老化の進行をできるだけ遅らせて健康に過ごせる期間を増やす「健康長寿」を目指すには、病気や不調の原因となる「体内炎症の発生」を抑えることが大切であることは、多くの研究結果で示されています。
そして、「腸活」や「デトックス」など、元気で健康に長生きするためには「良好な腸内環境を保つこと」が食生活の重要なポイントの1つとして挙げられている記事やニュースを多く見かけるようになりました。
精製度の低い穀物を主食に取り混ぜたり、大豆製品や野菜、果物など食物繊維が多い食品、すなわち腸内細菌のご馳走となる「食物繊維」を「必ず意識的した食生活」を実践することで、腸内環境が整い、老化促進や病気の主因である「人体の糖化酸化、動脈硬化促進、全身の慢性炎症」を少なくしたり遅れさせることができるのでしょう。
【画像出典;タイガー魔法瓶HPより、引用させていただきました】
腸内細菌研究の第一人者で、「うんち博士」としてテレビや雑誌や講演などで活躍されている「辨野(べんの)義己先生」は、食物繊維をしっかり摂取することで、良好な腸内環境をつくることが人生100年時代を健康に生きるために大切ですと以下のように解説されています。
辨野先生は、講演で「人生100年時代を健康に生きるには"長寿菌"が多い腸内環境をつくることが大切です」と強調しました。 "長寿菌"とは辨野先生が名付けたもので、ビフィズス菌と酪酸酸性菌のことを指します。 辨野先生による長寿地域のウンチ調査の結果、長寿の方々には、"長寿菌"が平均より多く発見されたことから名付けられました。 長寿菌の多い腸内環境をつくるためには、「運動50%、食物繊維40%、発酵食品の摂取10%を心がけましょう」と、辨野先生。 運動とは、1日の歩数を9,000歩以上にして、さらに便を出すための筋力をつけるために、歩くだけでなく2階分の階段を上り下りすることも大切であると説明しました。 最後に辨野先生は、「適切な食事をして『うんちをつくる力』をつけ、腸内環境をととのえて『うんちを育てる力』をつけ、運動をして『うんちを出す力』をつける。ご自分のこの3つの力を、お便り所でしっかり確認しましょう」と、会場の参加者に呼びかけました。 【出典;公益社団法人 日本栄養士会HPより、抜粋して引用させていただきました。】 |
上記引用記事にあります「ビフィズス菌と酪酸酸性菌」などの長寿菌は、他国に比べて日本人の腸内に多く存在しているという研究結果もありました。
【参照記事;★番組感想★【食の起源「ご飯」】⑨当記事&番組出演者の紹介です。 】
そして、辨野(べんの)先生は、健康長寿を高めるために「3つのうんち力」を発揮することが大切だと、以下のように語られています。
うんち力1:うんちをつくる力 腸の周りにはきわめて精巧な神経がぐりぐりと張り付いて、大腸機能を自分の意志とは別に機能してくれている他人みたいな存在。 この貯めてくれる大腸に私達人間は活かされているのです。 健康も寿命も病気もそうなんです。 うんち力2:うんちを育てる力 食べカス成分が細菌にとって一番のご馳走です。 人間はカスであると思っても、腸内細菌はそう思っていないのです。 そう、カスは腸内細菌を「育てる大地」なのです。 しかも、食事の欧米化にともない悪玉菌にとってすごいご馳走が供給されてくるのです。 善玉優位なのか悪玉優位なのか、それは貴方次第です。 うんち力3:うんちを出す力 うんちを出す力、つまり、大腸の周りの筋肉が全くないか、きわめて低下しているが故に、出す力がないのです。 うんちを出す力こそ、健康生活を向上させるために是が非でも欲しい機能です。 それは運動が一番です。 「うんち力」、このすごいパワーこそが健康長寿への近道といえましょう。 このように3つのうんち力を発揮して、健康度をアップしましょう。 【出典;うんち研究室 - 3つのうんち力 より、抜粋して引用させていただきました。】 |
「3つのうんち力」・・・・・・・
うん この3つのうんちパワーのご解説は、正に五臓六腑にしっかり落ちて納得できるウンチクでございましょう。
長い間「食べかす」であると疎んじられていた「食物繊維」こそが、腸内細菌の皆さまの大ご馳走であり、人体の健康に有用なビフィズス菌や酪酸産生菌などが増えて、その結果として「良いうんちちゃん」が登場するのでしょう。
小腸で吸収されにくい「水溶性食物繊維」や「レジスタントスターチ」は大腸まで運ばれていきます。
吸収が遅いのでその後も大腸のずっと奥まで届き、そこで平和に暮らすビフィズス菌(嫌気性のため腸の奥に存在)のご馳走になっているようです。
【画像出典;森下仁丹HP「腸内フローラ最前線」より転載させていただきました。】
画像には、摂取した食べ物が吸収されて排便されるまでの流れが記載されています。
栄養素はほとんど「小腸」で吸収される一方で、未吸収の未消化物すなわち食物繊維は大腸に到達し、そこで暮らす腸内細菌がご馳走として食いまくり分解し、有用代謝物質「短鎖脂肪酸」を産生し、水分を吸収して残りの固形物を便として形成するようですね。
