【番組感想】糖質制限ダイエットは正しいのか?⑦食習慣と発症の因果関係は?

番組名「深層ニュースFRIDAY」(BS日テレ)
特集「糖質制限ダイエットは正しいのか」の視聴感想記。。。。
今回は第7回目ですぞ。

登場人物は・・・・


糖質制限ダイエット【賛成派】
●夏井睦・・・「日本糖質制限医療推進協会 顧問」
  著書「炭水化物が人類を滅ぼす」

糖質制限ダイエット【反対派】
●幕内秀夫・・・「管理栄養士」
  著書「世にも恐ろしい糖質制限食ダイエット」

男性司会者【談】
糖質制限ダイエットを実践し、命の危険に陥ったと訴える方がいらっしゃいます。
こちらの医師の日比野佐和子さんなんですが、糖質制限ダイエットを行い、3か月で17キロの減量に成功、楽にやせられることに喜びを感じていたといいます。
しかし、開始から3年後、体調に異変が……。
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日比野佐和子先生【談】
朝起きたときに右手と右足が全く動かなくて、立とうとすると、本当にふにゅっと体がこんにゃくみたいに感触すらないんですね。
「救急車も呼べるのかな?」というぐらい危険な思いをしました。
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日比野佐和子先生【談】
一過性脳虚血発作と言われまして、要は脳梗塞こうそくの一歩手前の状態だったみたいでして、それが長く続いていると、脳梗塞という診断になって、後遺症が残っていたかもしれないですね。
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女性ナレーター【談】
こちらは日比野さんが当時食べていた普段の食事です。
糖質を抜き、大好きな肉、そしてチーズが中心のメニュー、こうした糖質制限ダイエットが異変を招いたのでしょうか?

日比野佐和子先生【談】
当時のドクターもそういうふうに考えていたと思います。
やはり普段の食事について聞かれまして、そういう糖質制限でお肉と油を好きなだけ食べていたという話をしましたら、もうその食事自体が原因だと言われました。

現在、アラフィフであられる日比野佐和子先生が、糖質制限ダイエットで命の危険を感じられたのは、30代前半頃らしいです。
(出典;延べ数百本にもなる糖質制限推進派センセ出演動画を毎日のように聴講するのが人生の楽しみだった、狂気&凶気&狭気のオトコ、私スリム鳴造の脳内腸内記憶データによる)
別のサイトで、このときの様子を日比野先生は「極端な糖質制限により半年で14kgやせたものの、偏った食事をとることで脳のエネルギーである糖質が不足し『一過性脳虚血発作』を発症。体の半身がしびれ、中性脂肪の数値は基準値を超えて脳梗塞の危険すらあった」と、語られています。
その後、糖質制限をやめて、何と17㎏リバウンドしたそうですから、ま、命の危険を感じたのは気の毒ですが、「日比野先生、アンタお医者なのに一体何やってんの?」と言いたくなりますねwww
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ただし、、、、で。ある。
日比野先生は、その後苦労された末、10数年経過した現在(48か49歳?)では、ご覧のとおりスリム&ビューティーをキープされているのだから、それは素晴らしいと言えましょう。
現在の食事法を日比野先生が語っているサイトがありました。
秘訣は茶色い炭水化物、すなわち血糖値をゆるやかに上げる複合&未精製糖質の摂取を1番に上げておられました。
そして、今は「ゆるやかな糖質制限も」実施されておられるようです。
何が何でも炭水化物を敵対視する夏井先生(糖質制限推進協会、顧問)ではなくて、血糖値上昇のゆるやかな複合糖質摂取をススメる幕内先生(管理栄養士)に近い食事法と言えます。
そうですよね、日比野先生?

(リンク先;日経電子版「ビューティー」)

それにしてもこの日比野先生、「ダイエット&リバウンド&スリム&ドクター」として、今や西川史子先生を超える「日本一のタレント女性Dr」の地位を築かれつつあるといっても過言ではないと思われるご活躍ぶりではありますwww
しかし・・・w
4~5年前の「糖質制限ダイエットは有効か」のテーマ番組で夏井先生と共演されたときは、日比野先生は「ワタシ、糖質制限で死にかけたけど、今はこのとおり若くてスリムで綺麗でしょ」の圧倒的若作り美貌ビジュアルでタレントさんや芸人さんを味方につけたため、冴えない中年オヤジである夏井先生が徹底的にボコボコにされていましたが、また今回も、何の因縁かコノ日比野先生がイソイソと降臨してくるとは・・・www

芸人さんを味方につけた日比野先生が夏井先生を完膚なきまでにボコボコにしたTV番組の感想記事はコチラです。
         ↓


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男性司会者【談】
現在、バランスのよい食事を心がけていると日比野さんは話していたんですが、幕内さんは、この倒れた原因は糖質制限にあったんじゃないかとお考えですか。

