【番組感想】糖質制限ダイエットは正しいのか?⑧世界でたった一例?

番組名「深層ニュースFRIDAY」(BS日テレ)
特集「糖質制限ダイエットは正しいのか」の視聴感想記。。。。
第8回目です。

登場人物は・・・・
糖質制限ダイエット【賛成派】
 ●夏井睦・・・「日本糖質制限医療推進協会 顧問」
   著書「炭水化物が人類を滅ぼす」

糖質制限ダイエット【反対派】
 ●幕内秀夫・・・「管理栄養士」
   著書「世にも恐ろしい糖質制限食ダイエット」

2016年8月に糖尿病発症宣告を受けた私は「大幅なカロリー制限を伴う糖質制限」の効果もあって、体重が当時最大87㎏から現在約64㎏と減量しました。
現在は厳しい糖質制限は行っておらず、「食物繊維ビタミンミネラル豊富な炭水化物」を摂取する食事を心掛けています。
血液検査の結果も「悪玉コレステーロール高値」を除けば、ほぼ正常値であります。

た・だ・し。。。で、ある。

今年の春に受診した「健康診断」のオプションで、初めてCAVI(キャビィ)という「動脈硬化」の検査を受けたのですが・・・

CAVI(キャビィ)検査.png
【CAVI(キャビィ)検査とは?】
自覚症状がないことから「沈黙の殺人者」と呼ばれる動脈硬化症ですが、簡単に発見できる方法があります。
それが「CAVI(キャビィ)検査」です。
この検査では、あお向けに寝た状態で両腕・両足首の血圧と脈波を測定します。
時間は5分程度で、血圧測定と同じ感覚でできる簡単な検査です。
結果もすぐに出るので、その場で医師からの診断が受けられます。
この検査では、つぎの3つを測定します。
1動脈のかたさ
2動脈の詰まり
3血管年齢
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【出典;動脈硬化NetさんHPより、抜粋引用させていただきました】

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そして、私「スリム鳴造」の検査結果は!!!!!

ゴゴゴゴゴ.jpg


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動脈の硬さの程度を示すCAVIの値が「動脈硬化の疑いあり」となりました。

さ・ら・に。。。。で、ある!

56歳のスリム鳴造にして、血管の硬さは「60代前半」というショッキングな診断結果でした。

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スリムちゃん「な・・ぜ?・・・2016年8月の糖尿病発症後、体重も20kg減らして血糖値やHbA1c(ヘモグロビン・エーワンシー)も正常値になったのに、なぜ???」
糖尿病マン「ふふふ。お前も知っているだろ?俺からは逃れられんって。完治はないんだ。体重減って寛解したと思って安心したのかい?w」
スリムちゃん「お、お前は、糖尿病マン!俺はお前との戦いに勝ったと思っていたのだが・・・」
糖尿病マン「やれやれ。何か調子に乗ってブログ書いてるらしいな、健康体を取り戻した50代のオヤジとか言ってw」
スリムちゃん「て、てめっ!ぐぬぬ・・・。でも血糖値は下がったから合併症の危機は去ったはずだ!」
糖尿病マン「ほほう?危機は去っ・・た、ね。。じゃ何だい、この動脈硬化の診査結果は?」
スリムちゃん「て、てめえ。何なら今すぐに俺の腸内細菌がひと暴れして、お前を黙らすことも出来るんだぜ!」
糖尿病マン「ははは!無理するとカチカチの血管が詰まって動けなくなるぜ!wじゃあな。養生しろよ。ははっははっはは!」
スリムちゃん「お、おい、こら、逃げるのか!待ちやがれ!お、おい。。。うっ・・・」
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 【画像出典;動脈硬化NetさんHPより、抜粋引用させていただきました】

・・・・私の「動脈硬化の疑い」の原因は何なんでしょう?
             
①「たんぱく質脂質」をたっぷり摂取するという糖質制限を実施したから?
②いや、「たんぱく脂質中心」とは言え、ここ最近は糖質摂取量を少し増やしたから?
③糖尿病発症時はもっと数値が悪かったのかもしれなくて今回は、改善されての数値?

