【番組感想】糖質制限ダイエットは正しいのか?⑬江戸時代は米食ってない??

番組名「深層ニュースFRIDAY」(BS日テレ)
特集「糖質制限ダイエットは正しいのか」の視聴感想記。。。。
マダマダ続くよ今回は・・・・・・「13回目」です。

そしてキャラが濃い登場人物はこの御仁たちだ!!!

糖質制限ダイエット【賛成派】1名

 ●夏井睦・・・「日本糖質制限医療推進協会 顧問」
   著書「炭水化物が人類を滅ぼす」
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糖質制限ダイエット【反対派】2名

 ●幕内秀夫・・・「管理栄養士」
   著書「世にも恐ろしい糖質制限食ダイエット」
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  ●日比野佐和子・・・「医師(VTR出演)」
   著書・・・著書多数(健康食事法、目が良くなる本など)
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【前回のあらすじ】
「快楽中枢でドーパミンが出る、白米などの糖質は覚せい剤や麻薬と同じだ。」と、日本人の主食であるご飯は違法薬物と同じく人体に毒なんだ、と、自説を展開する「糖質制限医療推進協会の顧問」という肩書で当番組に出演された糖質制限ダイエット賛成派の夏井先生。
まあ、どんな考えをしようが各人の自由ですが、少なくとも番組を見た一般視聴者は「糖質制限ダイエット賛成派は、ご飯と違法ドラッグが同じと考える人なんだ」「糖質制限を推進する協会の顧問は、ご飯と反社会的薬物が同じと考える人なんだ」と位置付けをしたことでしょう。
これは、私の感想ではなく、番組で夏井先生自身がお立場で発言された事実を書いたに過ぎません。
更に夏井先生は「最近はお寿司のネタを剥がして食う人が多い、つまりご飯を食べる必要がなかったんだ」と語られました。
ご飯を食べる食べないとか、ご飯と麻薬が同じだと思うかは、全く各人の自由ですが、しかし、私スリムちゃんの個人的感想を言わせてもらいますと、お店に行って寿司やトンカツを注文して、ワザワザご飯や衣を剥がして食うような輩は控えめに表現しても、店の人に対して悪意や嫌み(故意)が剥き出しだし、何より食べ物を粗末にする輩なので「人間のクズ」であると思います。
ご飯を食べたくないなら寿司を頼まずに刺身食えば良いし、衣食わないならいきなりトンカツではなくてゆっくりステーキを食えば良いだけです。
ましてや、人々の健康や病気に関わる職業である「医師」ならなおさらであり、医師のくせにお店で注文した寿司のご飯を残す風潮を「ご飯を食べる必要はなかったんだ」と煽るような輩は、「人間のクズの中のクズ」と言っても過言どころか、全く言い足りないと思います。
また、「こんな効果があった!素晴らしい」と幾ら効能を語られても、会長や顧問が食物を粗末にするような発言をする「糖質制限推進協会」であれば、近づかないほうが無難でありましょう!

糖質制限推進派センセやその熱心な信奉者の皆さんは、既存医療や糖尿病学会や製薬業界への批判はある程度理解も得られるでしょうが、飲食店等の市井の一般国民や庶民まで敵に回してしまってはアカンでしょう。

「わざわざ衣を外すなら、トンカツじゃなくてステーキ注文しろ、ボケ」
「ワザワザ酢飯を外して魚だけ食うなら、そもそも回転すし屋に行くな、カス」
・・・・と言うのが糖質制限にのめり込んでいた時でさえ、私が持っていた感想です。

引用マーク始め1.png日本国内における年間の食品廃棄量は、食料消費全体の3割にあたる約2,800万トン。
このうち、売れ残りや期限を超えた食品、食べ残しなど、本来食べられたはずの、いわゆる「食品ロス」は約632万トンとされています。
これは、世界中で飢餓に苦しむ人々に向けた世界の食料援助量(平成26年で年間約320万トン)を大きく上回る量です。
また、日本人1人当たりに換算すると、"お茶碗約1杯分(約136g)の食べ物"が毎日捨てられている計算となります。
日本の食料自給率は現在39%(平成27年度)で、大半を輸入に頼っていますが、その一方で、食べられる食料を大量に捨てているという現実があるのです。
もったいないと思いませんか。食品ロスを減らすために、食べ物をもっと無駄なく、大切に消費していくことが必要です。

