「炭水化物」にもチャンスを!【7】All You need is カーボ(人類に必要)

今回は、一時期「狂気のごとく集中し、のめり込んだ糖質制限」について、私の経験談や感想を書かせていただきます。
良い悪い、正しい間違いもなく、ただただブログ主の超個人的な感想を落書きした記事として、お付き合いくださいませ。

ワタクシ、スリム鳴造(ナルゾウ)は、2016年8月4日に糖尿病宣告されました。
糖尿病発症直後からは「厳しめの糖質制限」を約半年間実施し、体重や血糖の数値が落ち着いてからは一転、「適度な糖質摂取&栄養確保」の食事を続けています。
体重は20Kg減量し栄養状態も改善、腸内細菌(これは推測)も一新しました。
イラストレーター、まさぷすさん.jpg
もちろん実際には糖質制限だけが効果があったわけではなく、自然と「カロリー摂取量(食事量)」を相当減らしていた事も「体重減少及び血液検査数値改善」という結果となって現れた事は、今では理解しています。
体重減量中は、週2回づつの「ジム通いとランニング」の運動療法も、かなりきっちりやっていました。
しかし、体重がみるみる減って血液検査結果もあっと言う間に改善した当時は、バイアスもフォーカスも興味も集中も、すべて「糖質制限のおかげ」と思い込んでいました。

そりゃ、そうでしょう。

「糖質制限の関連動画数百本&関連ホン数十冊」という、狂気の糖質制限の日常を過ごしたお陰で20㎏も減量して病気(糖尿病)が一応寛解(治療を受けずに日常生活を過ごせる)した、と、思い込んでいたのだから。
私のこれまでのヘタレでポンコツな50年以上の人生の中で「初めての、最大の、成功体験」だった大事件だと、自分でも思っているわけですからw
体重は、20歳のころは58㎏(身長174㎝)だったのが、30歳の頃は70㎏前後、40歳の頃は75㎏超、50歳の頃は80㎏超、そ・し・て。。。で、ある、53歳の糖尿病発症直前の頃には何と最大87㎏と、体重が右肩上がりの高度成長のインフレのバブル状態のノンストップ高だった訳ですから。。。。
それがですよ、わずか半年以内で20㎏痩せたのだから、そりゃあ「糖質制限の効果に、すっかり感動&興奮する自分」は、無理もないと言えましょう。
体重推移表.JPG

2016年8月6日から糖質制限を始めたときの、私の実際の「体重推移表」です。
この表を見ると、糖質制限スタート時の体重が82.4㎏で、その後数か月で15㎏減量しています。
そして当表では記載されていませんが、実はこの糖質制限開始1ヶ月前は何と体重87㎏でした。
その体重に心底恐怖した私はまだ糖尿病発症宣告を受ける前で「糖質制限を知らない時期」でしたが「甘い食品やジュースの摂取STOP」と「食事量をかなり減らす」ことを実施していました。今の日本人なら誰もが知っているであろう「カラダに良くないであろう食品を減らすカロリー制限」です。
どんどん肥満していった当時の私にとっては「食べる総量(カロリー)」と「糖質摂取を厳しく制限する」の2つが相乗効果となって、「劇的な効果として現れた対症療法」となったのであろうと、今では思っています。

生活習慣や食生活が乱れて「デブまっしぐらで糖尿病発症」した私の事を、この記事内では敢えて「ヘタレでクソなダメ人間」と、自虐も込めて呼ばせていただきます。
ところが、少し安心したというか、糖質制限の効果にすっかり感動して異常に興奮したヘタレでクソな輩、つまり「ダメ人間」はどうやら俺だけじゃないようですw
個人の方のtwitterやブログやFBや掲示板の書き込みなどを拝見しますと、「俺は、私は、●●㎏以上瘠せた!血糖値も下がった。だから糖質制限は素晴らしいんだ!」と、すっかり感動して興奮している人々がいかに多い事かw
私にしても多くの人にしても、糖質制限で効果が出たことは「ヘタレでクソなダメ人間が初めてダイエットに成功した、あるいは健康を取り戻した」人ばかりなので、感動してはしゃいで興奮するのも当然かもしれません。
お医者さん達でさえ、デブから脱出できた感動に打ち震えている人が多いのですから・・・
た・だ・し。。。で、ある。

「二の矢」はどう放つのか?

