メタボ豚造(体重85kg)にお奨めしたいホン5冊【その②】

2016年8月。「糖尿病宣告」を受けた「メタボ豚造(53歳、体重85kg、身長は174cm、BMI28.1、肥満度1)」は、病院の「教育入院、投薬」のご指導を一時保留にして頂き、その代わり「ご自身で体重コントロールして、もし次回の数値が良くなっていなければ教育入院を検討してください」という、ご処方を承った。次の検診までの限られた時間は約45日。それまでに何とか良い結果を出したい、いや、これまでの自堕落な食生活を含めた人生を猛省し健康を取り戻したいとの思いで情報を集めることにし、巨大掲示板2ちゃんねる(現5ちゃんねる)の「身体・健康板」で糖尿病関連のスレを猛烈な勢いでチェックした。そこで多くの人々の書き込みを見ていると「糖質制限」というキーワードが頻繁に出てくる事に気が付いた。次にメタボ豚造はGoogleで糖質制限を調べまくり、検索でヒットした関連動画数十本を次から次へPCにダウンロードしたりお気に入りに入れたりして、デスクワーク時にはそれら数十本の動画を聞きっ放し(講演者の話に引き込まれた動画は一旦仕事の手を休めて、視聴した。)にして仕事することが、それから約半年間のルーティンになった。さらにメタボ豚造は、動画で見た「糖質制限を勧める人々」のホンを、すみやかに大量に買うためリュックを背負って大型書店に降臨した。彼はそこで、2年後の近未来からやって来た自分自身だと名乗る「スリム鳴造(55歳、体重64㎏、BMI21.1、普通体形)」と出会う。ところがそのスリム氏は、ホンを買うためにメタボ氏が大事に手に握りしめていた「糖質制限を勧める人々のリスト」すなわち「新井圭輔/荒木裕/今西康次/江部康二/釜池豊秋/亀川寛大/中村巧/夏井睦/西脇俊二/水野雅登/宗田哲男/山田悟/渡辺信幸」と書かれていたメモ用紙を、いきなり「ビリビリビリ~」と粉々に破ってしまう。メタボ氏は憤慨しながらも破れたメモ用紙の復元を試みて、粉々に散ったメモの断片を繋ぎ合わせたものの、無残にも大切なリストは「渡男西荒脇大辺信康釜康次江池次豊二川寛中田村井輔西二水巧夏木裕今部井圭野雅田哲山康江新睦俊悟登宗幸」と、お経のような単なる「漢字の羅列」と化してしまった!スリム氏いわく、今破り捨てたリストに書いてある著者のホンはほとんど購入しているから見たければ貸してあげると。カネがもったいないから買うな、と。そして「ホンはこの5冊だけ読んでおけば良い」と、以下の「5冊」のリストを提示してきた。