幕内先生【談】
因果関係がほとんどはっきりしないんですね。
ただ、あそこまで極端な食事をすれば、脳梗塞とかの危険性は当然、あると思います。
間違っちゃいけないのは「誤った方法をやった」と話す人がいるんですが、そうじゃないです。
糖質制限食を本当に継続してやってしまったからです。
ほとんどの人は中途半端なんですよ。
この方は恐らく、日記を見てみないとわかりませんが、本気でやってしまった結果が出ただけだと思います。
「糖質制限」イラストレーター  acworksさん.jpg
因果関係ははっきりしないが危険性は否定できない、との、極めて冷静で慎重な幕内先生のご感想です。
ただし、我々一般視聴者としては、お医者である日比野先生ご自身や、当時の担当医が「一過性脳虚血発作は、行き過ぎた糖質制限が原因」とおっしゃっていることを看過せずに重く受け止めて、糖質制限ダイエットの危険性については、発生しうる可能性もあることを、きちんと理解すべき事象でありましょう。
肉や脂ばかり食べると言う「糖質制限ダイエット」を続けた場合には、糖質不足となり、身体は筋肉を分解して補おうとしますので、筋肉量が減ってしまうという体力低下の問題もあります。
更に、日比野先生のような命に関わる事態にならなくとも、めまいや頭痛などの慢性的な体調不良に陥るケースは数多く報告されているようです。
また、肉類に多く含まれる飽和脂肪酸やコレステロールの摂取量が増えた結果による、動脈硬化や高コレステロール血症など循環器疾患のリスクも増えるようです。
実は、私はこの「動脈硬化」の問題を、現在とても気にしています、後ほど詳しく語らせてくださいな。

男性司会者【談】
夏井さんは?

夏井先生【談】
私は本気でやっていますけれども、起きていないんです。

幕内先生【談】
それは個人も色々・・

夏井先生【談】
つまり何が言いたいかと言えばですね。
江部先生のところで糖質制限やってる人は数万人レベルでいますけど・・・
海外の文献であっても、糖質制限やって一過性脳虚血発作を起こしたのは「彼女(日比野佐和子先生)ひとり」なんです。(キッパリ!)
何と!
夏井先生は「糖質制限で脳虚血発作起こした病例は、世界で日比野佐和子ただ一人だけだ」と言い切られました。
日比野佐和子や当時の担当医はウソを言っていると・・・。
いやま、ウソは大げさかもしれませんが「診立てが間違っているぞ」と、断定しているのと同様です。
その理由は「江部先生のところでは、そんな症例はない」からだと。
「江部先生のところでは、エベ先生ガ―、江部江部江部江部・・・」
そして、夏井先生は世界中の文献に糖質制限と動脈硬化の因果関係の論文はないと。。。。。。
いやはや、こ、これは・・・・酷い。。。。
まさか、数年前の日比野先生との共演番組で、夏井先生がタレントや芸人にボコボコにされて負け犬になったときの意趣返しではないと思いたいのだが。。。。。
それにしても、酷い。。。。
しかも生放送だ・・・・
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一方の幕内先生は慎重にも賢くも「糖質制限が発症の原因である可能性はあるが、食習慣だけの因果関係は難しい」と回答されておられました。
ちなみに、番組発言記録を書き起こした読売新聞のヨミドクターのサイトでも、愚かで頭の悪すぎる夏井先生のこの酷い発言は当然カットされていました。
ただし、で、ある。
私は次に続く幕内先生のお話の中で「はっ!」と驚くことがありました。
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日比野先生が糖質制限が原因で脳虚血発作を起こしと語られたことに対して、夏井先生は、「そんな症例は日比野佐和子ただ一人だ、江部先生にも、世界的にもデータがない」と、ご発言されたことに対して・・・

幕内先生【談】
そんな事ありませんよ!

夏井先生【談】
いや、そういうデータないんですよ。

幕内先生【談】
あります!
九州の脳の専門のドクターがインターネットで調べたものを発表しています。
糖質制限食で脳梗塞を起こした人たちを画像つきで発表しています。
ただ、それでも因果関係は断言はしませんよ。

え?
糖質制限と脳梗塞???
九州のドクター!!!
まさか・・・

実は私「スリム鳴造」は、糖尿病発症以降、関心を持った全国の病院・クリニック・お医者さん・管理栄養士さんのHPやブログやYoutubeなどを何百件とお気に入り登録しております。
そして、その中に私がとても参照にしている、恐らく今回幕内先生がおっしゃられていた「糖質制限と動脈硬化(一過性脳動脈発作)」に詳しいドクターのサイトがあります。

それは・・・・
「真島消化器クリニック」の「脳梗塞・心筋梗塞の予防法」というページです。
(間違えていたらスミマセン。でももし違っていたとしても、この真島クリニックさんの糖質制限と動脈硬化の記事は、私にとって現在のところ、日本一参考にさせていただいております)
「医師が書いている糖質制限食を勧める書籍」を信じ・・・
A1c低下や体重減少、さらに体脂肪率低下に価値観を求める人達はその結果に心酔し・・
でも・・血管プラーク(動脈硬化)は粛々と進行し・・血管病で倒れれば・・会社は倒産。。。
家族と従業員・その家族の境遇は・・どんな状況になるでしょう・・・
引き返すのは今ですが・・・

【出典;真島消化器クリニック「糖質制限食を続けているために、動脈硬化が急速に進行したと思われる1症例」より、抜粋引用させていただきました】

なぜ私が「動脈硬化の予防法」の真島クリニックさんのサイトを熱心に見ているかというと、実は私自身が本年(2019年)春の健康診断で、「動脈硬化の疑いあり」との診断結果が出たからなんです。

CAVI(キャビィ)検査.png
この検査結果により、私の「糖質制限を含む食事療法」は、本年度に入って色々見直しをしていくことになりました。

お   っと、番組視聴感想から話が逸れてしまいましたが、大事なお話ですので、次回はこの「糖質制限の健康に与える影響」も含めて、夏井先生&幕内先生の討論内容も、引き続きレポしてまいります。

お・楽・し・み・に。。。。で、ありますか?

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