メタボ豚造(体重85kg)にお奨めしたいホン5冊【その⑩】最終回

2016年8月。
糖尿病宣告を受けたメタボ豚造(当時53歳、体重85㎏)は、病院の診療方針である教育入院を断り、2ちゃんねるやGoogleで検索した「糖質制限食事療法」を実践することで医者に頼らず自分で病気に向き合うことにした。
来る日も来る日も糖質制限推進派センセの動画を何時間も見るのが人生の唯一の楽しみとなった狂気の男、それが当時のメタボ豚造であった。
そしてさらに、糖質制限推進派センセ方の著作ホンをすみやかにかつ大量に購入するため、豚造はリュックを背負って大型書店に現れた。
その時、2年後の未来から来た「自分」だと名乗る「スリム鳴造(55歳、体重64㎏)」と出会う。

新井圭輔/荒木裕/今西康次/江部康二/
釜池豊秋/亀川寛大/中村巧/夏井睦/
西脇俊二/水野雅登/宗田哲男/山田悟/渡辺信幸

豚造が本を探して買うために大事に握りしめていた「糖質制限推進派センセ」のリストを、鳴造は粉々に破り捨ててしまった。
鳴造は「糖質制限推進センセのホンを何十冊も買って読んでも役に立たない」と語り、「ホンはこれだけで充分だ」と、たった5冊のホンを豚造にお奨めした。
(0907)5冊のオススメ本.jpg
その後、減量に成功し血糖値や血液検査の結果が改善された豚造は、自らを「スリム成掛(ナリカケ)」と名乗ることになった。
成掛は、糖質制限のみにバイアスがかかった思考や献立に苦しみストレスを抱える苦しい時期を経て、やがて「糖質は敵ではなく味方として適量摂取し、栄養バランスを大事にする食事法」へと変わっていく・・・。

そして、スリム成掛(ナリカケ)とスリム鳴造(ナルゾウ)は、2018年3月に久々に再会する・・・・・・

鳴造(ナルゾ)「糖尿病発症宣告が2016年8月。血糖値が正常化したのが3ヶ月後。そして1年半後の2018年3月もずっと安定して良い状態なのか。いやはや"我ながらキミ"は、大したものだw」
成掛(ナリカケ)「俺らにとっての"糖質制限"は、糖質を敵視するんじゃなくて味方にすること。」
鳴造(ナルゾ)「そうだよな。そして摂り過ぎはアカンが、糖質を適度に摂取して効率的にエネルギーに取り込めるカラダ作りをすること」
成掛(ナリカケ)「ところで、鳴造さん。ひとつ頼みがあるんだが・・・」
鳴造(ナルゾ)「ん?何だい?」
成掛(ナリカケ)「うん。実は俺、ブログを始めようと思って準備してるんだが・・・」
鳴造(ナルゾ)「!!!」
成掛(ナリカケ)「ブロク主のHN。。。"スリム鳴造"と名乗っても良いかな?主に同年代50~60代の人らと共にスリム&ヘルシーになるぞ!・・との思いを込めて。」
鳴造(ナルゾ)「もちろんOKだよ。てか光栄だよ、ブログ主としてオイラのHN使ってくれるなんてw」
成掛(ナリカケ)「ブログ名は”目指せスリムちゃん!ヘルシーレシピ食いまくり"に決めたんだ!」

・・・・こうして、「目指せスリムちゃん」という名のブログが人知れずスタートした・・・・
メタボvsスリム.jpg

丹田に力を込め腸内細菌を意識し、肉体と精神を一体化して「彼」に念を送る・・・・
やがて電子信号が「何か」とつながり「彼」とのコミュニケーションが成立する。

スリム成掛は「彼」と何か話がしたいときには、そして会いたいときには、いつもそのようにしてきた。
しかし、3月に最後に会って話をして以降は、念を送っても「彼」すなわち「スリム鳴造」と、一切連絡が取れなくなっていた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2018年夏。
春からブログを始めたスリム成掛は、順調に記事を書き連ねていた。

スリム成掛「困ったなぁ・・・。この記事を書くにあたって、ぜひ鳴造さんの助けを借りたいのに・・・」


どうやらスリム成掛は、以下2つの興味深いニュースに関する記事作成にあたって、「彼」スリム鳴造の知恵や意見を聞きたかったようである。
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 A やせた50~60代女性、糖尿病リスク高く
   (順天堂大のチームの研究結果による) 
    毎日新聞 2018/05/22(火)