スリム鳴造(55歳)がメタボ豚造(53歳)にお奨めした5冊
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糖尿病宣告を受けた直後の「メタボ豚造」におすすめする「たった5冊」・・・画像を見た限りでは糖質制限関連のホンは5冊のうちたった1冊のようにもみえる。その理由は?
「アナザーストーリー、架空(夢)」の第2話はここから始まります。
メタボ豚造「え?たった5冊かよ?しかも俺がメモしてきた糖質制限を推進する先生達のホンが江部先生1人だけで、しかも1冊しかないじゃん!」
スリム鳴造「キミは糖尿病宣告を受けた3~4日後の今日この時点で、既にそのメモのリストにあったセンセや講演者たちのYoutubeを何十本もダウンロードしており、それを1日中聞きまくっているのが日課になっているよな?」
メタボ豚造「そうだよ。で、更に各先生方の内容をしっかり勉強するためにホンを買おうと思ったら、アンタはそのリストを捨ててしまったよな?」
スリム鳴造「さっさも言ったろ?リストに書いてあるセンセ達のホンは、2年後も捨てずに全部持ってるから読みたいなら読むが良い。ただしである、ホンはセンセたちが各動画で話している事をまとめた同じ内容だから、動画だけで充分だよ。ま、ホンについては糖質制限の効能や各センセの治療成功事例やタイトルがかなり強調されているのもあるけどな(笑)だけど、それもホンを売るための工夫だから仕方ないよ」
メタボ豚造「・・・そうか。分かった。2年後は健康を取り戻しているというアンタを信用しよう。アンタを一目見て、今の俺と全然体形が違ってスリムになってるし、腕とか見てると今の俺より筋肉もしっかり付いているようだしな。よっしゃ!じゃ、さっそくお薦めしてくれた5冊を今日全部買うことにするわ!」
スリム鳴造「あいや待たれい!メタボ君。今のキミでは5冊いっぺんに読んでも理解できないよ。無理だ。」
メタボ豚造「ん?俺がホンを読んでも理解できない?無理?穏やかじゃないな。どういう事だよ!全部日本語で書いてあるだろうが!」
スリム鳴造「いやいや。すまん。キミを貶める気はない。ただし、で、ある。今のキミの頭ン中は"糖質制限"の事しか考えてないよな。検索もホン探しも動画選びも全部そうだし・・・。」
メタボ豚造「それは・・その通りだが???」
スリム鳴造「デブになって血糖爆上がりしてビョーキになったのは全部オノレのせいなのに、診て下さった医療機関の正式な処方に不満持つなど早くも他人のせいにしようとしているよな?」
メタボ豚造「いやいや、違うだろ。病院は糖質が太る原因とか教えてくれなかったしな!いいかスリムさん、教えてあげよう。血糖値を上げる唯一の原因は、だな、3大栄養素のうち糖質だけなんだ、それから・・・」
メタボ豚造は、たった数日ネットで調べまくった"糖質制限"について急激かつ大量に身につけた「俄か知識」を口角泡を飛ばす勢いでスリム鳴造にまくしたてた!!
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スリム鳴造「やれやれ。。わかったわかった、そんなに興奮すると血糖値があがるぞw。すっかり"糖質制限"に洗脳、いや、恋しちまったんだな。ただし盲目の・・恋だがな。まっ、でも、キミは2年前のオイラだから、よく分かるよ(笑)だからYouTubeに出てくる糖質制限推進の各センセのホンを片っ端から読みたいと思っているんだよな?」
メタボ豚造「うん、今は各先生の講演動画見て色々勉強してるよ。でもな、おい、俺は2ちゃんねるに書き込んでいる連中の投稿を読んで、賛成反対全部見て、自分で判断して"糖質制限"をすることにしたから、誰か1人だけとか特定の先生の言う事だけを信じることはないよ。」
スリム鳴造「おおう、それなら安心だな(笑)。話したり書かれている内容のみならず"センセ"そのものを師匠だとか糖質セイゲニストだの気味の悪いカルトみたいに個人崇拝する人も多いからな、そうなったら自由な発想も反対意見の判断も軌道修正もできないし、お終いだよ。一方のキミは、今のところは"糖質制限関係"に偏っているとは言え、ひとりのセンセだけではなくリスト作ってリュック背負って、色んなセンセのホンをたくさん買おうとしてたんだな。だからこそ、だ。やっぱり今のキミはオイラの勧める5冊をいっぺんに読んでも混乱するだけだよ。今日オススメするのは5冊のうち、この2冊だけだ。」
その「2冊」とは???
     ↓
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1冊目は、著者:江部康二ィいいいいッつ!!!
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糖質オフ!健康法」

2冊目は、著者;宇多川久美子ぉおおおっつ!!
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「薬が病気をつくる」

ご ご ご ご ご ご ご 

「スリム鳴造(55歳、体重64㎏、BMI21.1、普通体形)」が、糖尿病発症宣告を受けて間もない「メタボ豚造(53歳、体重85kg、身長は174cm、BMI28.1、肥満度1)」に「5冊全部いっぺんに読んでも理解できないだろうから、最初はこの2冊だけ読んどけ」と、やや上から目線でお勧めした2冊。
これは一体どういう事なのか?
なぜ5冊いっぺんに読ませようとしないのか?
メタボ豚造の体重や血糖値は改善されるのか?


【筆者コメント】
2年前の2016年8月4日「糖尿病発症診察」を頂戴したその日から、巨大掲示板2ちゃんねる(現5ちゃんねる)の「身体・健康板」で糖尿病関連のスレを猛烈な勢いでチェックした。
そこで多くの人々の書き込みを見ていると「糖質制限」というキーワードが頻繁に出てくる事に気が付いた。
次にメタボ豚造はGoogleで糖質制限を調べまくり、検索でヒットした関連動画数十本を次から次へPCにダウンロードしたりお気に入りに入れたりして、デスクワーク時にはそれら数十本の動画を聞きっ放し(講演者の話に引き込まれた動画は一旦仕事の手を休めて、視聴した。)にして仕事することが、それから約半年間のルーティンになった。
さらにメタボ豚造は、動画で見た「糖質制限を勧める人々」のホンを、すみやかに大量に買うためリュックを背負って大型書店に降臨した。(ここまで、当記事の冒頭部より再掲載)
 