私のような「それまでの食生活が糖質摂取に片寄っていた肥満の人」が集中して糖質制限に取り組むとみるみる痩せるのはある意味当たり前で、問題は、痩せて血液検査が安定した後のできれば長く続いてほしい「人生」を、どう過ごすかでありましょう。
と・こ・ろ・が、、、だ。
せっかく体質改善や心の有り様を変えることに成功したならば、それはそれで次のステージに進めば良いのに、すっかり感動してしまって、何と、糖質制限ホンを出している「糖質制限推進派センセ方」を宗教の教祖のように崇拝している人(医師も含む)が、けっこう多いようです。
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各センセの流派や宗派や教派に基いた「食事法、ビタミン摂取法」などのFBグループなどの加入者が数万人もいること自体、自由人の私にとっては考えられないことでもあり、やはり世の中は広いなぁと思ってしまいます。
私の場合は糖質制限を始めたきっかけが「無数無名の人々が賛成反対異論反論喧々諤々と、楽しくも殺伐と語り合う便所の落書き2ちゃんねる」の投稿を読んだからなので全くの自由で、糖質制限推進派センセの誰にも思い入れはありません。
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幸いな事に、私は糖質制限関連だけではなくボディメイク系や糖質制限に反対する情報も、どんどん吸収していたので、「糖質制限教の信者」や「糖質を敵対視するグループ」や「ビタミン剤万能論者グループ」に属することも、落ちぶれることもなく現在に至っております。

ネットヲタクである私「スリム鳴造」が広範囲にググってみたところ、「糖質制限ダイエット」あるいは「低炭水化物ダイエット」実践者においては、必ずしもその後の長期間にわたって健康や減量を維持している人ばかりではなく、リバウンドしたり病状が悪化した人も決して少なくないようです。
さらに「血糖値を下げる事のみに拘る糖質制限信者」が多いようですが、長期的に健康でありたいならば、「糖質を効率よく代謝できること」がより重要であると、スリムちゃんは考えます。

ましてや、「たんぱく質脂質を食ってれば、カロリーは気にするな」と煽り立てる「糖質制限推進派センセども」のご高説を、そのまま真に受けて、健康な人がワザワザ体調を悪くしてしまっては本末転倒です。
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3大栄養素PFC、すなわち「たんぱく質・脂質・炭水化物」のうち、糖質が含まれている炭水化物を徹底的に悪者にして、「炭水化物が悪い。タンパク質や脂質は幾ら食べてもOK。カロリーなんて気にするな」・・・というご主張の糖質制限推進派センセだからこそ「炭水化物50~60%」という糖尿病学会の資料を「糖質60%」とすり替えても平気なのであろうと、呆れてしまいます。
「炭水化物」は、良好な血糖値コントロールに有益で、かつ、腸内環境を良好にする「食物繊維」が含有されている栄養素でもあります。
その食物繊維をガン無視して、シレーーっとこっそり「炭水化物50~60%」を「糖質60%」とすり替える「悪質さ」こそ、一般読者や一般患者は看過してはならないと、思います。
いわんや、炭水化物を人類の悪者扱いしてダイエットさえ語るのが「商売のネタ」「道場看板」になっているセンセたちは総じて決してイケメンじゃないし、どちらかと言えば老け顔でカッコ悪いセンセばかりなのに、なぜ健康な人まで一緒になって「糖質は悪者。農家も悪い、糖質まみれの飲食店も悪い、既存医療に騙されるな」との主張を信じて「糖質制限ダイエット」するのか、理解に苦しみます。
そのくらい、日本人の「健康やダイエットに対する関心が凄まじい」ので、ありましょう。

かくゆう私も、減量に成功した頃は感動して興奮して「糖質は悪者」と考えていた事もありましたが、今の私は「糖質を敵対視して極端に制限すると、糖代謝能力が衰えて長期的には健康に良くない」と思っています。

しかし、最近は「何が何でも炭水化物や糖質が悪い」という考え方から「炭水化物と糖質の種類に気を付けて、しっかり食べようよ」という流れになっていきている世間の雰囲気もあるので、良い傾向だとスリムちゃんは、ほくそ笑んでいます。

「日本人だからこそご飯を食べるな」
「主食を抜けば糖尿病は良くなる」
「炭水化物が人類を滅ぼす」

・・・などと、煽りまくって本を売りまくる「糖質制限推進派センセ方」ですが、農林水産省や厚生労働省の統計では、戦後は一貫して米の消費が減る一方で、肉類や油脂類の消責量が増えているそうです。
消費量の推移(農林水産省).gif
米の消費量がどんどん下がっているのに生活習慣病や糖尿病患者が増え続けている「現代の日本社会」
つまり「主食のコメやコムギが悪い、たんぱく質脂質は幾ら摂っても良い」という糖質制限推進派センセのご主張は、果たして信用に足るものでしょうか?
いや、逆に穀物などから摂取する「食物繊維」の不足と「肉や脂の食い過ぎ」で腸内環境が悪化し、肥満し易いカラダになったり糖尿病発症リスクも高まっている・・・とも言えるのではないでしょうか?

日本人の食物繊維摂取量.jpg
どうなんでしょうか?
藤田絋一郎先生っつ!!!
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私が大ファンであり何冊も蔵書している藤田先生も、学者先生のくせにご自身が痩せて血糖値が下がった事ですっかり感動し興奮し、しっかり商売に結び付けて「50歳からは炭水化物をやめなさい」というホンを出すという「ダメ人間」の要素が可愛らしいですが、肝心の「炭水化物に含まれる食物繊維と腸内細菌の関係」はどうなってるの?

