ヘルシー長寿研究会2022 (10) 目指せ!優しいお爺ちゃん😊

さて、私ことブログ主「スリム鳴造」は、来年2023年いよいよ還暦を迎えます。
ヘルシーだ、長寿だ、と、鼻息吐息を荒くした記事を書き連ねておりますが、しょせんは願わくば毎日平穏な日々を過ごしたいと願う、ただの小心者でございます。
平穏な日々を過ごす・・・もちろん災害、戦争、事故など外的要因でオノレの力ではどうしようもできない事もあるでしょう。
しかし、どんな状況になっても穏やかに過ごすための心掛けや行動や態度は、自分自身が学んで身につけることはできるでしょう。
つまり「キレない老人」すなわち、「目指せ!優しいお爺ちゃん」で、ございましょう。
おじいちゃんのイラスト「おじいちゃんと孫」.png
キレやすい高齢者【第375回】
【動画出典;ヒデキとモリヨのお悩み相談 より、共有埋込コードにてリンクさせていただきました。】
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≪動画のポイント≫
・高齢になればなるほど前頭葉機能が衰え、「かくあるべし思考」が強くなる。
・「かくあるべし思考」が強い人は、気持ちの柔軟性が少ない。
・普段は優しいお爺ちゃんでも、自分の価値観に合わないと途端にキレる人がいる。
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《スリムちゃんの感想》
ご著書「80歳の壁」が大ベストセラーになっていたりと現在大活躍中の精神科医;和田秀樹先生が「キレやすい高齢者」の特徴として「前頭葉機能の衰え」を挙げられています。
ただ、和田先生に限らず高齢期の指南書を書いてる人たちって、まだ80歳にもなっていない人たちばかりなので実体験ではなくて「多くの高齢者を観察した医者」なんですよね。
ま、拙ブログもそのような人たちが書いた本や解説動画を貼って読者の皆さんにご紹介しているので、同じようなもんです。
なお余談ですが、糖尿病患者である和田先生は、ご自身の血糖値について何と「300mg(正常値70~140mg)、HbA1cが10%(正常値4.6~6.2%)と高めにコントロールしている」と語られている別動画で炎上気味の大反響を巻き起こしておられます。
いわて元気○(マル) 
【怒りの感情コントロール「アンガーマネジメント」】
(2022/1/25放送 ニュースプラス1いわて)
【動画出典;テレビ岩手公式チャンネル より、共有埋込コードにてリンクさせていただきました。】
   
≪動画のポイント≫
怒りが生まれるメカニズム.jpg
【画像出典;テレビ岩手公式チャンネル より、転載させていただきました。】
認知症について知ろう~前頭側頭型認知症~

