釜夏物語(ボクの糖質制限狂時代)★第3話★「開始」

2016年8月4日に「糖尿病宣告」を受けた私。
病院の診療方針は「3週間の教育入院」であったが、零細自営業で労働収入がすべてである私には、3週間も休める環境にないので、即答に近い形で断った。
「それならば・・」と、医師は「次の精密血液検査(約1ヶ月後)までに体重減量して数値改善すること」つまり「生活習慣改善による減量」を実施するように私に処方したのである・・・・・・

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それまでの自堕落な食生活を含めた人生を猛省し、健康を取り戻したいとの思いで情報を集めることにし、巨大掲示板2ちゃんねる(現5ちゃんねる)の「身体・健康板」で糖尿病関連のスレを猛烈な勢いでチェックを開始した。
そして、そこで多くの人々が喧々諤々・異論反論・推進反対で、熱く議論および罵倒し合っている「糖質制限」というキーワードに興味を持ち、Googleで激しく検索もかけてみた。

そう、私が「糖質制限食事法」を実践してみようと決めたのは「多数不特定の人々の●喧々諤々●賛成反対●親切罵倒●温情殺伐●」という膨大な量の意見に触れたからこそであった。
罵詈雑言・賛成反対・誹謗中傷・親切悪意が渦巻く、正に生き生きとした世界最大級の掲示板「2ちゃんねる」の「健康・身体板」の無数無名の人々の意見を読んで、「糖質制限」という食事療法を行うことにしたのである。
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糖質制限食事法・・・・

・・・それは日本中でかなり大勢の人々が実践済で、ましてやデメリットも既に語りつくされていることが、逆に安心感となったのだろう。

まさに糖尿病宣告下の非常事態、健康状態は、お尻に火が付いて頭上のハエは増え続けウジさえ沸いていたであろう、正に問題山積みの歪みが蓄積されていたので、選択肢はこれしかないという悲壮な決意もあった気がする。

このような経緯で「糖質制限食事療法」をスタートし、自分主体で病気と向き合うことにしたのだが、実際には本当にこの方法で病気が快方に向かうのか、具体的には「本当に血糖値が下がるのか?体重が減ってくれるのか?」という不安や疑念は尽きなかった。

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それを払しょくしたいがために、疑い深く小心者で頭が悪く、なおかつ、人間の器が小さい私が取った行動は、「糖質制限」で検索したらヒットする関連動画を次から次へ数百本も集めて、四六時中、聴講することであった。
デスクワークしながらの情報吸収が中心の動画学習なので、正確には「視聴」ではなく「聴講」中心であった。
さ・ら・に。。。。で、ある。
「糖質制限関連」の書籍を次から次へと何十冊も購入していった。
つまり、圧倒的な「情報量」で自分を覆いつくし、糖質制限実践の集中と安心を得たかったのだ。

検索でヒットした糖質制限の関連動画を次から次へPCにダウンロードしたりお気に入りに入れたりして、デスクワーク時にはそれら数十本の動画を聞きっ放し(講演者の話に引き込まれた動画は一旦仕事の手を休めて、視聴した。)にして仕事することが、それから約半年間のルーティンになったのである。やまのすけさん.jpg
糖尿病発症後から約半年間、PC内の「健康フォルダ」に溜りに溜った集めに集めた糖質制限関連や、その他健康に関する動画を数えてみると、何と300本以上もストックしていた。
300本以上の動画で「自己武装」した熱中ぶりというか狂気に、自分自身でも呆れてしまうほどだ。
頭の良い人だったら、何もこんなにまでの多量の動画を溜め込んだり、またはホンを蔵書(読書ではなくて蔵書というのがポイント)しなくても、ぜいぜい動画を数本、ホンなら2~3冊程度読めば、糖質制限にせよ他の関連本にせよ、すぐに理解して事足りるだろう。

しかしながら、頭も悪く根性もない小心な私の場合は、「とにかく減量と血糖コントロール」のみに自分の生活を集中させるために、「ネット動画ダウンロード&聴講が数百本」及び「健康関連本を数十冊蔵書」という、圧倒的な「量」で自分の回りを取り囲こむ事が、どうしても必要だったのである。
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一方で、糖質制限に集中した日々を振り返って、こうも考える・・・

誰でも人生において「狂気」が必要な時期があるのではないか?

「狂気」=「集中」=「夢中」・・・
人生のピンチあるいはチャンスにおいて他のことは投げうってでも、取り組むことであろう。
治療で言えば「緊急手術」や「対症療法」や「抗生物質」が該当するのかもしれない。

そして実際に私は、何百本もの動画を集めて、それらを何時間も聴講する毎日を過ごしたのである。

「糖質制限系」を中心に、「免疫と栄養」「薬に頼らない健康法」「食事内容とボディメイク」「腸内細菌」など、様々なジャンルのヘルシー動画だ。

しかしながら収集した動画自体は、病気とか健康という地味なテーマなので、当然そんなに面白いものではない。
それでも当時の私は「健康関連動画を毎日数時間見るのが楽しみ」という日々を約1年以上過ごしている。
「生きがい」だったとさえ言っても良い。
そして、最早生活習慣となった動画聴講が続いたのは、「面白いと感じて繰り返し見ることに耐えうる、基本となった作品」が何本があったからに他ならない。


