健康診断

令和3年4月から令和4年3月31日までが受診期間となっていた、令和3年度の健康診断。
私が受診した日は、何と、期間締め切り前日の令和4年3月30日。
受診日がギリギリになったのは、「忙しさに取り紛れた」というのは表面的な理由であり、ズバリ「体重が増えたので健診結果が怖い」という情けない理由があったかと思います。
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受診会場は広島市の施設「広島原爆障害対策協議会 健康管理・増進センター」でございます。
前回、この記事を書くに及んでも「健診会場の最寄り電停に関するうんちく」など健康診断とは関係ない話を書き連ねて、お茶を濁したり現実逃避を図る、情っさけない「ヘタレじじい」である、我らがブログ主「スリム鳴造」
もとい、体重が「64㎏→69.5㎏」となってしまったので、もはや「スリム」ではなく「デーブ成掛」でございましょう。
しかし、制限時間いっぱいです。
いよいよ、健診会場に入らなければなりません。
3年前のCAVI(キャビィ)という検査結果では、「動脈硬化の疑いあり」と診断されました。
56歳(当時)のスリム鳴造にして、血管の硬さは「60代前半」というショッキングな診断結果でした。
6年前の2016年8月に糖尿病発症後は、糖質制限食事法や運動など生活習慣に気をつけたら体重が20㎏減量し血糖値や肝機能数値はすべて正常になりましたが、3年前の動脈硬化検査はネガティブな結果となっていました。
この「動脈硬化の疑い」は、2年前(2020年2月)も変わっていませんでした。
スリムちゃん「な・・ぜ?・・・2016年8月の糖尿病発症後、体重も20kg減らして血糖値やHbA1c(ヘモグロビン・エーワンシー)も正常値になったのに、なぜ???」 糖尿病マン「ふふふ。お前も知っているだろ?俺からは逃れられんって。完治はないんだ。体重減って寛解したと思って安心したのかい?w」 スリムちゃん「お、お前は、糖尿病マン!俺はお前との戦いに勝ったと思っていたのだが・・・」 糖尿病マン「やれやれ。何か調子に乗ってブログ書いてるらしいな、健康体を取り戻した50代のオヤジとか言ってw」 スリムちゃん「て、てめっ!ぐぬぬ・・・。でも血糖値は下がったから合併症の危機は去ったはずだ!」 糖尿病マン「ほほう?危機は去っ・・た、ね。。じゃ何だい、この動脈硬化の診査結果は?」 スリムちゃん「て、てめえ。何なら今すぐに俺の腸内細菌がひと暴れして、お前を黙らすことも出来るんだぜ!」 糖尿病マン「ははは!無理するとカチカチの血管が詰まって動けなくなるぜ!wじゃあな。養生しろよ。ははっははっはは!」 スリムちゃん「お、おい、こら、逃げるのか!待ちやがれ!お、おい。。。うっ・・・」 |
なぜ?
なぜなんだ?
肥満の原因である糖質を制限し、肉など動物性たんぱく質脂質をしっかり摂取して、体重も20㎏減量し血糖値その他の数値も改善されたはずなのに?!
なぜ、なぜ、動脈硬化が進行するんだ?!
その答えは・・・というか、私がヒントのひとつにしたのはBS日テレで放映された「糖質制限ダイエットは正しいのか?」という番組で「厳しい糖質制限実施で血管状態が悪化した」日比野佐和子先生の赤裸々な体験談でございました。

女性ナレーター【談】 こちらは日比野さんが当時食べていた普段の食事です。 糖質を抜き、大好きな肉、そしてチーズが中心のメニュー、こうした糖質制限ダイエットが異変を招いたのでしょうか? 日比野佐和子先生【談】 当時のドクターもそういうふうに考えていたと思います。 やはり普段の食事について聞かれまして、そういう糖質制限でお肉と油を好きなだけ食べていたという話をしましたら、もうその食事自体が原因だと言われました。 |
私の場合は日比野先生みたいな極端な糖質制限は約半年間という短い期間でしたが、食生活の基準が「糖質量を減らす事、血糖値を下げる事」にバイアスがかかっていたため、魚を除く動物性たんぱく質脂質に重きをおくメニューが多かったことは否めません。
もちろん、肥満や血糖値を急激に上げる原因となる「精製糖質の過剰摂取」は健康に良くないので、糖質制限も治療法のひとつとして効果はあるでしょう。
た・だ・し。。。。で、ございましょう。
糖質制限推進派センセ達がドヤ顔で推進した「糖質制限または低炭水化物食事法」および「糖質制限ダイエット」においては、何と、糖質と食物繊維で構成された「炭水化物全体」を目の敵にして、その摂取量を減らすことばかりが強調されていました。

