ギネスワールドレコーズジャパン株式会社のHPによりますと、ギネス世界記録
「存命中の最高齢の一卵性双生児」および
「史上最高齢の一卵性双生児」において、
香川県小豆郡在住の炭山ウメノさんと大分県在住の兒玉コウメさんを認定したことを発表しました。
この双子姉妹のご年齢は、令和3年9月1日時点で「107歳300日」。
これは「きんさんぎんさん」で一世を風靡した、成田きんさん、蟹江ぎんさんの107歳175日を上回る記録となったそうです。
ご家族の方々によると、ウメノさんコウメさんおふたりとも社交的で明るい人柄で、くよくよしない性格なのだとか。
【参照記事;ギネスワールドレコーズジャパン 107歳の炭山ウメノさん、兒玉コウメさん「最高齢の双子」ギネス世界記録認定 を、参照させていただきました。】
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また、ウイキペディアの「存命中の世界の長寿者」によりますと、本日(2021年10月1日)時点ご存命で世界一長寿の方は、福岡市在住の田中 カ子(たなか かね)さんという女性で、現在118歳です。
ちなみに田中さんは歴代においても日本並びにアジアの最高齢者だとのことです。
田中さんは、生涯で何度か大病を患ったことがあり、パラチフスに感染したり、45歳で膵臓癌の手術、76歳で胆石の除去手術、90歳で白内障手術を経験。
また、有料老人ホーム入所後も103歳で大腸癌の手術を経験しておられます。
田中カ子さん118歳を長寿祝う…「老人の日」前に
【動画出典;福岡・佐賀 KBC NEWS より、共有埋込コードにてリンクさせていただきました。】
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オセロゲームや計算問題を楽しむ田中さん。
そして大好物はチョコレートや炭酸飲料などの甘いもの。
ややもすれば、
「肉は体力の限界近くまで食って良い。ご飯は角砂糖17個分で新型コカインだ。」
「炭水化物が人類を滅ぼす、早死にする。日本人だからこそご飯を食べるな」
・・・・・などと、TVやホンでヒンヒンメソメソと泣き喚く糖質制限推進派医師たちがいます。
しかし、色々な情報に接しますに、健康長寿者の食生活はもちろん百人百様だが、「どなた様もこなた様も、甘いものも好きで、バランス良く何でも召し上がっている人が多い」のが実態でありましょう。

もちろん、健康長寿者は肉も食べておられるし、それと同じくご飯も召し上がっておられます。
そして、甘いもの。。。つまり「糖質」が大好物であると語る百寿者が多いのも事実なのです。
「ワシは米や甘いもんや炭水化物なんか食わんぞ。人類を滅ぼすし早死にするからのお。ふぉふぉふぉ!」
・・・・・と、おっしゃる健康長寿の人は世界中探しても限りなく0%に近いでしょう。
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長寿者について、100歳以上を「センテナリアン」、そして110歳以上は「スーパーセンテナリアン」と、呼ぶそうです。
センテナリアンおよびスーパーセンテナリアンは、糖尿病や動脈硬化が少ないことが健康状態の特徴として挙げられています。
一方で、栄養状態および免疫機能の低下も100歳以上の方に見られる特徴との事ですので、良好な栄養状態をキープしていくことが大切だと言われています。
そして、ヘルシー長寿を目指すためにかなり重要なこと。それは
「社会とのつながり」
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今から30年前頃の1991年頃から「100歳越えの双子の姉妹」として日本中に大旋風を巻き起こした「きんさんぎんさん」
ウイキペディアによりますと、姉妹はマスコミで取り上げられ始めたころは全白髪であったが、メディアに取り上げられるにつれ黒髪が増えていったことが確認されたそうです。
さ・ら・に。。。。で、ございます。
マスコミに取り上げられる前は中度の認知症であったとされるが、マスコミに取り上げられるにつれ、著名人やリポーターの取材を受けたり、全国各地を旅行するために筋力トレーニングに励んだ結果、リポーターの質問に的確に応答し、ドラマ出演時に台詞を記憶するなど症状が改善したそうです。

【参照画像;健康長寿ネット「より早期からの包括的フレイル予防」より抜粋して引用させていただきました。】
私は上表の「フレイルドミノ」を見て、驚き、そして新たな知見を得ました。 当ブログは「食いもん系」でもありますし、ややもすれば私自身「健康はまず食事や栄養が一番大事である」とずっと思っていました。 しかし、この画像の「フレイルドミノ」では、不健康への第一歩は「社会のつながりを失うこと」が原因となっています。 つまり、億劫でも面倒くさいときがあってもストレスがかかっても「他者(社会)と関わることの活動量」がいかに人間にとって大切であるかということなのでしょう。 と、同時に、アスリートや強度な運動習慣がある方は別として、ほとんどの一般人にとっては、実は「外に出て働いたり人と会ったりして、結果的にカラダを動かす」という「社会参加」こそが、「適度な運動」という活動の大半を担っているということも言えるのではないでしょうか。 【出典;拙ブログ ヘルシー長寿研究会2020(10)コロナ禍での「健康長寿3つの柱」 より、引用】 |
統計開始後、時代が進むにつれて、ヘルシー百寿者の方が増えているのは、生活環境や栄養状態の改善、医療技術の発展、またとりわけ我が国においては、介護を含む医療保険制度の整備が挙げられるでしょう。
さ・ら・に。。。。で、ございましょう。
TVやマスコミを通じて頻繁に社会とつながることで健康状態が改善されたという「きんさんぎんさん」
そして、100年前の「スペイン風邪」そして現在の「コロナウイルス」という生涯で2度のパンデミック、さらに戦争、病気も経験されながら、家庭を営み長く働いてこられたという、現在世界最高齢の田中力子さん。
もちろん、遺伝や長寿者ご自身の生命力も影響しているものと思われますが、やはり「人とのつながり、支え合う社会の一員」の生涯を通じての継続が、ヘルシー長寿にとって、何より大切なのかもしれません。
Japan - Oldest twins live to see another birthday
【出典; AP Archive より、共有埋込コードにてリンクさせていただきました。】
(*ブログ主注釈;動画は、きんさんぎんさんの106歳の誕生日パーティーの様子のようです。)
「ヘルシー長寿研究会2021」では、「高齢化」&「少子化」そして「多死社会」を迎えていく時代の中で、どのように「ヘルシー&長寿」を過ごしていけばいいのか調べて、読者の皆さまとお役立ち情報などを共有できたらと考えて記事作成してまいります。
なお、当特集の過去シリーズにつきましては、「スリムちゃん♪まとめランド」から簡単にアクセスできます。
ヘルシー長寿に関するお役立ち情報が満載されたシリーズですので、ぜひぜひお読みくださいませ。
(連載期間;2019.9.15~2019.12.28;全10回)
●「スーパー百寿者の食事」「長寿健康食の琉球料理」「おばあちゃん効果」など。
(連載期間;2020.9.22~2019.12.18;全10回)
●「コロナ禍でのご高齢者の健康対策」「健康長寿3つの柱」など。
ヘルシー長寿研究会2021
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(2)長寿者と社会とのつながり
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