体重85㎏(身長は174cm)を超えて2016年8月に糖尿病宣告を受けた私が、可及的速やかに「メタボからの脱却」を図るべく選択したのが「糖質制限食事法」でした。
この食事法をやってみようと思ったのは「2ちゃんねる身体・健康板」の「糖尿病初心者スレ」での無数無名の人々の賛成or反対、喧々諤々、親切and罵倒、温情vs 殺伐とした「名無し」ゆえに放たれる「加工されていないむき出しの情報」を読んだからでありました。
それは、読み手が感じるに、凄まじいエネルギーを発しておりました。
「糖尿病初心者スレ」では、糖質制限のメリットと同じくらい、いや、皮肉で斜め視線の2ちゃん住人のこと、むしろデメリットの意見のほうが多かったような気がします。
つ・ま・り。。。。は、こういう事です・・・・
私が糖質制限を始めた動機は「こんな素晴らしい効果がある」も参照にしつつも、メインは「既に日本で無数の皆さんが実践していて、良いも悪いも甘いも酸っぱいもある、物凄い情報量と熱量」を信用したことになるのでしょう。
その後すぐに、ネット検索による関連動画数百本聴講、本屋巡りによる関連ホン数十冊購入し、いわゆる「糖質制限推進派センセ方」を知りました。
既に「糖質制限のデメリット」も2ちゃんねるで知っていましたが、なにぶん自分自身は実施前でしたので、このときは「とにかく一旦、糖質制限の事を何でも信じてやってみる」という狂気&凶気の如く「糖質制限」にのめり込みました。
とは言え、始めたきっかけが何と言っても、無数無名の2ちゃんねらーの皆さんの意見を読んだからなので、誰か特定のセンセに思い入れる事もなく、のめり込んで嵐のように実践した私の「厳しい糖質制限狂時代」は、同時に食事総摂取量も減り(カロリー制限)と運動療法(週2回づつのジム通いとランニング)を伴って、約半年に及びました。
「糖質&カロリー制限」と「運動習慣」実践期間中の半年間で体重が約20kg減量し血液検査の結果も改善された後は、「糖質を味方として適量摂取し、発酵食品や未精製穀物など食物繊維ビタミンミネラルを意識した食事」に変えて今日に至っております。
た・だ・し。。。。で、ある。
「今日に至っております」とサラッと書きましたが、恥ずかしながら糖質制限に狂気&凶気の如くのめり込んでいた頃は、「糖質は人類の敵だ。あとはカロリー気にせずに、肉や脂は幾らでも食って良い」という糖質制限推進センセ方のご教示に、盲目的に信仰する「信者」に近いマインドがあったことは否めません。
しかしながら、上のほうでも書きましたが、私の糖質制限スタートの最初のきっかけは特定のセンセではなく「無数無名の2ちゃんねらーの皆さんが先生」でしたので、冷静に客観的に冷めた目で自分を見ることもできたので、本当に良かったと思います。
一方で、糖質制限推進派センセや、そこから分派した亜流の特定のセンセどもの講演や著作を盲信してしまうと、その後は「センセや糖質制限業界やその亜流」の序列やマインドやバイアスから抜け出す事ができない「健康ジプシー民」となってしまう人が多いようです。
健康ジプシーとなってtwitterやFBグループを彷徨う民になってしまうと、糖質量の制限だけでは満足できず、「サプリだ、プロテインだ、メガビタミンだ、ナイアシンだ、牛脂だ」・・・と、結局は「普通ではないモノ、つまり薬物」に頼っているのと何ら変わりない「不健康民」に身を落としてしまうからです。
そうなってしまうと、同じ趣向や宗派の閉鎖されたグループ内にいる人たち以外の「普通に健康にご飯や炭水化物をを食べる一般人」を見下したり攻撃的になったり、ついには「ガンも病気も原因は、すべて、栄養不足やたんぱく質不足や鉄不足のせいなんだ」という風に、頭がおかしくなっても困ったことに本人の自覚もなく、もはや「一般市民から見たら、明らかに狭心&狂信的なグループの一員」となってしまいます。
それこそが「生活習慣病発症者や寂しがり屋の人が陥りやすい、21世紀ネット時代のもう一つの恐ろしい病巣である」と、スリムちゃんは考えます。
「糖質や炭水化物」などの特定の栄養素を「悪」とするフードファディズム思想に身を落としてしまうと、連鎖的に「今度は、鉄が足りない、たんぱく質が足りない、脂が足りない」・・・と、「精製化学人工物(ビタミン剤、サプリ、プロテイン)依存症」と言う名の精神疾患と、「ブサイク教祖センセをピラミッドの頂点とする狭心&狂信的なムラの一員」から脱出することは、益々困難を伴うことでありましょう。
ひとり1人の末端の方は、本来真面目で優しい人ばかりだと思うので、1日も早く「各々の民間商法ブサイク教祖センセ方」への信奉や洗脳から解き放たれて、メリットもデメリットも自由に議論できる精神状態を取り戻して、元気で楽しく一般社会に復帰されることをお祈り申し上げます。
ただし私自身も「信者」とまではいきませんが、かなり「糖質制限」にのめり込んでいた時期がありましたので、そのころは良かれと思って、知り合いの「肥満者や2型糖尿病発症者」にも奨めてみました。
と・こ・ろ・が。。。だ!!!
