ヘルシー長寿研究会2022(6)酪酸菌は健康長寿者がお好き

3年前の「ヘルシー長寿研究会【2019敬老の日】 (連載期間2019.9.15~2019.12.28;全10回)」において、健康長寿者が多く暮らし大腸がんの罹患率も低いという京都府北部の「京丹後地域」について特集しているNHKためしてガッテンの番組視聴の感想記事を書きました。

京丹後市は人口10万人に換算した場合の百寿者が133人で、全国平均(48.45人)の約3倍になるそうです。
2019長寿研究(38).jpg
「京丹後地域と健康長寿の関係」について、番組では良好な「腸内細菌」の存在が大きな役目を果たしているのではないかとの事でした。
病気の原因となる体内炎症の発生を抑える素晴らしい働きをしてくれる「腸内善玉菌」
善玉菌を増やすことによる腸内環境の向上が健康長寿のカギを握っているようです。
長寿すなわち「腸寿」・・・・・
2019長寿研究(40).jpg
番組内で紹介される京丹後地域における健康長寿の皆さんの腸内環境は極めて良好のようです。
腸内の善玉菌を増やすために京丹後の皆さんがモリモリ食べているのは、ずばり「水溶性食物繊維」
2019長寿研究(62).jpg
2019長寿研究(44).jpg
京丹後の健康長寿さんたちの食生活の特徴として、「海藻」など水溶性食物繊維を多く含む食材を他の地域より多く召し上がっているのが「健康長寿」の一因として考えられるそうです。


京丹後市にお住まいの65歳以上の元気な高齢者の腸内細菌を調べたところ、水溶性食物繊維を大好物とする「酪酸菌」が多く存在していることがわかったそうです。
そして、酪酸菌が食物繊維を発酵・分解する過程で作り出されるのが短鎖脂肪酸である「酪酸」
「酪酸」は大腸を動かすエネルギー源となり、腸内環境を良好にしてくれます。
元気な腸内細菌.jpg
100歳を超えても病気を持たず、たとえ病気になっても重症化せず、すぐに回復する人がいます。
そのような健康長寿の人の便を調べると、ある種類の腸内細菌がたくさん見つかります。
それこそが「ミラクル腸内フローラ」である「酪酸菌(酪酸産生菌)」なのです。
「酪酸」とは、腸内細菌の「酪酸菌」が食物繊維を発酵・分解して作り出す「短鎖脂肪酸」の1種です。
短鎖脂肪酸には酪酸のほかにも「酢酸(さくさん)」や「プロピオン酸」などがあり、代謝や免疫、メンタルなどの働きをサポートしています。

(出典;東洋経済ONLINE(2022.11.21) 病気知らずの長寿高齢者の便を調べて分かったこと より、抜粋引用させていただきました。】

ん!
なぁR~ほど、ですね。
「酪酸菌を多く持っている人が多い」という、100歳以上の健康な方々。
このことからも酪酸菌と健康長寿には関連が ありそうですね。
そ・れ・ゆ・え・に。。。。で、ある。
酪酸菌の皆さんの大好物「水溶性食物繊維」をしっかり食べて、健康長寿の一助にしてまいりましょう!
<水溶性食物繊維を多く含む食品>
☆海藻 ☆根菜類 ☆果物 ☆大麦など全粒穀物 ☆豆類 ☆イモ類 ☆キノコ類
水溶性食物繊維を多く含む食品.png
【拙ブログ;ご参照記事】



【注意喚起】★スリムちゃんミニコラム★
昭和末期&平成初期に、既に食物繊維の重要性を訴えていた丸元先生。
一方で、その丸元先生を批判する「メガビタゾンビ軍団」にご用心!!
0812 (10).jpg
上記画像は、私が約30年前に購入して蔵書していた本です。
長い間、本棚で埃をかぶっていたこの本を、最近じっくり読んでいます。
糖質制限も実践してそのメリット・デメリットを体験している私ですが、この本は初版「平成元年」という大変古い本でありながら「食事と健康」について大変役に立つ情報が満載であります。
私は今、丸元先生のこの本を噛み締めるように大切に大事に、読んでいます。
この本に書かれている「食事と健康」のポイントとして

・摂取すべきは全粒穀物、果物、野菜、ナッツ、豆、植物性たんぱく質
・控えるべきは赤い肉、加工肉(ソーセージ、ベーコン、ハム)、砂糖入り飲料、精製炭水化物食品

つまり、
「精製していない、食物繊維ビタミンミネラル豊富な穀物を摂取しよう」
「加工された食品を控えて、新鮮でなるべく未加工のものを摂取しよう」と、言うものです。
このメッセージは、平成の30年を通り越した「令和の入口に立つ現在」こそ、再び新たに脚光を浴びてくるものと思われます。
この丸元先生のアドバイスこそ、本特集「食物繊維をモリモリ食おう」ひいては「生涯スリム&ヘルシーを
目指す」当ブログの水先案内人になってくれるものでありましょう。

ところで、この丸元先生のご説に対して、糖質制限というビッグビジネスと化した宗教が幾つもの枝分かれ・分派したあげくの「排他的でブサイク教祖センセを頂点とした各宗派」の中の人が、陰湿な批判をしているYoutubeを見てしまいました。
「メガビタミン」とかいう特に怪しい一派で、そのグループの幹部センセらしき男性が、「今、水溶性食物繊維が流行ろうとしているが、その提唱者だった丸元先生は78歳でお亡くなりになられた」と・・・・・・

この幹部センセ「メガビタゾンビ」は、「食物繊維取ったら長生きできない」とでも、言いたいのでしょうか・・・
メガビタゾンビ.png
メガビタゾンビは「今、食物繊維が流行ろうとしている」と発言し、焦燥感や危機感を隠そうともせずヒンヒンメソメソとYoutubeですすり泣いています。
しかし、食物繊維摂取の重要性は「流行りではなくて、国(厚労省)も推奨している国民への健康喚起」でありましょう。
同時に、厚労省は「サプリ過剰摂取に注意」との注意喚起を呼び掛けています。
「長期的な」健康維持を望む人は、決して「メガビタゾンビ」が勧める「糖質制限+ビタミン+プロテインでの食事療法」なんか実践しないことが重要でありましょう。
サプリやビタミン剤の日常的な長期服用は、「加工された糖質や動物性脂質が中心の食事」で生活習慣病が増えていることと同じで、体に負担をかけてしまい、ましてや「サプリやビタミン剤が手放せない人生」という事にもなりかねません。



「ヘルシー長寿研究会2022」では、「高齢化」&「少子化」そして「多死社会」を迎えていく時代の中で、どのように「ヘルシー&長寿」を過ごしていけばいいのか調べて、読者の皆さまとお役立ち情報などを共有できたらと考えて記事作成してまいります。

この記事へのコメント