※WFP発表の数値

~出典;政府広報オンライン【もったいない!食べられるのに捨てられる「食品ロス」を減らそう】より、抜粋引用させていただきました。~https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201303/4.html引用マーク終わり.png


私「スリム鳴造」は、出されたものやオノレが注文した食品は「すべて食う」をモットーとしておりますので、糖質制限を意識していても、トンカツ屋ではもちろん衣ごと食いましたし、回転すし店には行きませんでした。


ま、それはさておいても「糖質制限」については、私は「糖尿病患者などに適用する食事療法」としてならば、自分自身の効果体験もあるのでそもそも賛成ですが、その治療を推進する医師協会の医師達が、顧問の夏井先生と同じ「病気じゃない健康な人のダイエットにも有効」とか「糖質は麻薬と同じ」とか「ご飯を残して寿司を食う」という食べものの良し悪しを決めつけるような、一般庶民患者には到底ついていけない急進的な考えならば、この「糖質制限医療推進協会」やその傘下医師たちもロクなもんじゃないなと、言わざるを得ないし、この番組を見た多くの日本全国の一般国民も「食物と違法薬物を一緒と語ったり食物を粗末にする糖質制限推進論者は、人間としておかしい」との印象を持ったことは間違いないと思われます。

そして、「お寿司はネタ(魚)だけ食う、ご飯は食う必要がない」と言う夏井先生に対して、男性司会者は「それでは大切な日本の食文化が・・・・・」と言われたときに・・・・・

夏井先生【談】

あの、大切だ・・・って言いますけど
日本人は江戸時代何かはお米食べてないですからね。
何と!
「江戸時代は米は食べていない」
という衝撃的な夏井先生のご発言!!!
wwwwwwwww
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こ、これは・・・・・・
番組を見ている視聴者の私が苦しい・恥ずかしい
こんなアホな事を全国民が見ているTV番組で発言する人がいるなんて・・・・
いや、これは何かの間違いか、きっと何か理由があってのご発言だろう・・・・・
さあ!
司会者さん新聞社解説委員さん
あるいは反対派の幕内先生!
誰でもいい!
ツッコミを入れて、夏井先生のご本意を聞いてあげてください!
・・・・・と、期待して番組の続きを見ておりましたが。。。。。

夏井先生【談】
日本人は江戸時代何かはお米食べてないですからね。

男性司会者【談】
(非常に小声で早口で、もはや相手にしていないような感じで軽く)
うん、なるほど、ですね・・
ところで、糖質制限ダイエットをしていると運動・・・・
(江戸時代うんぬんは突っ込まずに、次のテーマに話を変える司会者【悲報】・・・)


何と!
夏井先生の「江戸時代は米食ってない」との救いようのない気が狂ったご発言に対しては、出演者は何らツッコミも反論さえしないで、冷酷にもスタジオの出演者全員が沈黙&無視&放置を決め込んでしまいました【悲報】
唯一、番組進行上やむを得ず、男性司会者が「うん、なるほど」と早口で非常に小さい声で「独り言のようなつぶやき」を発した後は、急に声が大きくなって次の話題「運動について」に話を切り替えられました。
司会者の「なるほど・・」は、どういう思いだったのか・・・・

「なるほど。夏井先生のおっしゃるとおり江戸時代は米食ってないよな。」と考える日本人は皆無でしょう。
「なるほど。夏井先生の炭水化物嫌いは歴史さえ変えてしまう筋金入りだ。とてもマトモじゃない」と考えて、それ以上は相手にしないのが一般社会人でありましょう。
しかし、反対派の幕内先生や新聞社解説員の人は冷たいですね。
誰ひとり夏井先生を弄らないしツッコミを入れずに完全放置プレーなんて、残酷でさえあります。
誰かが「確かに庶民が白米を普通に口に出来るようになったのはここ戦後70年くらいだ、でも江戸時代に米食っていないと言うのは間違いでしょ」とか「江戸時代は庶民は精製された白米よりも雑穀などを多く消費していた」とツッコむことは一切なしです。
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「ブドウ糖は全部中性脂肪になるから害」「インスリンが出る事自体が害」「糖質制限で病気になるのは日比野佐和子ただ1人だけだ」「白米は覚せい剤と同じく人体に有害だ」「お寿司はご飯を食う必要はない」に続いて「江戸時代は米食ってない」発言によって、「炭水化物が人類を滅ぼす」というタイトル通りに生きる「枷」と「既得」と「印税」と「経済的自立」と「人脈」と「信奉者」などに支配された夏井先生のご事情や実態が益々浮き彫りとなる、視聴していて胸の痛む悲惨な場面が続きます。