冷静に考えたら、超絶アタマが悪くてカッコ悪いドクター達が健康な人々に対してダイエットを語る時点で怪しいのに、医師という権威を信用して書かれていることを真に受けて、多くの一般日本人が「炭水化物=糖質」という、人類史上とんでもない大ウソを信じて誤った理解のまま「炭水化物全体を悪者」としてしまったのでありましょう。
・炭水化物が人類を滅ぼすんだ、肉は体力の限界近くまで食って良い。
「糖質制限」など炭水化物全体を敵に回す食事を続けると、当然の事、同時に食物繊維も不足してしまいます。
「肉や脂はカロリー気にせず幾らでも食って良い」とする糖質制限推進派センセのご教示を日常的に長期間続ける食生活では、食物繊維不足の腸内細菌の皆さんはお腹ペコペコとなり、やむを得ずたんぱく質などを分解し空腹を紛らわすでしょう。
このように「食物繊維・炭水化物不足で動物性脂質たんぱく質過剰」の状態が続きますと、腸内細菌の介在により肝機能低下や大腸がんや動脈硬化のリスクが高まることも分かってきているようです。
定期的な赤肉(牛肉、豚肉)の摂取は、腸内細菌によるTMAOの生産を促進し、腎臓からの排泄を抑制することで心血管疾患のリスクを高めるようだ、という米国クリーブランドクリニックからの研究報告。 高濃度の血中TMAOは、心筋梗塞、脳卒中、早死の強力な予測因子であることが示されている。 【出典;国立健康・栄養研究所;リンクDEダイエット 赤肉の心臓病リスクにおける腸内細菌の役割 より、抜粋引用させていただきました。】 ・ ・ 動物性脂肪の継続的な摂取は、善玉腸内細菌による発酵力を減弱させ、短鎖脂肪酸の産生低下に伴う腸管免疫能の低下、短鎖脂肪酸が担う全身性のエピゲノム調節異常を招き、糖尿病や肥満症などの代謝異常を起こしや すくなる。 動物性脂肪を持続的・多量に摂取したヒトやマウスの腸内フローラは大きく変容し、消化管の炎症、獲得免疫系細胞、自然免疫系細胞の機能異常を誘発して消化管粘膜にバリア機能障害を引き起こす。 【出典; 総説 腸脳連関と生活習慣病 より抜粋引用させていただきました。】 |
【画像出典;
より、転載させていただきました。】

