「炭水化物」にもチャンスを!【2】糖質制限3パターン

「糖質制限」というキーワード。皆さんはどのようなイメージをお持ちでしょうか・・・
私が思う「糖質制限」は大きく分類すると以下の3つです。
ただし、ここでの「糖質制限」の定義は「意識して糖質量をかなり制限する食生活」とします。
「糖質制限」イラストレーター  acworksさん.jpg

1.メタボリック・シンドロームの2型糖尿病に罹患した人で、体重を減らせば病気の進行を遅らせたり、薬物やインスリン療法に依存しなくても日常生活を過ごせるようにするための「食事療法」のひとつ

2.主にアスリートやボディメイクなどの大会の出場者が、パフォーマンス(競技や審美)を高めるために筋トレなどの運動と組み合わせて、本番(試合、大会)までの一定期間に実践する「トレーニング法」のひとつ。

3.血液検査結果などは良好で健康なのに、絶えず自分の体重を異常に気にしており、何が何でも体重減量したい人が実践する「糖質制限(または低炭水化物)」と呼ばれる「ダイエット法」のひとつ。

私は、糖質制限を実践して効果があるのは「上記1と2」の場合のみに限られ、「上記3」の健康な人は、糖質制限を実践すべきではないと考えています。
上記1の「治療の一環で短期的に行う」場合は、実際、私自身「糖質制限」が大きな効果となって体重減量それに伴う血液検査結果を改善できましたし、糖質制限推進派医師のみならず「糖尿病専門医」も推奨している正式な食事療法でありましょう。
た・だ・し。。。で、あります。
2型糖尿病発症者で、既に薬物療法(インスリン分泌を増やす薬やインスリン注射)を受けている人は、自分の判断だけで、あるいは医師ではない一般人の民間療法やFBグループにそそのかされて始める
「糖質制限」は絶対にするべきではないでしょう。
薬でコントロールしていた血糖値が不安定になり、低血糖症などで命に関わる事態になる恐れもあるでしょう。
実際に、かえって糖尿病が悪化された方もいらっしゃいます。
私の場合、糖尿病発症直後(3年前の夏)からすぐに自分で動いたので薬物治療を受けずに済みました。
そして重要な事は、私、スリム鳴造は「正式に医師の診療」を受けていることです。
「次の検査時までに減量すること。それで血液検査の結果が改善されていなければ、教育入院による食事療法あるいは投薬」という、診断を頂いたうえで、「糖質制限食事法」を自分で実践したのです。
つまり、ガイドラインでは、血糖数値が高すぎるとか合併症発症などの重篤な緊急治療を要する場合を除き、まずは「1.食事や運動療法」それで改善されなければ「2.薬物治療」へと進むはずです。
私は幸いにも「厳しい糖質制限+カロリー制限+運動」によって20㎏減量し、血液検査の結果も良くなって、今に至っています。
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現在は厳しい糖質制限は行っておらず、糖質量で言えば「ゆるやかな糖質制限」で「栄養やビタミンミネラル食物繊維をしっかり摂取する」食事を心掛けています。
ただし「ゆるやかな糖質制限」でも、山田悟先生が提唱する「ロカボ」では、1日の糖質摂取量約130g以内なので、糖質重ね食いが当たり前である一般の現代人の糖質摂取量から比べたら、「達成するには、これでもかなり厳しい糖質制限」と言えると思います。
糖尿病発症直後や境界型の人で薬物療法されてない方は、「糖質制限」という食事療法もあるという事を知っておかれても損はないし実践される事も、選択肢のひとつにすれば良いと思います。
(ただし、私は自分の糖尿病が完治したとは思っていません。そんなに甘くないと思っています。今は薬や診療なしで日常生活が過ごせる寛解という状態です。今の日本では糖尿病に完治という言葉は使わないのです。)