藤田先生っつ!!!
今こそ貴公の出番ですぞ!!!
「平成の糖質制限は落ち目」だから、今度は新トレンドでご本業の「令和の腸内細菌を喜ばす炭水化物」のホンをシレ~ッと出版してくださいよ!
失敗や挫折を屁とも思わず、どんどん新しいホンを出版されたり元気に講演される藤田先生。
必ずや期待に応えてくれると、スリムちゃんは応援しておりますwww
ま、それはさておいて・・・・・

「1万年前の農耕革命以前は人類はコメ食ってない肉食なんだ」・・と、声をしゃくりあげてメソメソ泣きながら主張されたとしても、炭水化物(保存の効く安定した食物)を大量に確保できるようになった結果としての「人類の人口爆発」によってこの世に生まれてきた一人である事実からは、逃げようもないのです。

Human Population Through Time
(出典;American Museum of Natural History)

20世紀の人類社会の発展を端的に表すのが,世界人口に関する指標の推移であろう。19世紀の初頭に約10億人であった世界人口は,20世紀に入るまでに約16億人にまで増加した。これは人類にとってそれまで経験したことのない速さの増加であったが,その後現在までの変化に比べれば,比較的緩やかな増加傾向であった。世界人口は,20世紀中頃までは,そのような緩やかな増加傾向を続けてきたが,1950年以降に爆発的に増加し,1999年には60億人に達した。(出典;文部科学省HP「平成12年版科学技術白書」より抜粋引用させていただきました。)

水資源、治水、給水、電気、ガス、農耕、牧畜、漁労、土地開発、流通、交流、交通、スマホ、インターネっつ、そして社会・・・
これら人類のインフラなくしては、心臓、腎臓、肝臓、血、肉、髪の毛、脳などの体内インフラの機能もストップしてしまうのです。

老け顔でカッコ悪い糖質制限推進派センセたちが、とことん炭水化物や米や穀物を悪者扱いしていますが・・・・

炭水化物は早死にするとか人類を滅ぼすとか言うけど・・・
100歳以上の健康長寿者で、ご飯抜きの人がいるのかな?


もちろん、糖尿病治療の一環としての「糖質制限食事法」を、医師がご自身のお考えを著作でお示しになることは、大変大切な事であり、患者の立場である読者も大いに参照し、自分の治療について色々考えることでありましょう。
問題にすべきは「驚異のダイエット法だ!」などと、カッコ悪い医師が「医師免許の影響力」を使って書いたクソ本をホイホイ信用して、せっかく健康なのに、自己流でダイエットを実施し健康を害してしまったら本末転倒だということです。
特定の栄養素「糖質」いやそれどころか「食物繊維を含む炭水化物」でさえ悪者にする連中を盲信して健康が維持できると思っている人が、令和になってからも少なからずいらっしゃる事は驚きを禁じ得ません。

ご飯.jpg
GA2さんによるイラストACからのイラスト

                          
糖を効果的にエネルギーに取り組む「糖代謝機能」を生涯にわたって維持するためには、「適度な糖質摂取」は必要なんだ、と、今の私は思っています。
ましてや、血糖値コントロールや腸内環境を良くする「炭水化物に含まれる食物繊維」は、むしろ積極的に摂取すべきでありましょう。
特に「穀物由来の食物繊維」は、糖尿病の発症率が低くなるとのデータもあります。
スリムちゃんブログの読者様におかれましては、お通じの改善、もち肌復活、その他ヘルシーUPのためにもち麦(大麦)や雑穀や玄米をご飯に混ぜたりして、食物繊維をしっかり「腸内の善玉菌」に届けましょう。

食物繊維の豊富な「炭水化物」を、どんどん食べていこうぜ!
図 摂取源別食物繊維摂取量と糖尿病発症との関連.png
(出典;「第31回 管理栄養士国家試験問題」より引用しました。)

やみくもに「糖質」を、いわんや、ごちゃ混ぜ的に「炭水化物さえ」悪者にする、フード・ファディズムに陥った「糖質を悪者とするダイエット法」は、もはや「巨大市場化」していますが、聡明なスリムちゃん読者の皆さんは、その危うさ・怪しさに、既にお気づきでありましょう。

そ・し・で。。。で、ある。

何を食べるかも大事だけれども、健康全般においては、睡眠やストレスマネジメントなどのココロの有り様も大切なので、経口栄養素以外にも目を向けなければならないでしょう。

・食物繊維を含む穀物を食べて、腸の奥に棲む善玉菌にしっかり届けましょう!
・食べ過ぎはいけないけど、糖質をしっかりエネルギーとして取り込みましょう!
・充分健康な人に対してワザワザ「糖質制限普及活動」を行うのはやめましょう!

「炭水化物」にもチャンスを!
All You need is カーボ!

炭水化物こそ人類の味方である。

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