 B 低栄養が招く衰弱、筋肉減少
  「フレイル」「サルコペニア」の恐怖
    時事メディカル 2018/06/03(日)
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「デブが糖尿病になりやすい」と思い込んでいたスリム成掛は、「瘠せた人が糖尿病リスクが高まるメカニズムとは?」に強い関心を持ち、自分自身が回答を見つけるためのアウトプットとして、以下の特集記事を書いていた。
(2018年6月6日から2018年7月16日まで、全5回)
そして、当記事の結論としては
    ↓
「高齢者は肉などタンパク質をしっかり取って低栄養状態から脱出する(B記事)」
・・・そして、元々「ヤセている」50~60代女性は「糖質制限は過剰摂取に気をつけるくらいに留めて、高齢者と同じく、むしろタンパク質脂質など栄養あるものをたっぷり摂取して、血糖コントロールして「身も心もお肌も健康的になろう!(A記事)」
↑・・・と、要は、たんぱく質等栄養のあるものをたっぷり摂取しましょう・・・とシリーズを締めくくっており、これはこれで良い記事が書けたと思っていたが、何か物足りない、すなわち消化不良というか栄養について理解不足を感じていたのである。
スリム成掛が感じていた理解不足とは、ビタミンミネラルの摂取が健康や血糖コントロールに対する効果についてであった。
slim vs metabo.jpg

丹田に力を込め腸内細菌を意識し、肉体と精神を一体化して「彼」に念を送る・・・・
そうしたら電子信号が「何か」とつながり「彼」とのコミュニケーションが成立する・・・
はずなのだが?
スリム鳴造からの返答や意思伝達のテレパシーは一切ない・・・・・・

・・・なぜ?なぜ、スリム鳴造さんは現れないんだ?俺をブロックしているのか?・・・・
・・・瘠せている人が糖尿病から脱するには何が有用か?考えを聞かせてくれ!・・・・
・・・そう言えば、お奨めしてくれたホン、最後の1冊の解説はまだ聞いてないぞ!・・・

ピンポーン・・・・
そんなある日、成掛の元にAmazonの宅急便が届いた。。。。。

・・・ん?何だ?この包みの中身は?こんなもの注文したっけ?

スリム成掛に届いた宅急便の中身は!

ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ 




・・・こ、これは!
・・・これは確か、スリム鳴造さんが俺にお奨めしてくれた5冊のホンのうち、最後の5冊目だ!

その本には、正にスリム成掛が知りたかった「ビタミンミネラル」の秘密が全編にわたって解き明かされていた!
このホンこそ「デブヤセに関わらず糖尿病リスクを抱える原因」が紐解かれている、間違いなくサイコーの1冊であり、名著の中の名著であった!

ビビビビビッつ!!!

・・・突然、スリム成掛の脳内や腸内に電波が駆け巡った!!
本当に久しぶりに「彼」スリム鳴造が、連絡を取ってきたのかぁっつ???

スリム鳴造?「成掛クン。悪かったな。瘠せた中高年女性は糖尿病リスクが高まる・・・という特集記事をキミが書くにあたり、このホンを参考にすることができていたら、もっと充実した記事が書けていたのにな・・・」
スリム成掛「????!!!!」
スリム鳴造?「オイラがこの笠原友子先生のホンを知ったのは、つい最近の事だったんだ。ごめんな・・」

・・・え?鳴造さんかい?アンタがホンをAmazonで注文してくれたのか?
・・・それとも、鳴造さんに会いたい俺の深層心理が織りなす幻なのか?
・・・おーい!どこへ行くんだ?待ってくれよ鳴造さん!おーい・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

バス運転手「お客さん。起きてください!お客さん!」
メタボ豚造「あ、はぁ。。。あれ?ここは?」
バス運転手「ここは終点ですよ。お具合、大丈夫ですか?」
メタボ豚造「すみません。すっかり眠っていたようです・・・」

血糖コントロールが悪い肥満体のメタボ豚造は、バスの中で深い眠りに落ちていた。
自宅近くの最寄りバス停に気がつかず降りることなく、眠ったまま終点まで行ったようだ。
スマホ画面のカレンダーは「2016年8月7日(日)」と表示されている。
豚造が「糖尿病発症宣告」を受けたのが「8月4日」であった。
わずか数日間ネットで「糖質制限を推進している人物」を調べまくっていた。
ネット動画も既に数十本お気に入りに入れて毎日聞くのが日課であった。
動くなら早ければ早いほうが良い。特に「糖尿病」と宣告された人間ならば・・・。

帰路のバスで眠ってしまったこの日は、中古本も含めて本屋のハシゴをしていた。
「糖質制限推進派センセ達」のホンを何冊も購入するつもりでリュックを背負って出かけたはずだ。
でも、俺が「健康関連コーナー」で獲物のホンを物色していた時、急に誰かから声をかけられて・・・

え?