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糖質制限に夢中になった人々のブログや巨大掲示板の書き込みなどを読みますと、「血糖値は下がったが動脈硬化など別の健康リスクが顕在化した」ケースが多く見受けられるようになってきました。
そのうち大半の人は目が覚めて厳しい糖質制限から足を洗っっているようです。
極端な糖質制限で死にかけて足を洗って、今は健康美人ドクターとして活躍中の日比野佐和子先生もこのケースでしょう。
しかし、厳しい糖質制限を何年も続けて、ついには糖尿病合併症とか腎臓透析にまで至った人もかなりいらっしゃるようです。
これらの人は透析を受けても洗脳のように「これくらいで済んでいるのは糖質制限のお陰」と書いている人もいます。
それも人それぞれだから正解なのでしょう、でも、でも、でも、「選択肢は色々ある。糖質制限もその一部に過ぎない」ということだけでも思いを馳せていただきたいものです。
糖質制限で体調が悪化しても、糖質制限推進センセからは「元々既往症があったから手遅れだった。糖質制限のせいではない」とか「糖質制限のやり方が間違っていたんだ」と言われてポイされるのがオチなのです。
「患者ではなく”信者”に向けて発信する糖質制限推進派センセ」なんかのいう事を聞くな!と言いたいですね。
これは一時期「狂気&凶気&強気&狭気&叫気の如く糖質制限に集中したスリムちゃん」からの、下から目線での「糖質制限を実践した無名無数の同士」への愛あるメッセージなのでございます。
「医師が書いている糖質制限食を勧める書籍」を信じ、A1c低下や体重減少、さらに体脂肪率低下に価値観を求める人達はその結果に心酔し・・ でも血管プラーク(動脈硬化)は粛々と進行し・・血管病で倒れれば・・会社は倒産。。。 家族と従業員・その家族の境遇は・・どんな状況になるでしょう・・・ 引き返すのは今ですが・・・ 【出典;真島消化器クリニック「糖質制限食を続けているために、動脈硬化が急速に進行したと思われる1症例」より、抜粋引用させていただきました】 |
上記引用記事の真島消化器クリニックさんのブログを読んで日比野佐和子先生の体験談を思い起こし、自分の食生活、つまり「多脂質を伴う動物性たんぱく質を多く摂る食生活」の見直しを検討する大きなきっかけとなりました。
真島先生、日比野先生、ありがとうございました。
ただし、私は誰か特定の先生の治療法に盲信することはありません。
ましてや、真島先生のブログもRAP食なるご自身が名付けた厳しい食材制限があり「あれ食っていい、これ食っちゃダメ」の過激なフード・ファディズム方針で貫かれており、何と納豆や大豆製品も食べてはダメとのこと。
奨励されている食材「トコロテン」も、医院指定の申込書で申し込まなければならない厳しいルールがあるなど、断糖の荒木先生の「アミノライス」やスーパー糖質制限の江部先生の「京都江部粉」と、何ら変わりなく、もはや患者ではなく信者にならなければ診てもらえないでしょう。
幾ら効果があって救われた患者がいるとしても、「フードファディズム、食品でも商売」という一点においては、「患者ではなく信者を診る」という糖質制限推進ドクターと何ら変わることがないからです。
それはともかく、脂質過剰の問題点を解説している真島先生の記事や、糖質制限で死にかけたという日比野佐和子先生の体験談は大変参考になりましたので、動脈硬化の進行を食い止めたいとの思いで、食生活において以下の点に気をつけました。
何と!
1年前の検査結果では、動脈硬化の数値が改善されて正常値になっていました!【超朗報!!】
「硬くなった血管は、もう戻らない」と健診医先生に言われていたのに、正常範囲に戻りました!
(ただし、着衣体重はコロナ太りで3年前より5㎏も増えており、新たな課題ですw)
血管が正常になったのは何が良かったのか、それははっきり分かりません。
ただし、今までと変わった食習慣は分かります。
「高たんぱく高脂質(動物性)」を改めて「バランス良いたんぱく質摂取&低脂質」が功を奏したとするならば、これほど嬉しいことはありません。
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さて。
今回(2022年3月30日)
「動脈硬化」の検査結果は?
ほっ
今回も動脈硬化検査結果は「正常範囲」でした。
血管の硬さも3年前は「60歳前半」でしたが、今回は「50代前半、50代後半」に改善されています。
ただし、動脈の詰まりの程度が「境界領域」となっているので気をつけねばならないでしょう。
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健診結果を受けて
とりあえず今回の結果では、一番心配していた動脈硬化の悪化が回避できたのは一安心です。
次の健診まで、引き続き、以下の点に気をつけて生活していきたいものでございます。
●血管の健康に寄与する良質なたんぱく質(魚や大豆)をしっかり摂取する。
●海藻、野菜、果物、いも、きのこなどの食物繊維やマグネシウムも意識してメニューに取り入れる。
●ご飯にもち麦、雑穀米を混ぜて、腸内細菌にご馳走をしっかり届けて短鎖脂肪酸を産み出して頂く。
●適度な運動、十分な睡眠を心掛ける。
【血糖値は?】健康診断の結果(令和4年3月)【動脈硬化は?】
完
完??
?????「おーい!ちょっと待てよ!ブログ主さんよお!」
スリム鳴造「ドナタですか? って、お、お前は??!!(ドキッ)」
糖尿病マン「ははは!久しぶりだな!自称健康ヲタクさまww」
スリム鳴造「お、お前は。。。糖尿病マン!!」
糖尿病マン「ほお?動脈硬化の状態が改善したのか、良・か・っ・た・な・w」
スリム鳴造「な、何の用だ?こちらはお前には用はない。早う去ねよ!」
糖尿病マン「ふうん、ずいぶんご挨拶だな。吾輩と貴公は一生の友人なのにw」

【画像;ブログ主が、2016年8月4日に渡された糖尿病連携手帳】
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スリム鳴造「お、俺はお前なんか知らんし相手にする暇もない。じゃあ、の」
糖尿病マン「おいおい逃げるのかよ。健康診断の結果記事を書くんだろ?」
スリム鳴造「動脈硬化は改善した。また次回の健診目指して精進するだけだ」
糖尿病マン「やれやれwヘタレっぷりは相変わらずだな、"メタボ"ちゃん!」

スリム??「な、何ィっつっつ!!俺のことをメタボだと!!」
糖尿病マン「読者の皆さん!コヤツは最早”スリムちゃん”ではない!その証拠がコレだ!」
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糖尿病マン「ははは!読者の皆さん。ブログ主はメタボ一歩手前との診断結果です!」
スリム鳴造「ううう・・ラララ・・・ギギギ・・・」
糖尿病マン「ところで貴公?いつまで"スリム"と名乗ってるの?うりゃああ!!」
スリム鳴造改めメタボ成掛「う、うわあああああああっつ!!」
糖尿病マン「ははは!それで良い。この記事は吾輩が乗っ取ったぞ!」
・・・という訳で、読者諸兄よ。 この記事はブログ主である"メタボ成掛"氏に代わって吾輩が担当することになった。 いったん糖尿病診断された奴は、一生吾輩からは逃れられないのだ。 それを調子ぶっこいて”健康を取り戻した50代オヤジ”などとブログまで書き連ねるとは。 笑止千万とは正にw 血糖値の数値や体重増加など、ブログ主の健康診断結果の真実を吾輩が語ってまいるぞ。 次回をお楽しみに! わははははっははは!!! 【糖尿病マン;談】 |
【血糖値は?】健康診断の結果(令和4年3月)【動脈硬化は?】
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