生まれた直後のヒトの腸内には細菌はいません。 ところがすぐに大腸菌や腸球菌が住みつきます。 しかし、生後3?4日もたつとビフィズス菌(善玉菌)が現れて急激にその勢いを増し、大腸菌や腸球菌は少なくなって、腸内細菌のバランスは保たれるようになります。 赤ちゃんの腸内は、母乳やミルクに含まれる乳糖をエサにして善玉菌の代表であるビフィズス菌優性の状態になりますが、離乳してさまざまな食事をとるころから、そのバランスは大人に近いものになっていきます。 ビフィズス菌自体も、乳児型から大人型に変わります。 そして、成年期を過ぎて老年期にさしかかったころからビフィズス菌が減少し、ウェルシュ菌などの腐敗菌や大腸菌、乳酸桿菌が増えていくのです。 これは、年を重ねると胃酸の働きが低下したり、腸の機能が衰え、食物が腸内に長くとどまり、悪玉菌が増殖しやすい環境となることが一因だといわれています。 【画像および記事出典;meijiホームページ「腸内細菌、乳酸菌と腸のお話」より抜粋して引用させていただきました。】 |
上記引用記事では、加齢により腸内環境も悪化していくことが解説されています。
すなわち健康長寿のためには、腸内環境をできるだけ良好に保つ食習慣が大切だということでしょう。
もちろん、高齢期の筋力低下「フレイル」を防ぐためには、カラダを作るたんぱく質もしっかり摂取すべきでしょう。
要は広く世間で言われているように「バランス良い食事、適度な運動、すっかり睡眠」を「意識して実践する」ことがスローエイジングの重要なポイントでありましょう。
一方で、穀類などに含まれる食物繊維の摂取も制限してしまう「糖質制限」の食事を長期間続けてしまうと、大腸内のビフィズス菌などが少なくなってしまう懸念が、当然の如くございましょう。
糖尿病や心血管疾患、がんなどの病気や認知機能の低下など脳の老化まで、腸内環境が深く関わっていることが明らかになってきていますので、やはり食物繊維を多く含んだ炭水化物はしっかり摂取するべきでございましょう。
健康長寿のための大切なポイントの1つとして「腸の健康」を指摘する医師や研究者が増えている21世紀も四半世紀に至ろうとしている令和新時代。
健康長寿を目指すため、腸内細菌の皆さまと仲良く手を取り合って今日も明日も今年も来年も「食物繊維」を含む「炭水化物」をしっかり召し上がってまいりましょう。
【スリムちゃんミニコラム;「うんち」と言えば、この漫画】
【画像;スリム鳴造蔵書「少年ジャンプコミックス、トイレット博士」】
『トイレット博士』(トイレットはかせ)は、とりいかずよしにより1970年から1977年まで『週刊少年ジャンプ』誌上に連載されたギャグ漫画作品。
『少年ジャンプ』の創刊2年目から開始された連載は8年間に及び、同誌を数100万部雑誌にのし上げた立て役者にもなった、大ヒット作品である。
とりいかずよしの出世作であり代表作の一つ。単行本全30巻は、当時としては記録的な長寿連載であり、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(1984年6月に31巻発売。その後2016年10月に全200巻で完結)に抜かれるまで『ジャンプ』史上最長で、累計発行部数も1000万部を突破している。
その一方で、過激な表現・暴力表現で物議を醸し、社会現象にもなった。
序盤の徹底したスカトロジー表現は、恩師・赤塚の「お前は顔が汚いからウンコ漫画を描け」という指示を受けてのものだったと、太田出版『愛蔵版トイレット博士』第1巻あとがき・解説に記されている。
とりいは「赤塚先生はお金のタブーを破った。永井豪は性のタブーを破ったので、僕に残されたものはうんこのタブーだと考えた」とも語っている。
主役は一応トイレット博士だが、タメやん、うんこちゃん、ダラビチ博士などの人気サブキャラクターが続々登場した。
単行本6 - 11巻、一郎太が登場し、主役に。
うんこネタだけではアイデアが枯渇して苦しくなってしまい、方向転換で人情ギャグにした。
しかし、この方向転換が逆にアンケートの結果を飛躍的に伸ばし、とりい自身の執筆も楽になったが、その一方で主人公トイレット博士の登場回数が無くなってしまった。
この事は、『ジャンプ』連載漫画のひとつの特徴として語り草となり、連載後期の作中でも何度もネタにされている。
とりいも「トイレット博士はあまりにも不運な主人公であった」と、単行本ならびに愛蔵版にてコメントしている。
単行本12巻 - 30巻、一郎太、中学に入学。
スナミ先生が次第に主役の座へ。
13巻でメタクソ団が結成され、団員達の卒業で完結する。
【出典;ウイキペディア「トイレット博士」より抜粋して引用させていただきました。】
うん この漫画。
小学生の時に夢中になり生涯忘れることなどできないお宝、それが「トイレット博士」です。
マタンキ!
「ヘルシー長寿研究会2020」では、「高齢化」&「少子化」そして「多死社会」を迎えていく時代の中で、どのように「ヘルシー&長寿」を過ごしていけばいいのか調べて、読者の皆さまとお役立ち情報などを共有できたらと考えて記事作成してまいります。
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