「江戸時代は日本人は米食ってない」という夏井先生の渾身のご発言に、番組では誰ぁ~れも突っ込みを入れないので、代わって私「スリム鳴造」がタイムマシンに乗って、江戸時代など昔の人に聞いてみました。

「昔の人たちよ。アンタ方は米食ってたの?食ってなかったの?」

まずは、戦国時代末期、江戸時代開府直前の1580年代後半、豊臣秀吉統治下の時代の人々の様子を覗いてみました。
野武士に村を襲われて困っている百姓たちの窮状を見かねた、ひとりの日雇い労働者がどんぶり白米の茶碗を侍に見せつけて叫んでいる場面に出くわしました!
ご覧ください!
  ↓
この飯おろそかには食わんぞ.jpg
日雇い労働者【談】

やい、おサムレイ!
これ見てくれよ、こりゃお前さんたちの喰い分でえ。
この抜け作(百姓)どもは何食ってると思う?
自分たちはヒエ食って、お前さんたちにゃ白い飯食わしてんだ!
百姓にしちゃ・・精一杯なんだ!!
てやんでえ!


この日雇い労働者の決死の訴えに、侍が心を動かされたようです。
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侍のリーダー【談】
(日雇い労働者のどんぶり飯を受け取って)
よし、分かった。
もう喚くな。


そして、お侍はどんぶり飯をしっかり掲げて、百姓たちに一礼します。
この飯おろそかには食わんぞ3.png
「この飯。おろそかには食わんぞ」

【画像出典;スリム鳴造所蔵DVD「七人の侍」より】


昔の百姓たちは重い年貢のために、普段は精米を口にすることは難しかったようですが、あわ・ひえなどの雑穀や畑で摂れた芋類や豆や野菜を食べていました。
「年貢」があったのですから、米は大事に扱われて江戸時代以前からも米中心の社会や経済だったのです。
夏井先生のおっしゃる「江戸時代は米食ってない」が正しいとすれば、日本全国で収穫された大量の米は全部腐らせていたかスズメが食べていたことになりますが・・・・・・

「炭水化物が人類を滅ぼす」との主張を貫き通すためには、江戸時代の歴史さえ変えてしまう糖質制限ダイエット賛成派とは、一体何だったのか???
せめて「糖質が人類を滅ぼす」とか「精製米が日本人を滅ぼす」というタイトルならば、まだ逃げ道や遊び心があったのですが、炭水化物全体を悪者にしているので、八方塞がりで、どうしようもない状況です。
結果的に、麻薬と同じと言ったり、江戸時代に米食ってないとまで発言するなど「何が何でも炭水化物全体が悪者論」を言い続けるしかないのでしょう。


座頭市とどんぶり飯.jpg

座頭市と握り飯.jpg
暖っけいなぁ(モグモグ)
ありがとうございますゥ。
お天道様。
市はご覧のとおり、おてんとうさまが恵んでくださったオマンマありがたく頂戴しておりやす。
ん、ウマい美味い(もちゃ、もちゃ)

【画像出典;スリム鳴造録画「座頭市シリーズ」より】

普段は「嫌な渡世だなぁ~」と嘆いておられる旅がらす「座頭市さん」も、太陽と大地そして人々の温もりが恵んでくれた「ご飯」を感謝して召し上がっておられました。


いやま、江戸時代というよりも戦後75年の最近の「米離れ」のほうが深刻でしょうに。
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1961年から2016年までの55年間で、日本の精米需給量は半分まで落ち込んでいます。
さ・ら・に。。。。で、ある。

カロリーバランスの推移.png
昭和21年から平成25年までの67年間で、炭水化物摂取量が約80%から約59%にダウン。
その反面、脂質摂取量が7%から約29%に大幅アップしています。

