ヘルシー長寿研究会2020(3)研究進む長寿と腸内細菌の関係 

昨年(2019年)、拙ブログ「長寿研究会シリーズ」において「NHK番組;ためしてガッテン」の視聴感想を兼ねて、健康長寿者が多く暮らし大腸がんの罹患率も低いという京都府北部の「京丹後地域の食生活」について記事を書かせていただきました。

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【画像出典;NHKためしてガッテン「長寿&がん予防で注目! 腸内細菌パワー覚醒術(2019年11月放映)」より引用させて頂きました。】


京丹後地域と健康長寿の関係」について、番組では良好な「腸内細菌」の存在が大きな役目を果たしているのではないかとの事でした。
病気の原因となる体内炎症の発生を抑える素晴らしい働きをしてくれる良好な腸内細菌である「善玉菌」
善玉菌を増やすことによる腸内環境の向上が健康長寿のカギを握っているようです。
調査研究によると、京丹後の健康高齢者の皆さんのモリモリ食べているのは、腸内善玉菌が増える「水溶性食物繊維を多く含む食品」であることが明らかになっているようです。

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【画像出典;京都府HP「丹後広域振興局」より長寿ランチ】

お魚(画像はハタハタ)をメインに、海藻や根菜の煮付け小鉢に具たくさんのお味噌汁に炊き込みご飯・・・・
京丹後の健康長寿さんたちの食生活の特徴として、「海藻」など水溶性食物繊維を多く含む食材を他の地域より多く召し上がっているのが「健康長寿」の一因として考えられるそうです。
そして、主食のご飯はもちろんパンやうどんラーメンなど、糖質の多い炭水化物を皆さん「必ず」召し上がっておられるようです。


日本食と年配の女性のイラスト.png
このように、元気で健康に長生きするためには「良好な腸内環境を保つこと」が食生活の重要なポイントの1つとして挙げられている記事やニュースを多く見かけるようになりました。
なるべく精製度の低い穀物を主食に取り混ぜて、大豆製品や野菜、果物など食物繊維が多い食品、すなわち腸内細菌のご馳走となる「食物繊維」を「必ず意識的した食生活」を実践することで、腸内環境が整い、老化促進や病気の主因である「人体の糖化酸化、動脈硬化促進、全身の慢性炎症」を少なくしたり遅れさせることができるのでしょう。

魚類、ポリフェノールや抗酸化物質に富む多様な植物性食物、穀物、大豆発酵食物などの事前発酵食品の消費量が高い伝統的な日本食が長寿をもたらす秘訣であり、また、心循環器系や脳の健康に恩恵をもたらすものだということは、十分に立証されている。

ところが残念なことに、アジアのあらゆる国々で、植物性食物と動物性食物の消費量の割合の逆転が進んでおり、食生活の欧米化が人々の健康のさまざまな側面を脅かすようになってきた。

私は、日本の読者の皆さんに、脳と腸とマイクロバイオーム(引用者;腸内に生息する細菌、古細菌、菌類、ウイルスの総称)がいかに相互作用し、健康にどのような影響を及ぼすかを理解してもらうだけでなく、伝統的な日本食の価値や、マインドフルネスがもたらす健康への恩恵を再発見し、最適な健康を維持するための戦略として非常に有用だと認識してもらえることを願っている。

【出典;スリム鳴造蔵書「腸と脳(著者 エムラン・メイヤー、訳者 高橋洋)-日本の読者へのあとがき」より、抜粋引用しました】



太陽化学株式会社HPより.gif
【図出典;太陽化学株式会社HP「脳腸相関が科学的に説明できるようになってきています」より引用させていただきました。】


人体で最大の免疫系組織である「腸」には、その消化管において数千種、100 兆個以上の腸内細菌の皆さまが暮らしておられ、「腸内細菌叢」を形成しています。
ヒト、つまり貴方様も此方様もスリムちゃんも、腸内細菌ご一同様に栄養(主に食物繊維)をお届けし、お住まい環境をご提供しています。
一方、仁義に厚い腸内細菌ご一同様は、アミノ酸や炭水化物などの栄養素や胆汁酸の代謝および短鎖脂肪酸などのエネルギー代謝産物の産生、ビタミン合成、病原菌に対する感染を防御してくれるなどで、あなた様の、どなた様の、こなた様の、スリム様の、元気と健康のエネルギー源となっていただいています。
つまり、これこそが「ヒトと腸内細菌の共生」持ちつ持たれつの関係でございましょう。
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京丹後地域の健康長寿を研究されている京都府立医科大学医学部・消化器内科准教授の内藤裕二先生のお話によると、「腸内細菌が生み出す”酪酸”が、炎症やアレルギーの暴走を止める機能があることが分かってきた」そうです。
食物繊維摂取量不足で、”酪酸”も少ない状態ですと、悪玉菌が住みやすくなり免疫機能の低下が懸念されるようです。
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【画像出典;スリム鳴造蔵書「NHKガッテン!腸内細菌パワーが目覚める賢い食べ方(2020、5-6月号)」より引用転載しました。】


では、炎症やアレルギーの暴走を止める機能”酪酸”は、どのように増やしていけるのでしょうか。

内藤裕二先生は、腸内で酪酸を増やす食材として以下の3つを挙げられております。

●全粒穀類
●芋
●海藻

つまりやはり、継続的に長期に「食物繊維が多く含まれた炭水化物をを意識してしっかり摂取すること」が、酢酸を増やし健康長寿に寄与するのでしょう。
このこのさんによるイラストACからのイラスト.jpg