【動画出典;岩国市広報 より、共有埋込コードにてリンクさせていただきました。】
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≪動画のポイント≫
前頭葉、側頭葉が委縮する.jpg
前頭側頭型認知症の初期の症状.jpg
【画像出典;岩国市広報 より、転載させていただきました。】
《スリムちゃんの感想》
「アンガーマネジメント」そして「認知症について知ろう」、2つの動画を視聴してみました。
怒りっぽいから前頭葉機能が衰えるのか、前頭葉機能が衰えるから怒りっぽくなるのか、ま、そう単純な話ではないのでしょうけれど、1つだけ分かりやすい気づきがありました。
高齢になる前から元々怒りっぽい人は、加齢で前頭葉機能が衰えると益々怒りっぽくなって、それがいわゆる「キレる高齢モンスター」に変化するのではないかと・・・・・
う、ぬぅ・・
なるべく平穏な高齢生活を過ごしたいですが、小心者のド底辺ゆえに心配事が多く心に余裕がない「還暦前ジジイ」の私は、加齢で脳機能が衰えると「キレるジジイ」になってしまうのでしょうか?
ノン、ノン。
記憶領域である側頭葉とタッグを組むことにより年齢を重ねても前頭葉を鍛えることができるという、脳科学者の茂木健一郎先生の解説動画を視聴してみました。
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脳の創造性は、前頭葉と側頭葉の掛け算。
前頭葉の「再解釈」の機能で「怒り」や過去の経験を乗り越えよう
【動画出典;茂木健一郎の脳の教養チャンネル より、転載させていただきました。】
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≪動画のポイント≫
・創造性は前頭葉(意欲)×側頭葉(経験)という掛け算である。
・若者が創造的だと言われるが、経験を蓄積した年寄りは、意欲さえあれば創造的になるはず。
・「Feeling of Knowing」・・・知っていることを思い出す行為は、創造性の助けとなる。
・側頭葉(経験)にデータを蓄積している年寄りは、意欲を持てば前頭葉を鍛えることにもなる。
・意欲を育む(前頭葉を鍛える)ためには、齢を取っても固定観念や常識に囚われないことが大切。
・前頭葉が怒りの感情を再解釈してアンガーマネジメント機能を果たし、我々はより良く生きていける。
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《スリムちゃんの感想》
なるほど!
和田秀樹先生が「前頭葉機能の衰えがキレる老人を生み出す」と解説されていましたが、茂木先生はその解決法のヒントとして「齢を取っても意欲を持って生きよう」と語られています。
勝間和代の、前頭葉のトレーニングのすすめ。
お金に、抗加齢に、万能薬です。
【動画出典;勝間和代が徹底的にマニアックな話をするYouTube より、転載させていただきました。】
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≪動画のポイント≫
・前頭葉は人間を人間としてならしめている感情の暴走を止める働きをしている。
・前頭葉をトレーニングすると認知症予防やアンチエイジングに効果がある。
・前頭葉を鍛える方法・・・運動、リラックス(音楽、瞑想、食事、睡眠)など
・普段から面倒臭いことや自分の身の回りの事(家事、食事)をしっかりこなす。
・新しいことにチャレンジするとそれが習慣化して前頭葉が鍛えられる。
・将来のボケ防止、いつまでも若々しくいるために前頭葉を意識してトレーニングしよう。
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《スリムちゃんの感想》
なぁ~R程。
日々の運動や食事内容・睡眠管理を意識してしっかりこなす自立した生活を中心として、新しい仕事や日々の家事など面倒くさい事を継続して行う習慣が、前頭葉機能を高めるというお話でしたね。
何も目新しい実践法ではないですが、加齢による体力気力の衰えは、案外この基本的な生活習慣が段々疎かになっていくことも大きく関係しているのでしょう。
歩いていけるのについ車に乗ってしまうとか、買い物して生鮮食料品を摂取すれば良いのに冷凍食品やインスタント食品で済ましてしまうとか・・・・
ややもすれば前頭葉の衰えとか聞くと難しい話に思えますが、シンプルに日常生活実践という話にして分かりやすく伝えるくれる勝間先生は、やはり只者ではございません、で、ありましょう。
脳と腸の深い関係(脳腸相関)
腸活・腸内環境改善に欠かせない知識を
アニメーションでわかりやすく解説!
【動画出典;一般財団法人腸内フローラ移植臨床研究会 より、転載させていただきました。】
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≪動画のポイント≫
・脳と腸は双方向でつながっており、「脳腸相関」と呼ばれている。
・腸管神経系は全身のどこに異常があるか何の指令を出すべきか脳に伝えている。
・腸は第二の脳と呼ばれるが、生物の祖先は腸だけだったので、脳が第二の腸かもしれない。
・脳が考える「怒り、落ち込み」「安心感、高揚感」は、腸と脳の通信によるものである可能性が高い
・性格や気分を決めるのが人間の脳ではなく、「腸内細菌」が決めているとしたら面白いと思いませんか
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《スリムちゃんの感想》
食い物系ブログとしては、やはり腸内環境、つまり「お腹の調子」に触れなければなりますまい。
悩み事などで脳でストレスを感じると腹痛や便意をもよおすことがありますよね。
また一方で、腸に病原菌が入ってきて感染すると、脳の不安感が増すとの本も読みました。
このように密接に関連している「腸脳相関」ですが、腸内に常在する細菌も脳の機能に影響を及ぼす、すなわち「腸内細菌・腸⇔脳、相関」の研究も進んでいるようです。