ここまではすべて、私が取った実際の行動で事実であります。
当シリーズ「アナザーストーリー、架空(夢)」の創作の話では、ホンは5冊しか読まない買わないという流れで今後進んでいきますが、実際の私は結果的に「糖質関連本」を30冊以上買っており、その後購入した「糖質関連以外の健康本」を含めるとトータルで5,60冊以上になっているかもしれません。
しかも本日現在でも1冊も捨てたり売ったりせずに、すべて蔵書しております。
もちろん全部のホンの全ページ目を通しているわけではありません。
読んでないホンのほうが多いです。
しかも、今の私にとって読まなくてもいい不要のホンばかりと言っても過言ではありません。
でも捨てられないのは、お店の品ぞろいと言うかお祭りの屋台の賑わいとでも言いますか、「多くの健康関連ホンに取り囲まれていると安心する」という、自分に暗示をかけて自分を洗脳するという、一種の精神安定剤となっていたようです。
これ自体、既に何らかの「依存症」でありましょう。
何もこんなにまで多量のホンを蔵書(読書ではなくて蔵書というのがポイント)しなくても、ぜいぜい5冊程度読めば、糖質制限にせよ他の関連本にせよ、事足りると思います。
しかしながら、糖尿病発症直後から半年間は「とにかく減量と血糖コントロール」のみに自分の生活を集中させるためには、「ネット動画ダウンロード&聴講100本以上」及び「健康関連本を数十冊蔵書」という、圧倒的な「量」で自分の回りを取り囲こむ事が、当時の私にはどうしても必要だったようです。
正に「狂気」「病気」とも言えましょう。
た、だ、し。。。。、で、あります。
「人生の分かれ道たる"糖尿病発症"」に対して、何も手を打たず、反省もせず、ただ流れに任せて「栄養も考えない、糖質の摂り過ぎも気がつかない」で、「医療機関に任せる」という事にしていたら、今頃は、ん~、しばらくは大丈夫だったかもしれませんが、恐らく「体重は減っておらず、薬による低血糖を防ぐために糖質食いまくり、で、薬の種類がどんどん増える」だったことは間違いないと思います。
いいえ、「医療機関が悪いのではありません。」
医療機関は国や厚労省などのガイドラインなど法令などに基いた標準治療で一生懸命患者さんを救おうとするでしょう。
それに納得して、患者自身も意見を述べてよく考えて治療を続ければ、私は「標準治療で良くなる可能性はある」と考えています。
一番まずいのが自分で色々調べたりしないで、「お医者さまに任せる」という選択が病気が治らない最大の原因でありましょう。
これは、実に根が深い問題なのでなかなか難しいですが・・・・。
翻って「糖質制限の実践」にしたって、「推進するお医者センセを師匠と呼び、反証検証もせず、ただ崇拝する」ような姿勢だと「お医者様に任せる」と全く同じで、しばらくは効果はあっても健康状態は長くは続かず、しかも「糖質を敵」と見做しているから「糖耐性機能が悪化」して、いわゆる「糖質で維持されている現代一般人の社会生活システム」の中で過ごす事が困難になっていくものと思われます。
(もちろん、病状が重篤な方は全く別問題です。)
ただし、です。
「自主的に病気と向き合う」のは誰でも難しいです。私もです。
それゆえに「100本以上動画と数十冊のホンに囲まれていなければ不安に陥ったヘタレ」の話をメタボ氏とスリム氏の自己問答として当シリーズで書いていきたいと思っています。

(追記)
今、私が心配しているのが、健康な方までもが「ダイエットと混同し極端な糖質制限を実行する」事への懸念であります。
「糖質制限を勧めるセンセ」は「炭水化物は人類を滅ぼす」とか「糖質は人類に不要だ」とか、煽り立てている層が今の日本の「糖質制限業界」をリードしているようです。
逆にこのようなセンセーショナルな連中が「現実的かつ効果的な治療法としての糖質制限治療の導入」を、大きく妨げているのではないでしょうか。。。
健康であるならば、例えば災害などに遭って避難所で過ごさなければならなくなった場合、最初の数日は「すみやかにエネルギーを補給する糖質のおにぎりやパンの支援物資をありがたく頂戴し、皆さんと励まし合いながら凌ぐ」という当たり前の健康状態、精神状態でありたいと、今の私は思っています。

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