バスから降りたメタボ豚造は、あわててジーンズの右ポケットを探り、くしゃくしゃになったメモ用紙を取り出した。
その紙にはこう書かれている・・・・

新井圭輔/荒木裕/今西康次/江部康二/
釜池豊秋/亀川寛大/中村巧/夏井睦/
西脇俊二/水野雅登/宗田哲男/山田悟/渡辺信幸

あれ?糖質制限推進派センセのリストの紙、破れてないぞ?
確か本屋で、2年後から現れたというスリム鳴造さんにビリビリに破り捨てられたはずだが・・・

そうさ。この出来事は、バスの中で眠ってしまい見た夢だったんだ。
バスの終点は、山を開発した団地の、そのまた山の一番上に位置する。
豚造の自宅は団地の麓の街に所在する。
バスに乗ればほんの5分程度で戻れるが、豚造は30分かけて徒歩で帰路につくことにした。


メタボ豚造は冷静に夢を分析した。
お医者さんの「教育入院」というお診立てを断って、自分でネットで調べた「糖質制限食事法」・・・
本当にこの方法で健康を取り戻せるのか、これに賭けて良いのか、不安は絶えない。
だから「こんなにたくさんの動画を見たりホンを買い求めても無駄ではないのか」と考えて「ホンは5冊程度買っておけば良いのでは」と、迷う自分もいるのだろう。
それは無理もない、糖尿病発症宣告を受けてから数日しか経過していないのだから・・・・

しかし、痩せた将来の自分が夢に出てくるのだから、希望は持てるのかもしれない・・・
もっとも、スリムやレシピのブログをデブのこの俺が立ち上げるなんて、それだけは信じられないが・・・・
とりあえず今は、2ちゃんねるで喧々諤々異論反論の激しい議論が交わされている「糖質制限」をやってみよう・・・・
失敗したらその時考えたら良い。今は「糖質制限」と名のつくものなら動画は何百本でも見てやる。
糖質制限で自分自身を取り囲むんだ!・・・それは狂気&凶気のひと夏になろう・・・

「ふぅ・・・どっこいしょ」

リュックを背負い直し、メタボ豚造は長い長い下り坂を降りていった。
ツクツクボーシ、ツクツクボーシ・・・セミたちが一斉に唄うほどに豚造の汗も噴出している。
8月の真夏の太陽は、ようやく西の山に沈みかけているが、ひどく暑い。

「ふぅ、しんどいな重たいな。足にキテますキテます。でも負けないぞ」

メタボ豚造の両足に容赦なく負荷をかけていたもの。
それは体重80㎏越えの肥満体が与える重力と、そして・・・・
え?
やっぱりね。
背負ったリュックには「糖質制限推進派センセのホン」がぎっしりと積み込まれていた。

メタボ豚造(体重85kg)にお奨めしたいホン5冊シリーズ
   【完】
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1冊目は「糖質オフ!健康法」
著者:江部康二ィいいいいッつ!!!
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「デブが原因の糖尿病は、とにかく瘠せよう!話はそれからだ。」
瘠せるまでの短期的な「対症療法」としての糖質制限は有効であるとスリムちゃんは考えます。
このホンは、糖質制限の実践について、第一人者が分かり易く解説した名著であります。
た・だ・し。。。で、ある。痩せたり血糖値が正常化したらグズグズする必要はありません。
いつまでも「糖質制限に偏ったマインド」を続けると、糖代謝能力が衰えたままになってしまいます。
「厳しい糖質制限はあくまで一時的な対処療法。痩せたら健康のため、糖質を適時摂ろう!」
これが糖質制限に対する正しい回答である。と、スリムちゃんは考えます。

2冊目は「薬が病気をつくる」
著者;宇多川久美子ぉおおおっつ!!
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糖尿病宣告を受けて「自分で病気を治す」と「決意(コレ非常に大切です)」した私が、大いに助けられて背中を押してくれて役に立ったのが、この宇多川先生のホンやご出演動画だったのです。
気に入り過ぎて、このホンに興味を持った人に進呈するために、何と3冊も買ってしまいました。

3冊目は「やせるおかず作りおき」
著者;柳澤英子ぉおおおっつ!!
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たんぱく質豊富な肉や魚をしっかり摂取できて、なおかつ、糖質も大幅に減らしたメニューが満載!
「糖質制限&栄養改善」の日々の実践の道しるべとなった、本当にありがたいホンです。

4冊目は「体がよみがえる長寿食」
著者;藤田絋一郎ぅおおーーっつ!!
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腸内細菌その他、免疫力/抗酸化/ストレス/終末糖化産物(AGE)/糖質制限など、今話題となっている様々な「健康についてのキーワード」を「てんこ盛り」にしてご紹介されています。
三笠書房の図解入りシリーズなので非常に読みやすい、なのに盛りだくさんというお得感ありありの読んでいて楽しいホンです。

5冊目は「糖尿病は栄養をとれば健康に戻る」
著者;笠原友子ぉぅおおーーっつ!!
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効率良くエネルギー転換するには3大栄養素に見合ったビタミンとミネラルが必要である
・・・by笠原友子
このホンは、私自身実践してきた食生活の変遷と血糖コントロールについての素晴らしい回答ホンだったのです。
ビタミンミネラルなど栄養素の問題だけではなく、血糖ダイエット、薬との関係、ストレスとの関係、栄養素を酷使する現代の生活習慣など、本当に読めば読む程、病気の発症原因と対策が解き明かされます。
私「スリム鳴造」が、現時点で読者の皆さんに最もオススメする一冊です。(2019年3月現在)


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