が始まります。
「ウイズイン・ウイズアウトユー」について、私はオリジナルより、こちらのバージョンのほうが気に入りました、皆さんはどお?
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The Beatles - Tomorrow Never Knows
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「ピース&ラブ」という曲はなく、リンゴの決まり言葉です。
1960年代後半、反戦運動盛んな時期に流行った「ラブ&ピース」の順番を逆にして新鮮さを狙ったのか?
リンゴはここ数年、自分の誕生日7月7日に世界中でピース&ラブとコールするイベントを行っているようです。
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Ringo Starr's Birthday Update 2023・
リンゴは今年(2023年)御年83歳になりましたが、上の動画ご高覧のとおり若くて元気いっぱいですね。
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Ringo Starr - Everyone And Everything
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Ringo Starr APPLE JUICE
【動画出典;babashouhei より、共有埋込コードにてリンクさせていただきました。】
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あ、そうそう。
ビートルズの4人のメッセージの元ネタの曲などは、これまで紹介してきたとおりですが、「ビートルズにゆかりのある人物」が発信した以下のメッセージも宇宙船ルーシーの金属板に彫られています・・・・・
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「一人で見る夢はただの夢。一緒に見る夢は現実です。」
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このメッセージは、日本ではtwitterなどのSNSで「ジョン・レノン名言集」としてつぶやかれているのを多数無数に見かけますが、実は・・・・
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そうなんです。
このメッセージは、ジョン・レノンではなくオノ・ヨーコさんが発信した言葉なんですね。
日本ではヨーコさんを目の敵にしているビートルズファンも多いですが、ジョン本人が死の直前のインタビューで「俺のファンでヨーコを批判する奴らは、しょせん俺の事を何も分かっていないね」と言い切っているし、目の前で家族が殺された同国人に対して、もっと優しい気持ちを持ったらどうかとも思います。
むしろアメリカなど海外で彼女が世界の文化や平和にもたらした功績をしっかり評価しているようです。
このヨーコさんのメッセージも宇宙探査船ルーシーに刻まれていることを、日本人としてしっかり書いておきます。
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The Beatles - Don't Let Me Down
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Oh Yoko! - John Lennon & Yoko Ono (4K)
Sheraton Oceanus Hotel, Freeport, Bahamas,
25 May 1969
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2008年 Dream Power
ジョン・レノン スーパー・ライヴ 「Imagine」
【動画出典;dreampowerlive より、共有埋込コードにてリンクさせていただきました。】
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おお っと。
動画をペタペタ貼っていたら、すっかり長くなってしまいました。
さて、肝心の番組は「ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウイズ・ダイヤモンズ」をBGMにして4人のメッセージを紹介した後、次のようなナレーターが入ります。
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NHKさん「探査機ルーシーという名前も元はと言えば彼ら4人の曲に由来している。」
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さらっ・・・と、このように語った後、番組は「元はと言えば」の説明は全くしないで、突然、「ビートルズは、階級社会、人種差別、戦争のすべてにNOを突き付けた」という、世紀の映像の後継番組らしく、ビートルズが果たした社会的歴史的なメインテーマに入っていきます。
スリムちゃん「ん~、いきなり重くなったなぁ。それに4人のメッセージと曲の出目は一切案内されないし、番組制作のディレクターはあまりビートルズに詳しくないのでは???」
「メッセージ=歌詞」という事を知っていたら、番組的にこんな美味しい状況を視聴者にお知らせせずには、いられないはず。
メッセージと曲がリンクしている重要な演出もしないまま、宇宙船がなぜ「ルーシー」と名付けられたかの説明も一切なしの、あまりに雑な番組進行です。
これには、NASAや宇宙開発や人類考古学に携わっている人もガッカリしたことでしょう。
あと、「人類全体の歴史」に対しても・・・・・・・
なぜ、ルーシーと言う宇宙探査船の名の由来を説明しないことが、人類全体の歴史に対してあまりに浅はかな番組進行なのか?
その理由と、NHKの制作陣が知らなかったのかあえてスルーしたのか存じ上げませんが、宇宙船「ルーシー」のネーミングの由来を、拙スリムちゃんブログが、次回、親切に丁寧に解説してまいりましょう。
お楽しみに!!!
【前編】
ビートルズの革命 赤の時代
『のっぽのサリー』が起こした奇跡
初回放送日: 2023年6月12日
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