まー、もちろんこの期間に国民皆保険制度充実や医療技術の発展、安定した社会インフラ、そして動物性たんぱく質脂質増加による栄養改善によって、国民の寿命が延びていったのですが、明らかに、昔(炭水化物多い)より現代(脂質多い)のほうが肥満者も生活習慣病発症者も多いのも事実でありましょう。
夏井先生が親の仇のように、あるいは反社会ドラッグと同等に悪者にする「ご飯など炭水化物」が病気や肥満の主役であるとはとても思えないのは、統計が物語っています。
糖質と動物性脂質を組み合わせた精製工業食品や精製果糖飲料の摂り過ぎは良くないというのは言うまでもありません。
しかし、糖質制限ダイエット反対派の幕内先生が「健康については、糖質の種類にも寄り、異なる」と極めて真っ当なご意見を述べた時も夏井先生は「どんな種類であっても、糖質や炭水化物はぶとう糖を生み出すから危険だ」と、もうご自身の勧善懲悪に縛られた頑固一徹の老人になっておられ、お怒りになられてキレてしまったので、最早、広く国民の健康について議論する余地さえないのでしょう。
「俺は反対派を論破する。反対派でまともな対戦相手は最早いないぞ。」とご自身のファンや信奉者に向けた大本営発表と言うか、TV画面を通じて支持者に体面を保ちたい気持ちが強いのかもしれません。

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画像は、井の頭公園内の湧き水「お茶の水」です。
この井の頭を源流に「神田上水」を建設し江戸市中に飲み水を送ったそうです。
私は、神も仏もその他にも全く信仰や興味がない人間ですが、この「お茶の水」の前に立った時、自然に手を合わせて頭を下げていました。
多くの人間の命を支えてきた「水」・・・・・
それを苦労して整備してきたのは、大量に動員されて協力して仕事したであろう「無数無名の人々」でありましょう。
「水」の管理(治水、給水、塩水から真水へ、など)によって、多くの田畑が開発されて、江戸時代中期には百万人に達したという江戸市民に、それはもう大量の穀物や野菜を届ける事ができたのでしょう。
そ・し・て。。。。で、ある。
その労働力や活力を支えてきたのは間違いなく「穀物」すなわち「炭水化物」がエネルギーの主役だったことは間違いないでしょう。
ややもすれば糖質を敵対視している「糖質制限推進派」の医師たちは「炭水化物が人類を滅ぼす」とか「野菜さえ食うな、断糖だ」と喚いていますが、その医師センセ方ご自身も、穀物と言う安定的な食物あってこそ繁栄した「人類の子孫」であり、多くの人々が規則性をもって世の中が動くという世界で生きており、それゆえに当たり前のように毎日の安全・安心を享受できているのでしょう。
電車や信号や流通や電気やガスや水道やスマホや衣食住そして穀物。
その「ビッグ・データ」を支えてきたのは、日本で言えば「五穀豊穣」を続くことを祈ってきた祖先から脈々と受け継いできた稲穂や水脈でありましょう。

【画像および記事出典;拙ブログ「★スリムちゃん遠征珍道中【第8話】先人からの命の水」より】

そして私自身、一昨年の西日本豪雨の際に、災害を受けた多くの自然や河川やインフラを見てきて、人間社会ってやつは、先人や今を生きる人が時空を超えて築き上げてきたものだと、恥ずかしながら60歳近くなったこの歳になって初めて、五臓六腑に染みわたって気が付きました。

どんな偉そうなこと言っても特定の栄養素を一方的に悪者にする輩は人間のクズだと。
「人間は火と穀物で今の文明社会を築きあげてきた」と。
そして「安定した食物である炭水化物こそが人類を繁栄させてきた」と。

これは「あれ食っても良い、これ食っちゃ駄目だ」と言った屁理屈など一切通用しない、「事実」なので、ありましょう。

結論
言うまでもなく江戸時代の人々は、米をモリモリ召し上がっておられました。

さあ、このシリーズ。
掘り下げて視聴しておりますと登場人物のキャラもしっかり立っておりますし、糖質制限関連のTV作品としては、見ごたえ充分です。
そして私自身は「食事療法」なら賛成しますが、事もあろうか医師が先導してきた「ダイエット法」としての糖質制限については、反対であります。
そして、「糖質制限ダイエットブーム」が、いかに一部のブサイク医師たちによって国民の健康を揺さぶってきたか、それが平成の古臭いバブル(大して価値がないものがもてはやされる現象)だったことをTVで初めて国民に示すことができた歴史的な名作だとも思っています。

ゆ・え・に。。。。で、ある。
当然、次回に続きますよ。

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