青汁で有名な株式会社キューサイさんが健康寿命を延ばすために役立つ情報を発信されている「100歳まで楽しく歩こうプロジェクト」では、健康長寿の秘訣を探るべく、2016年から元気な100歳以上の方100名と、そのご家族・近親者の皆さまに生活実態調査を行っておられます。
2021年度の調査結果をみてみましょう。
Ⅰ.元気な100歳以上の方は睡眠時間9時間以上が85%
Ⅱ.元気な100歳以上の方は1日30分超 体を動かしている人約6割
Ⅲ.元気な100歳以上の方の3割はデジタル機器の使用経験あり Ⅳ.元気な100歳以上がコロナ禍だからこそ始めたことがある人76% コロナ終息後にやりたいこと・楽しみにしていること第1位が“周りとの交流” ●監修医師コメント 【出典;キューサイ 【100歳100人 実態調査 2021】 より、抜粋引用させていただきました。】 |
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元気な100歳以上の方は環境を整えたうえで睡眠をしっかりたっぷり摂り、またコロナ禍であっても新たなことにチャレンジしたり、将来(コロナ終息後)にも前向きな視線を向けておられるようですね。
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●コロナ禍における「健康長寿3つの柱」●
【参照画像;健康長寿ネット「より早期からの包括的フレイル予防」より抜粋して引用させていただきました。】
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今回は、健康で元気よく過ごすご高齢者の皆さん、すなわち我らが「大先輩」3名の方々の動画をご案内させていただきます。
感謝の気持ち、社会との関わり、運動の大切さなど、元気な大先輩の方々が語る「ヘルシー長寿の秘訣」を私自身も見習っていきたいと思っています。
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🔲動画1🔲
兵士を看病した戦時中からずっと現役
「仕事がある限り働き続ける」97歳の看護師の生き方
【動画出典;CBCドキュメンタリー より、共有埋込コードにてリンクさせていただきました。】
・【動画のポイント】
●サービス付き高齢者住宅で現役看護師として働く97歳の池田さんのお話。
●痰の吸引や胃ろう、マッサージなどの医療行為をテキパキとこなしている。
●入居者(ほとんどが池田さんの年下)ひとり一人に丁寧に向き合っている。
●入居者の血圧や体温を、悪戦苦闘しながらもスマホで入力する仕事もこなす。
●仕事がない日は散歩して足腰を鍛え、身の回りを整理しアパートで一人暮らし。
●自著「死ぬまで、働く」を出版、多くのファンレターに励まされ必ず返事を書く。
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動けなくなったら辞める覚悟はできているが、求められる間は役に立ちたい。
池田きぬ (著)
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【関連記事】
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オスとメスの寿命差が著しく大きいシャチ(推定寿命;オス50歳、メス90歳)の場合は、「おばあちゃん効果」は「群れ集団での高齢メスのお役立ち能力の高さ」によるものが大きいのではと、スリムちゃんは考えます。 一方、ヒトの場合(2019年現在日本人平均寿命;男性81歳、女性87歳)も女性のほうが長生きですが、男女の寿命差はシャチより小さいので「おばあちゃん効果」は女性特有の行動ではなく、広く現代文明社会における「男女その他問わず、高齢者のお役立ち能力の高さ」でありましょう。 ![]() 【出典;ヘルシー長寿研究会(8.おばあちゃん効果?)【2019敬老の日】 より引用】 ・ ・ ・ 私は「フレイルドミノ」を見て、驚き、そして新たな知見を得ました。 当ブログは「食いもん系」でもありますし、ややもすれば私自身「健康はまず食事や栄養が一番大事である」とずっと思っていました。 しかし、飯島勝矢先生の考案作図「フレイルドミノ」では、社会とのつながりを失うことが、フレイル(衰弱)の入口だと示されています。 つまり、億劫でも面倒くさいときがあってもストレスがかかっても「他者(社会)と関わることの活動量」がいかに人間にとって大切であるかということなのでしょう。 と、同時に、アスリートや強度な運動習慣がある方は別として、ほとんどの一般人にとっては、実は「外に出て働いたり人と会ったりして、結果的にカラダを動かす」という「社会参加」こそが、「適度な運動」という活動の大半を担っているということも言えるのではないでしょうか。 【出典; ヘルシー長寿研究会2020(10)コロナ禍での「健康長寿3つの柱」 より、引用】 ・ ・ ・ 今から30年前頃の1991年頃から「100歳越えの双子の姉妹」として日本中に大旋風を巻き起こした「きんさんぎんさん」 ウイキペディアによりますと、姉妹はマスコミで取り上げられ始めたころは全白髪であったが、メディアに取り上げられるにつれ黒髪が増えていったことが確認されたそうです。 TVやマスコミを通じて頻繁に社会とつながることで健康状態が改善されたという「きんさんぎんさん」 遺伝や長寿者ご自身の生命力も影響しているものと思われますが、やはり「人とのつながり、支え合う社会の一員」の生涯を通じての継続が、ヘルシー長寿にとって、何より大切なのかもしれません。 ![]() 【出典; ヘルシー長寿研究会2021(2)長寿者と社会とのつながり より、引用】 ・ |
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🔲動画2🔲
100歳現役マラソンランナー
走った距離は地球1周以上!健康の秘訣とは?
(2021年9月20日放送)
【動画出典;読売テレビ より、共有埋込コードにてリンクさせていただきました。】
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【動画のポイント】
●100歳を超え、なお現役。奇跡の金メダル級ランナー永田さん
●体がスカ~っとして汗かいてコレ(酒)が飲める、だからマラソンが好き
●すぐにエネルギーとなる炭水化物メニューをしっかりたっぷり食べている
●食事の買い出し、調理、自分のことはすべて自分で行っている
●健康長寿の永田さん曰く「他人と競わない、10年後の日本が見たい」
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🔲動画3🔲
【カーブス公式】100歳でも元気に筋トレ!最高齢メンバーさん
【動画出典;カーブス【公式】 より、共有埋込コードにてリンクさせていただきました。】
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【動画のポイント】
●女性専用フィットネスクラブで、元気に筋トレするしずえさん(100歳)
●初めてクラブに来たときは97歳の時、腰痛が酷くて仰向けに寝ることが出来ず
●ところが、だ。筋トレを始めて半年経過した頃には腰痛が消えて楽々仰向けに
●筋肉は年齢は関係はない、幾つになっても諦めずに自分を信じて良い
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【関連記事】
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ここで筋肉についての朗報が! 筋肉は90歳でも、そして100歳を超えても鍛えれば強くなっていることが分かっているそうです。 もちろん加齢に伴って、誰もがカラダや健康に様々な支障をきたすようになることは避けられませんが、適度な運動、十分な栄養に留意して、うまく「老化」と折り合いながら、できれば健康でいられる年齢を積み重ねていきたいものでございましょう。 ![]() 【出典;ヘルシー長寿研究会2020(4)筋力低下「サルコペニア」とは? より】 ・ ・ ・ 「フレイル予防」についてのお役立ち動画をリンクしています。 また、フレイル予防の一助となるであろう、栄養タップリな「スリムちゃんレシピ」も登場しておりますので、ぜひご参照くださいませ。 |
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「ヘルシー長寿研究会2022」では、「高齢化」&「少子化」そして「多死社会」を迎えていく時代の中で、「ヘルシー&長寿」を目指し、読者の皆さまとお役立ち情報などを共有できたらと考えて記事作成していきます。
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