上記2の「アスリートのトレーニング法」としての「糖質制限」は、我々一般人は何も言う事はありません。
ただ、アスリートの場合にしても糖質制限は、あくまで「本番」まで限られた期間の実践であり、逆に「糖質を含む炭水化物を爆食い、すなわち、大量に摂取する期間」もあるようです。
筋肉と話す人のイラスト.png
さて、今の日本で巨大市場となった「糖質制限業界」において、もっとも顧客層が多いのが「上記3」の「健康なのにダイエット願望が強い人々」でありましょう。「ただ痩せたいためだけの糖質制限」これは健康には全く良くない・・と、私は考えます。
人体を維持するうえで欠かすことのできない特定の栄養素「糖質」を減らす事だけにフォーカスして、肉や卵やチーズや人工的なビタミン剤などばかり摂取して、糖質や炭水化物に含まれるエネルギー源やビタミンミネラル食物繊維が不足してしまうと健康は維持できません。
健康なのに「偏った食事」を続けた結果、体調を崩したり病気になったりしては本末転倒です。

引用マーク始め1.png日本では、お米・うどん・そば・パンなど「炭水化物」中心の食事が多いので、この炭水化物を摂らないでいると1日の摂取カロリーを大幅に減らす事が出来きる為、摂らなければ体重は減りやすくなります。

しかし、お米や小麦粉には食物繊維やビタミン類など多くの栄養素も含まれていますし、腸内細菌の中には炭水化物を餌にしている菌もいますので、全く摂らないダイエットは止めた方がいいと思います。

炭水化物が「ダイエットの敵」のように思われていますが、そうではなく、日本では簡単に量を取りすぎてしまうのでカロリーを摂取しやすく、「量を調整しなければいけない」と言う事です。

決して、炭水化物抜きのダイエットなど行ってはいけません。


(出典;なかやまきんに君のザ★きんにくブログ「【筋トレ】ダイエット成功の為の食事メニューとは?」より抜粋引用させていただきました。
http://なかやまきんに君.com/diet-meal-menu/ 引用マーク終わり.png

■炭水化物が太る原因ではない。食べ過ぎまたは食べなさ過ぎが太る原因である。
(ポイントは適量を知ること)by高稲達弥先生★MuscleWatching
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筋肉がしっかり付いて顔艶も良く健康なボディメイク系の人は「糖質制限ダイエットは良くない。栄養のある新鮮なものをバランスよく食べれば健康に痩せることができます」と、明るく楽しく語っています。

一方で、「糖質制限はヤセる。痩せないのが不思議なくらいだ。肉は体力の限界まで食っていい」と、瘠せや小太りや肥満体など色々なセンセ方がいるが、どなた様もこなた様もカッコ悪くて、全人類繁栄の礎である「糖質や炭水化物」といった特定の栄養素を悪者に仕立てて、上から目線でダイエットについて「医師の立場」で語る「糖質制限推進派センセご一行」

読者の皆さんは、どちらの話に魅力を感じますか?


あろうことか医師が勧める「治療とダイエットがごっちゃまぜになった糖質制限ブーム」が、今の日本にまん延していることは、全く困ったものです。

「上記3」の「健康な人まで巻き込む糖質制限ブームの日本社会のカッコ悪さ」そして「ダイエットに効果があると"医師の立場”で煽るホンを出す糖質制限推進派センセのカッコ悪さ」については、本特集の後記事で取り上げてみたいと思います。
太っている男性.jpg

mono777さんによるイラストACからのイラスト


メタボの人は食事療法のひとつとして「糖質制限」への関心を!
アスリートの方は大会・試合でのご活躍をお祈り申し上げます!
健康な方は糖質を敵対視しない健康に痩せるダイエット実践を!

次回は、かつての私のような「糖質食い過ぎでメタボになった人」に対しての「一時的な対症療法でも効果ある糖質制限」のおススメや、それを気楽に実践できる方法を特集してまいります。

短期間の治療やトレーニング法としての「制限」を
長期間の健康をずっと維持するためにも「摂取」を

「炭水化物」にもチャンスを!


追伸;上のほうでも書いた通り、既に薬物やインスリン注射で血糖値をコントロールしている人は、決して自己判断で厳しい糖質制限を行わず、お医者さんに相談のうえ連携して「薬」の量や血糖値の数値などを診てもらったうえで行ってください。

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