↓
友人A「ええ?ラーメンとか麺類食えんのか?そんなん生きとって楽しくないじゃん?」
知人B「あれ食っちゃダメ、これ食っちゃダメ、面倒くさいのお、病気になっても良いけえ、わしゃあ、自由に好きなもん食うワイヤ」
顧客C「米やパンを角砂糖に換算したら何個分だと?そんなに砂糖食えるわけないけえ、意味ないじゃろ」
後輩D「いやー、先輩の言う事も分かりますが、ビールをグビグビ飲めない?あり得ないっスよ」
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ほぼ全員が「私のススメである糖質制限」を却下というかスルーというゼロ回答でありましたw
もちろん、これは私の人徳のなさ&人間の器の小ささが主因であって「糖質制限」のせいではないと思います。
いずれにしても、知人友人に自分が大切にしている食生活(糖質制限)を全否定されて承認欲求が満たされない私が「もうデブは知らん!」とばかりに、このブログを開始したのが2018年3月でありました。
拙ブログ開設時の頃は、既にストイックな糖質制限は行っておらず、「糖質も少量味方として受け入れる」という食生活を続けていましたが、マインドはまだ「糖質制限脳」であり、食品チョイスも「糖質量を厳しくしつこく確認」していました。
そんな、ブログスタート直後に書いたのが、以下の「ローソンブランパンシリーズ」です。
【コンビニ】サラダチキンVS握り寿司10貫(半額)【スーパー】 (2018年3月25日)
「ローソンのブランパンシリーズ」 (2018年3月25日~3月29日)
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この記事を書いた当時は、糖質量の多い「小麦粉パンや白米」をほとんど食べてしませんでしたが、「でも時々はコーヒーと一緒にパンも食べたいよなぁ~」という時期で、糖質量が少ない「ブランパン」を食べていました。
ローソンで販売されているブランパンとは・・・・・「小麦粉に比べて糖質が少なく、食物繊維などの栄養成分を多く含んでいる “ブラン(穀物の外皮)”を使用したパン」・・・との事。(出典:ローソン、ホームページより抜粋)
さて、その後現在では、もちろん精製糖質である小麦粉パンや白米の大量摂取には気をつけていますが、「ローソンブランパン」は、私にとって「ただ糖質量が少ないだけだし、好んで食べたいと思う程は美味くはない」という位置づけに「格落ち」したので、ほとんど買う事もなくなってしまいました。
このたび、久しぶりにローソンに行く機会があったので、「低糖質パン」を何種類か買って食べてみました。
●ふわふわブランの焼きドーナツ
「ブラン」という商品名がついている割には、小麦ふすま(ブラン)特有のクセがなく、風味は普通の焼ドーナツと変わらない感じです。
(ブランと銘打っている割には、独特のクセがないという原因と思われる考察は、悪い意味で後述することになります。)
ほんのり甘く、もちもちしてて、まあ美味しかったです。
●糖質オフのしっとりパン
「糖質オフ」とのタイトルでチョイスした「ツナサラダ」パン。
お味は「まあまあ美味しい」ということで可もなく不可もなくといった印象。。。
●大麦パン(バター入りマーガリンサンド)
食感は、ブランパンよりもザラザラ感が少なくふわっとしています。
お味は「まー、こんなもんか」と、このパンも可もなく不可もなく・・・・
上記3品パンは、いずれも糖質制限推進派センセである山田悟センセ主宰の「ロカボ」マークが付いている商品です。
つまり、この3品のパンは、「糖質少なめに拘ってヘルシーとした商品」ということでしょう。
なお、各パンの栄養成分表示表は以下のとおりです。
↓
ふわふわブランの焼きドーナツ
糖質オフのしっとりパン
大麦パン(バター入りマーガリンサンド)
栄養成分表示においては、「ロカボ」のお墨付きの今回の3品のローソンの低糖質パンは「糖質量が少なく、食物繊維量が多い」ので、ヘルシーなパンと言えるでし・・・・・・・
え?
ちょ、ちょっと待ってくださいよ!
えええ?????
パンの外装の裏面の表示を、詳しく見てみました!
↓
ふわふわブランの焼きドーナツ
何と、食品としての名称は、パンではなく「洋菓子」
ま、ドーナツなのでこれは良いとしても、メインの原材料名は、ブラン(小麦ふすま粉)の表示はなくて「ミックス粉」・・・・
そして、数多くの「食品添加物」が何行にもわたってツラツラと書き連ねられている!
え?