そしてその面白い動画とは、「糖質制限系」では、文句なしに以下の2名の先生のご出演作品であった。

糖質制限の
「創始者;釜池豊秋先生」
「推進者;夏井睦先生」
      ↓
「糖質は食っちゃアカンのや!」
「炭水化物が人類を滅ぼすんだ!」
      ↑
この釜池夏井両先生の主張が「正しい」or「間違っている」とは、「狂気」の時期には考えなかった。
私はとにかく、「糖質制限」と名が付くものなら何でも信じて実践してみようと決めたのであった。



糖尿病発症直後、糖質制限を実践するにあたって毎日何時間も関連動画を聴講させて頂いた中で「興味深い動画作品の”出演者”として最も参考にさせて頂き感謝している先生」こそが、この「釜夏先生」なのである。

もう一度言おう。

釜池&夏井の両先生の「ご主張」が、正しいまたは間違っているという事などは、この特集「釜夏物語」では枝葉に過ぎないし、あまり触れないであろう。

この「釜夏物語」を通じて、人には「狂気」の時期も必要なのかもしれない、ということを何とか皆さんにお伝えしたい。

確かに、一般社会人の賢明な読者の皆さんは、
      ↓
・炭水化物が人類を滅ぼすんだ!
・人類は糖質摂っちゃアカンのや!
      ↑
このような人類史上、いや、地球生物史上最低最悪のアタマの悪い主張、しかも医師免許保持者が泣きわめく「糖質憎しの煽り」にすっかり感動&興奮してしまう人たちがいることを憐れんでいるのかもしれない。

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確かに、糖質制限に取り組んで「すっかり感動&興奮」してしまって、糖質制限推進センセ方を崇めてしまい、そこから抜け出せなくなって「メガビタミン剤だ、プロテインだ、オーソモレキュラーだ、栄養や食べ物で病気もガンもウツも体調不調もすべて治せるんだ」と極論に走ってしまい、その結果、一般社会や健康生活に二度と戻れなくなってしまっている人たちも多い。

性質が悪いことに、何と「医師免許保持者たち」に「糖質制限や、そこから派生した各栄養療法」に突っ走てしまい、フードファディズムに陥っていることにも気が付かず客観的に物事が見られなくなっている人が多いことに驚きを感じえないのである。

極端な糖質制限やビタミン剤過剰摂取などで体調を悪化させている人が激増している状況は、巨大掲示板で確認することができるが、それを推進したセンセ方は決して失敗例やデメリットを公表しない。
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しかし、頭が悪かろうが間違っていようが人類最低であろうが、「極論のクレージーな主張」に接する機会がなければ、健康になるために自分のアタマで考え、自分のカラダで実践するための最初の1歩を踏み出せた人は少なかったのではなかろうか?

私にとっては、巨大掲示板2ちゃんねるからの情報が糖質制限を始めたきっかけであることはこれまで述べたとおりだが、その実践に当たっては、「釜夏先生」の凄まじいまでの「糖質憎しの煽り」が、エネルギーとなって大きな推進力となったのだ。
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もう一度言っておこう。

釜池&夏井が正しい/間違っている・・でもなく、「糖質制限」が正しい/間違っている・・の、話ではない。

「糖質制限」という巨大な社会現象を背景に、そのカテゴリー「釜夏先生の狂気&凄まじい煽り」のエネルギーを肥やしにしたお陰で、その後の私は、健康や食べ物や生活習慣について一生学び続けるスキルを身につけることができたのである。

糖質制限に集中したからこそ、糖質制限を止めることができたのである。

私は、「糖質制限」という「夢中になれた”おもちゃ”」を通じて、永遠に変わったのである。
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2ちゃんねるの情報収集から始まりスタートした、私の「糖質制限食事法」
糖質を異常なまでに憎んで人々を煽り立てる「釜夏先生の動画」の聴講・・・

それは正に「ボクの糖質制限狂時代」の幕開けを告げる号砲であった。。。。。。。


【スリムちゃん;ミニコラム】
「糖尿病発症後、1番最初に読んだ本」
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【画像出典;ブログ主蔵書「糖尿病、あきらめたらアカンで!;著者、吉田俊秀】


糖尿病発症直後、何冊か1番最初に購入した本のうち、1番初めに読んだ糖尿病関連の本である。
この本が私にとって、ストレートに役に立ったポイントは

「太っているのが原因の糖尿病は自分で治せる。」
「3㎏程度痩せるだけで、効果はみるみる現れる」
「なりたての糖尿病ほど劇的に改善できる」

・・・の3点であった。

この本のお蔭で「まず、瘠せることが1番大事」なんだと、頭と腸と身体にしっかり叩き込めたんだと思う。
しかし、その後まもなく私の頭の中が、ほぼ100%「狂気の糖質制限」という構成になったので、愚かなことに糖質制限推進派ではないこの吉田先生の本を、すっかり忘れていた。
しかし、「とにかく痩せろ」というこの本を最初に読んだおかげで、ネットである程度情報確保していたものの、海のものとも山のものとも分からない「糖質制限」を「瘠せるための有効な方法」として集中することができたのだろう。


釜夏物語(ボクの糖質制限狂時代)

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