ふらり外食【2019】食いまくり⑨ひろしまフードフェスティバル【後半戦】 

ひろしまフードフェスティバル 2019
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●ひろしまの食をまるごと食べつくし!
●広島の風土を楽しみ学ぶ2日間!

前回に引き続き、広島城とその周辺及び中央公園で年1回開催されている「ひろしまフードフェスティバル」の食いまくりレポです。
前回は「牡蠣フライ」と「子持ちアユの塩焼き」を頂いたところまで書きましたが、何とその直後、激しい雨が降ってきました。

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テント内スペースに一時避難して、雨が上がるのを待つ来場客の皆さん・・・・・・
限られたスペースなので、一気に押し寄せた人々で正にぎゅうぎゅう詰めの状態です。

「雨あがるんかねぇ??」
・・・と、スリムちゃんの隣にいた年配の女性が、購入したラーメンを途中まで食べて外の様子を眺めています。

スリムちゃん「通り雨だと思いますが、念のため、調べてみますか・・・・」
スマホを取り出した私は、気象庁の雨雲レーダーのサイトへアクセス・・・・

スリムちゃん「雨雲はあと10分くらいで通り過ぎますから、すぐに雨あがると思いますよ。」
左隣年配女性「良かったわぁ~。じゃ、もう少しの辛抱ですね、ズルズルぅ~。」

間もなく雨が上がるとの気象情報を得て安心したのか、年配女性は美味しそうに再びラーメンを食べ始めました。

スリムちゃん「ん?(ジロジロ)美味しそうなラーメンですね。どこの、何ラーメンですか?」
左隣年配女性「大竹のラーメンよ。(指さしながら)あそこの尾道ラーメンの隣にありますよ。」
スリムちゃん「大竹のラーメンか、聞いたことないけど美味しそうですね、美味いですか?」
左隣年配女性「ええ、あっさりして美味しいですよ。尾道ラーメンも美味しいけどね」
スリムちゃん「ゴクリ、後で買ってみようかな、あ、その具のたくさん入ったお汁は何ですか?」

・・・と突然、スリムちゃんに問いかけられて、やや困惑の表情を浮かべたるは、右隣にいた年配男性であった。

雨は止む気配なく、更に激しく降り続けている。
テントの外の会場をうろついている者は一人もいない。

右隣年配男性「こ、これは・・・(明らかに戸惑い気味)」
年配男性の奥さん「これは京都風のお汁なんです。この人はコレが目当てで毎年来とるんよ」

雨は止む様子は全くなく、いっそう激しさを増しているようだ。
せっかくお目当てのグルメを手に入れてお楽しみの時に、このゲリラ豪雨である。
しかも、この年配男性の災難は、左隣の見知らぬ男の問いかけによって更に続いている・・・・

スリムちゃん「(覗き込んで)具がたっぷり入って本当に美味しそうですもんね、さすがお目が高いっスね。」
右隣年配男性「・・・・・(食べるところをジーっと見つめられて、明らかに困惑気味)」

・・・と、そんな具合でテントに避難して来た人たちと「まったり」交流していますと、やがて10分もしない内に雨足が弱くなってきました。
ひとり、ふたり、やがて数人と、人々が恐る恐る空の様子を見ながらテントの外へ出ていきます。

スリムちゃん「よおし、もう、そろそろ良いだろう」

雨雲レーダーでは今の強雨域が抜けたらば、中国地方には雨雲はないので再び豪雨になることはない・・・・
スリムちゃんブログ一行2名もテントの外へ出て、再び「地産地消食いまくり」の臨戦態勢に入りました!

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大雨が振る前にチェックしていた美味そうな店であります。

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ハイボールの次は、満を持して生ビールを購入。

そして。。。。。で、あ・り・ま・す。


●瀬戸内名産「生たこ、てんぷら」
●高級珍味「しゃこ」
●生産量日本一、福山名産「くわい」
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福山は日本一のくわいの生産地で全国の生産量の約6割を占めています。
もともとは沼地に自生していたものを明治ごろに福山城の堀に植えたのが栽培の始まりといわれています。くわいは,実から芽が伸びるその形から,「食べると芽が出る」目(芽)出たい縁起物として,正月料理や祝いの席で親しまれています。
ほっこりとした食感で,食べるとほろ苦さのなかに甘味が残るのが特徴です。
近年では,正月料理だけでなく,唐揚げや薄くスライスしたものを揚げたくわいのチップスとしても楽しまれています。
青味がかったその色から「田んぼのサファイア」とも呼ばれており,タンパク質やビタミンEも多く含まれています。
【出典;福山市HP「くわい」のページより引用させていただきました。】

「くわい」なんて何年ぶりに食べただろうか・・・・
いや、人生においても、そんなに食べている食材ではない・・・・
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【画像出典;福山市HP、福山市環境イメージキャラクター「くわいちゃん」の紹介」のページより引用させていただきました。】

自治体の「環境」のイメージキャラとして食材である「くわい」が公募で選ばれたことは、色々と考えさせられます。
くわいちゃんの好物は「きれいな水,すんだ空気」、将来の夢は「ひとりでも多くの人にエコの芽が芽生えるようになること」なんだそうです。
ウイキペディアによりますと、欧米では観賞用が主である「くわい」は、日本と中国では塊茎を食用とし、
特に日本では「芽が出る」縁起の良い食物と評され、煮物にしておせち料理で食べられる習慣があるため、世界でも日本で最も普及している。との事。
福山名産の「くあい」にしても、また隣県山口の「岩国れんこん」にしても、澄んだ水を豊潤に抱え込んだ泥地が生み出した、正に地産地消ヘルシー食材でありましょう。
「しゃこ」も、何年も食べていませんでした。
近所のスーパーでも最近見かけない気がします。。。。

プリプリのタコ天ぷら、身は少ないしトゲに気を付けながら頂くあっさりした甘味のシャコ・・・
そして、塩味でほくほくした「くあい」は生ビールに良く合い、正に至福のひと時を過ごしました。

さあ!
昼間っからの飲酒で、何だか贅沢な気持ちになって盛り上がってマイリマシタ!

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「小イワシ」のから揚げという看板に魅かれて、やって来ました。
「小イワシ」と言えば、広島には欠かせない郷土食材でございます。
昔は、行商の女性がリアカーを引いて街のあちこちで売っていたのを覚えていますが、今はそんな光景を見かけることはありません。

ん。。やや?
「前浜」という地名は聞いたことはないが、どこだ?

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