その一方、糖質と食物繊維の違いも説明せず区別も行わず、炭水化物を徹底的に悪者にすることで「ホン」や「糖質オフ食品販売」や「メルマガ、情報商材」を商売としている糖質制限推進派センセ方というご一行がいらっしゃいます。
さらに、これらセンセ方と一緒になって食物繊維豊富な炭水化物さえ憎んで、

「プロテインだ!」
「MTCオイルだ!」
「ブランパンだ!」
「メガビタミンだ!」
「バターコーヒーだ!」
「ナイアシンフラッシュだ!」
「牛脂ダイエットだ!」

などと、泣きわめく信者がいたとしても、99.99999999%以上の「一般人類」にとっては、健康長寿を全うできることはないでしょう。


「わしは米やイモなんぞ食っておらんぞ。炭水化物を食えば早死にするし人類を滅ぼすからのお、フォフォフォ」
               ↑
こんな発言したり食生活を過ごしている健康長寿者の人は日本では、いいえ、世界中どこを探したって、ひとりもいませんから!(大爆笑)

【注意喚起】★スリムちゃんミニコラム★
昭和末期&平成初期に、既に食物繊維の重要性を訴えていた丸元先生。
一方で、その丸元先生を批判する「メガビタゾンビ軍団」にご用心!!

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上記画像は、私が約30年前に購入して蔵書していた本です。
長い間、本棚で埃をかぶっていたこの本を、最近じっくり読んでいます。
糖質制限も実践してそのメリット・デメリットを体験している私ですが、この本は初版「平成元年」という大変古い本でありながら「食事と健康」について大変役に立つ情報が満載であります。
私は今、丸元先生のこの本を噛み締めるように大切に大事に、読んでいます。
この本に書かれている「食事と健康」のポイントとして

・摂取すべきは全粒穀物、果物、野菜、ナッツ、豆、植物性たんぱく質
・控えるべきは赤い肉、加工肉(ソーセージ、ベーコン、ハム)、砂糖入り飲料
、精製炭水化物食品

つまり、
「精製していない、食物繊維ビタミンミネラル豊富な穀物を摂取しよう」
「加工された食品を控えて、新鮮でなるべく未加工のものを摂取しよう」と、言うものです。
このメッセージは、平成の30年を通り越した「令和の入口に立つ現在」こそ、再び新たに脚光を浴びてくるものと思われます。
この丸元先生のアドバイスこそ、本特集「食物繊維をモリモリ食おう」ひいては「生涯スリム&ヘルシーを
目指す」当ブログの水先案内人になってくれるものでありましょう。

ところで、この丸元先生のご説に対して、糖質制限というビッグビジネスと化した宗教が幾つもの枝分かれ・分派したあげくの「排他的でブサイク教祖センセを頂点とした各宗派」の中の人が、陰湿な批判をしているYoutubeを見てしまいました。
「メガビタミン」とかいう特に怪しい一派で、そのグループの幹部センセらしき男性が、「今、水溶性食物繊維が流行ろうとしているが、その提唱者だった丸元先生は78歳でお亡くなりになられた」と・・・・・・

この幹部センセ「メガビタゾンビ」は、「食物繊維取ったら長生きできない」とでも、言いたいのでしょうか・・・・
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メガビタゾンビは「今、食物繊維が流行ろうとしている」と発言し、焦燥感や危機感を隠そうともせずヒンヒンメソメソとYoutubeですすり泣いています。
しかし、食物繊維摂取の重要性は「流行りではなくて、国(厚労省)も推奨している国民への健康喚起」でありましょう。
同時に、厚労省は「サプリ過剰摂取に注意」との注意喚起を呼び掛けています。
「長期的な」健康維持を望む人は、決して「メガビタゾンビ」が勧める「糖質制限+ビタミン+プロテインでの食事療法」なんか実践しないことが重要でありましょう。
サプリやビタミン剤の日常的な長期服用は、「加工された糖質や動物性脂質が中心の食事」で生活習慣病が増えていることと同じで、体に負担をかけてしまい、ましてや「サプリやビタミン剤が手放せない人生」という事にもなりかねません。


厚労省の最新2020年版「日本人の食事摂取基準」では、食物繊維摂取目安量が男性21グラム以上、女性18グラム以上という目標量となりました。
実は、今回の改訂にあたって、食物繊維摂量を1日24グラム以上に目標値を定めようとする意見もあったようですが、18歳以上の日本人の平均で1日13.7グラムしかとれていないという現状の厳しさとの調整が行われたのでしょう、男性摂取の目標量が前回より1g増えたにとどまったようです。

しかししかし、食物繊維摂取の重要性は、日本だけではなく米国・カナダや多くのEU諸国で食事ガイドラインで全粒穀物摂取が推奨されていることからでも明らかです。


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健康長寿者が多い京丹後地方の食生活をお手本として、食物繊維をたくさんとって腸内細菌ご一同にモリモリ召し上がって頂いてビフィズス菌や酪酸産生菌を生み出してもらうことで、健康長寿を目指してまいりましょうぞ。

「ヘルシー長寿研究会2020」では、「高齢化」&「少子化」そして「多死社会」を迎えていく時代の中で、どのように「ヘルシー&長寿」を過ごしていけばいいのか調べて、読者の皆さまとお役立ち情報などを共有できたらと考えて記事作成してまいります。

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(3)研究進む長寿と腸内細菌の関係 
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