ヘルシー長寿研究会2023(1)加速化する少子高齢化&多死社会

報道によりますと、厚生労働省は9月15日、全国の100歳以上の高齢者が過去最多の92,139人になったと発表しました。
100歳以上の高齢者数の推移(2023).jpg
【100歳以上の高齢者(令和5年9月15日現在)】
●100歳以上の高齢者数は、92,139人
●昨年から1,613人増えて53年連続で増加。
●全体のうち女性が81,589人と88.5%を占め、男性は10,550人。
●女性の最高齢は大阪府柏原市の巽フサさんで、1907(明治40)年4月25日生まれの116歳。
●男性は千葉県館山市の薗部儀三郎さんで、1911(明治44)年11月6日生まれの111歳。  
●昨年からの増加数は男性が185人、女性は1,428人。
●2023年度中に100歳になる人は47,107人(前年度比1,966人増)との事。
一方で、総務省は、9月15日時点での人口推計によりますと75歳以上の人口は初めて2000万人を超え、総人口の10人に1人が80歳以上となったと発表しています。
80歳以上の人口が初の10%超に 「敬老の日」進む高齢化(2023年9月18日)
●65歳以上の高齢者は比較可能な1950年以降初めて減少し、3623万。
●ただ、総人口に占める割合では29.1%と過去最高で、世界200の国と地域の中で最も高くなっている。
●2022年時点で仕事に就いていた高齢者は19年連続で増えて、912万人と過去最多。
●高齢者の就業率は25.2%に上り、仕事に就いている人のおよそ7人に1人が高齢者。
【動画出典;ANNnewsCH より、共有埋込コードにてリンクさせていただきました。】
100歳以上の人口は53年連続で増加していますが、65歳以上の高齢者全体数では比較可能な1950年以降73年間で初めて減少したようです。
ただし、総人口に占める高齢者の割合は過去最高となっています。
一方で、2023年上半期の出生数は、過去最少の371,052人だったそうです。
日本の人口は年々減少し続けて、死亡者数も2022年では戦後最大の158万人超に達しています。
今後ますます「少子高齢化、多死社会」が加速していきそうですね。
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当シリーズ「ヘルシー長寿研究会」では、本年2023年においても「高齢化」&「少子化」そして「多死社会」を迎えていく時代の中で、どのように「ヘルシー&長寿」を過ごしていけばいいのか調べて、読者の皆さまとお役立ち情報などを共有できたらと考えて記事作成してまいります。
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記事作成にあたりましては、できるだけ1次情報(関係各省など国および研究機構などの資料や統計)のデータを参照し、ブログ主がまとめてまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。
なお、過去の「ヘルシー長寿研究会」の記事につきましては、以下リンク先のまとめ記事のページをご覧くださいませ。
     ↓
「スーパー百寿者の食事」
「長寿健康食の琉球料理」
「おばあちゃん効果」
「コロナ禍でのご高齢者の健康対策」
「健康長寿3つの柱」
「宇宙医学と健康長寿の応用研究」
「高齢期就労と健康の関係性」
「偉人に学ぶ健康長寿」
「寝たきりも良しと考える」
「目指せ!優しいお爺ちゃん」
など、ヘルシー長寿に関するお役立ち情報が満載されています。
ぜひぜひお読みくださいませ。
      


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(1)加速化する少子高齢化&多死社会

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