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【画像出典;スリム鳴造蔵書「腸内フローラ10の真実(著者;NHK取材班)」より転載】
私の狭い経験話でございますが、これまで仕事を引退した数多くの高齢男性の人たちと関わってきての気づきがございます。
年金生活に入って昼間から毎日酒を飲むようになった人・・・・
買い物や炊事など全部奥さんに任せっきりで外に出ない人・・・
生活不安がなくなって「無敵」になって己の正義感が強くなった人・・・・
店員などサービス業の人に横柄な態度をとる人・・・・・
・・・・これらの人たちは、すぐに病気になったり早く亡くなったりした人が多かった気がします。
ま、私個人的には年金が少ないので還暦過ぎてもまだまだ働かなければなりませんし、それゆえ世間のあちらこちらに頭を下げて生きてゆかねばなりませんので、「ムテキ」とは生涯縁がないので大丈夫かなとは思っています。
ただし、ワタクシもどなた様もこなた様も、車の運転には十分気をつけてまいりましょう。
・・・と言う訳で、今回は主に私自身が「キレる老人」にならない備忘録として、脳の前頭葉機能を中心にまとめてみました。
それ、すなわち
「目指せ!優しいお爺ちゃん!」
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【TVアニメ「おんぶおばけ」より、おじいとおんぶ】
おじいにおんぶ.jpg

昭和47年から48年の毎週土曜日に放映された、全52話のおんぶおばけ。
日本の昔話を取り込みながら、おんぶーやおじい、そして村の人々の暖かいほのぼのとした日常が毎回描かれておりました。
「何でもないようなことが幸せだったと思う」・・という歌詞の楽曲がありましたが、正に今日の穏やかな日常が明日も明後日も続くような安定感ある物語のアニメでした。

と・こ・ろ・が。。。。。だ!!!

最終回。
当時10歳であった私を含む日本中のちびっこ視聴者たちは、このアニメの予想だにしない結末に大きな衝撃を受けることになります・・・・・


【TVアニメ「フランダースの犬」より、おじいさんとネロ】
フランダースの犬.jpeg
この作品が放映された当時、私は小学校6年から中学1年の頃視聴しているようです。
当時を思い出してみますと、アニメ名作劇場の前作「アルプスの少女ハイジ」は、主人公ハイジは途中辛い出来事もありましたが、番組最終回はハッピーエンドですので、安心して楽しく視聴できました。
しかし、こちら「フランダースの犬」は、途中まではほのぼのとお話が進むのですが、優しいおじいさんが亡くなった後、主人公少年ネロに襲いかかる次から次へと畳みかけるような不幸、そして・・・・(号泣)


【おまけ;恐らく世界で一番有名な強くて優しい爺さん?】
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映画『ベスト・キッド』1984年公開
最強のカラテの力でいじめっ子に立ち向かえ!
〈デジタル好評配信中!ブルーレイ&DVD発売中!〉
【動画出典;ソニー・ピクチャーズ 公式チャンネルより、共有埋込コードにてリンクさせていただきました。。】
The Karate Kid Part III (1989)
- Mr. Miyagi vs. Terry Silver Scene | Movieclips
【動画出典;Movieclipsより、共有埋込コードにてリンクさせていただきました。。】
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「ヘルシー長寿研究会2022」は、今回で終了です。
ご愛読いただきまして、ありがとうございました。
そ・し・て。。。。で、ございます。
次回は、来年の敬老の日頃に「2023年編」をスタート予定です。

た・だ・し。。。。で、ございましょう。

来年も私や当ブログが健在であればの話ですが・・・・・
それまでは、読者の皆さんも元気で生きてて。。。。ちょ!
ほんじゃ、また。



ヘルシー長寿研究会2022

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(10) 目指せ!優しいお爺ちゃん😊


当特集の過去シリーズにつきましては、「スリムちゃん♪まとめランド」から簡単にアクセスできます。
ヘルシー長寿に関するお役立ち情報が満載されたシリーズですので、ぜひぜひお読みくださいませ。
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(連載期間;2019.9.15~2019.12.28;全10回)
●「スーパー百寿者の食事」「長寿健康食の琉球料理」「おばあちゃん効果」など。
poko pocketさんによるイラストACからのイラスト.jpg
(連載期間;2020.9.22~2019.12.18;全10回)
●「コロナ禍でのご高齢者の健康対策」「健康長寿3つの柱」など。
リモート規制.png
(連載期間;2021.9.18~2021.12.28;全10回)
●「健康長寿と宇宙医学」「高齢期就労と健康の関係性」など。
にこにこ健康家族.jfif

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