さ・ら・に。。。。で、ある。
(上)糖質オフのしっとりパン
(下)大麦パン(バター入りマーガリンサンド)
(上)は和生菓子。
(下)は大麦パン。
だが、し・か・し。。。で、ありましょう。
大麦パンの主要原材料は「大麦」ではなくて、ドーナツと同じまたしても「ミックス粉」
そして、この2種のパン(?)も、食品添加物のフェスティバル状態でありましょう(苦笑)
各パンの外装表面は、ドヤ文字で「糖質10g(ドーナツ)、5.9g(しっとりパン)、5.1g(大麦パン)」とか「人工甘味料不使用」「ロカボマーク付き」が踊っておりました。
しかし、裏面をみると、例えば「大麦パン」でさえも、もはや「主に小麦粉から作られたパン」ではなくて、植物性たん白、でん粉、大豆粉、大麦粉、シトラスファイバー・・・で構成された「ミックス粉」と「食品添加物」が練り込まれた、「精製されまくって添加物がはいりまくった、体に負担をかけそうな栄養の少ない食品」と、言わざるを得ない、と、スリムちゃんは評価しました。
「糖質オフだ!ロカボだ!」に拘ってバイアスがかかっているため、それを果たすため、一方で「パン特有のふわふわしっとり感を出すため」そして「なるべく安価で売るため」に、色々と添加物を入れなければならないのでしょう。
もちろん、多くの消費者の食生活をすみやかに担保するための「コンビニ食品」では、なるべく安く大量生産する必要があるので、原材料そのものの食材や作り立ての食品ではすぐに傷んだりするので供給できません。
それゆえに、保存料や防腐剤は欠かせないものであるし、これらがなければ現代人の生活は成り立ちません。
た・だ・し。。。。で、ある。
私は今さらながら、目が覚めました。
「ヘルシーコンビニ食品」という当特集において、「私個人にとって」ローソンの低糖質パンとは?
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①低糖質素材でパン特有のふわふわもっちりが減った分を、各種添加物で補って(誤魔化して?)いる。
②ゆえに、山田悟センセ提唱のロカボシールが貼ってあるローソン低糖質シリーズは、添加物まみれで決してヘルシーとは言えない。
今の私は「未精製の炭水化物を摂取する」との考えで食事しておりますので、「ごちゃごちゃ色んなものを混ぜた苦肉の命名ミックス粉で作られて、添加物まみれで構成されたなんちゃって低糖質パン」は、むしろ体に負担がかかる「ノンヘルシーパン」だと考えます。
こんな「なんちゃってヘルシーロカボパン」を食べるくらいなら、具材がしっかり入っている「普通の小麦粉のサンドイッチ」のほうがヘルシーと言えましょう。
ん~。残念です。
拙ブログ開始直後に特集した「ローソンのブランパンシリーズ」
当時の私は、既に厳しい糖質制限は行っておりませんでしたが、1番の関心事はやはり「その食品に含有された糖質量」でありました。
ですので、「その食品がどういう素材で構成されているのか」には、ほとんど関心がありませんでした。
そして今の私にとって「山田悟センセ提唱ロカボの低糖質パン」は、「糖質制限ブーム」に調子に乗って、『糖質は悪』なんだと思い込んでいる勘違い健康オタク消費者(かつての私も含む)に忖度して、その正体は「低糖質だけにフォーカスし添加物で誤魔化したノンヘルシー菓子(栄養素が少ない)」と言わざるを得ません。
「糖質を抑えて少なめ(ロカボ)にしているが、ふわふわもちもちのパンの食感・美味しさのために多くの添加物を内包しているのが、ローソンの低糖質パンである。」
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これが、あくまで「私にとって」のローソンの低糖質パンの位置づけとなりました。
なお、余談ですが今回「低糖質パン」を買う際に、記事にするためについでに「ローソンのサラダチキン」も購入しようとしたのですが、商品(味付け)によって原料の鶏むね肉が「国産、中国産、タイ産」とバラバラであり、混乱してしまい結局買いませんでした。
私はコンビニマニアではないので、ひいきのコンビニなどありませんが、少なくとも令和新時代の「ヘルシー食品分野」においては、「安易な糖質ブームに忖度しないで、なるべく素材を生かした食品を提供しようとしているセブンイレブン」が、他を寄せ付けないほどリードしているとの実感を持っています。
「健康志向のトレンド」において、時代遅れとなりつつある「糖質を少なくすることだけに拘る、古臭い平成メニュー」よりも「糖質量よりも素材を生かした食物繊維豊富な穀物を摂取する、最新トレンドの令和新メニュー」を展開した新商品を発表しなければ、「ローソン」はヘルシー食品部門では五十歩百歩ではなく、1万歩近くも遅れを取ってしまうでしょう。。。。と、スリムちゃんは個人的感想を強くしています。
■コンビニ食■令和のヘルシー商品
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【4】さようなら「ローソンの低糖質パン」&あばよ「ロカボ食品」
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