なにぶん今回初めて検査した項目なので、原因は良く分かりません。
ただし、血管が硬くなっているという数値が出たのは事実です。
なので、今年から食生活をかなり変えています。
「肉中心の高たんぱく質&高脂質」から「魚・豆中心のたんぱく質&低脂質」
「食物繊維ビタミンミネラル豊富な炭水化物をしっかり摂取する」・・・・などです。
また、親族が「軽度の脳梗塞」になった出来事もあったので、脳梗塞についても、色々調べてみました。
糖尿病との関連で言えば、私が大いに参考にさせていただいたのが、前回ご紹介いたしました「真島消化器クリニック」の「脳梗塞・心筋梗塞の予防法」というページだったのです。

最近は若い人の脳梗塞・心筋梗塞・くも膜下出血(多くは脳動脈瘤が原因)が増えています。
酸化した脂質を食べる事を野放しにして、糖質制限食を勧める
書籍が驚くほど売れています。
書籍や今までの通説にはご注意下さい。

糖尿病の方のカロリーは
●「ごはん・根菜などの炭水化物」で必要量のカロリーを摂取
●魚と野菜中心の食事
●脂質(動物性、植物性にかかわらず)を多く含む食べ物(揚げ物・油炒め類、脂身、バター使用の菓子類、納豆や大豆食品、他)からカロリーを極力摂取しない
・・以上が、「動脈硬化」の結果である多くの「病気」から身を守る賢い知恵だと考えます。

糖尿病の治療で根本的に最も大切なのは、「将来の血管プラークによる心筋梗塞や脳梗塞、腎不全、認知症、大動脈瘤、等々を予防することではないでしょうか。
間違っても、A1cを下げたり、体重コントロールすることが本当に目指したい目標ではないはずです。
肉やお酒を気にせず飲食するダイエット法は“美容”や“みてくれ”には利益になるかもしれませんが、ハーバード大学の報告によると、危険なダイエットということになります。
炭水化物を減らして、たとえ体重が10Kg以上も低下しても、血管のプラークがたくさん堆積し、5~10年後にはつら~い病気の日々がやって来るでしょう。

「医師が書いている糖質制限食を勧める書籍」を信じ、A1c低下や体重減少さらに体脂肪率低下に価値観を求める人達はその結果に心酔する。
でも、血管プラーク(動脈硬化)は粛々と進行し血管病で倒れれば会社は倒産。。。
家族と従業員・その家族の境遇は・・どんな状況になるでしょう・・・
引き返すのは今ですが・・・

【出典;真島消化器クリニックHP「脳梗塞・心筋梗塞の予防法」より、抜粋引用させていただきました】

私は、誰か特定の先生や考えを100%受け入れたり盲信することはありません。
ただし、真島クリニックさんの「A1c低下や体重減少に囚われて、血管プラークの問題を疎かにしてはいけない」との記事を読んで、「はっ!」と自分の思考やバイアスを思い直し、今後の食事内容や健康についての気付きを頂戴しました。
それを踏まえて、番組感想記事を続けてまいりましょう。


【前回「⑦食習慣と発症の因果関係は?」のあらすじ】

「極端な糖質制限により半年で14kgやせたものの、偏った食事をとることで脳のエネルギーである糖質が不足し『一過性脳虚血発作』を発症。体の半身がしびれ、中性脂肪の数値は基準値を超えて脳梗塞の危険すらあった」と、語られた医師の日比野佐和子先生。。
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日比野先生はご自身の経験を踏まえ「糖質制限ダイエットは危険」と訴えられております。
ん~、この先生「このネタ」でかなりTV出演されているようですが、因果関係はどうなのかと思うところもありますが「ご本人に起きた病気の、ご本人による統括」なので、まずは素直にお話を聞いてみたいところです。
これに対して、番組出演者の先生方のご意見は以下のとおりでした。

糖質制限ダイエット【賛成派】
●夏井先生【談】
江部先生のところで糖質制限やってる人は数万人レベルでいるし、海外の文献であっても、糖質制限やって一過性脳虚血発作を起こしたのは「彼女(日比野さん)ひとりだけ」です。

糖質制限ダイエット【反対派】
●幕内先生【談】
(糖質制限で脳梗塞手前になった病例は世界で日比野さんたった1人であるとの夏井先生のご意見を受けて)
そんな事はないですよ。
糖質制限食で脳梗塞を起こした人たちを画像つきで発表しているドクターもいます。
ただ、それでも因果関係は断言はしませんよ。

日比野佐和子先生と当時の担当医が訴える「日比野先生ご自身が体験した糖質制限ダイエットが脳に与える危険性」
これに対して夏井先生は「そんな症例は世界で日比野さんのみ。そんなデータはない」とキッパリ否定。
「私はこうだった」という自分自身の事をTVで日本全国に向けて語る他人(日比野さん)の意見を、「お前に起こった体験の話だが、お前の診立ては間違っている」と、生放送で完全否定された夏井先生・・・・
かりにも医者である日比野先生ご本人と当時の担当医という「専門家」の意見を、しかも日比野先生自らTVで訴えておられるほどの実体験による診立てを全面否定しされた夏井先生の、この発言はかなり重いです。
「糖質制限医療推進協会の顧問」の立場で出演されているだけに、なおさらですし、一般TV視聴者に対してかなり影響あると思われます。
一般視聴者は「他人の体験談を世界でたった一例と決めつけて即座に否定する夏井って奴は何様なんだ」と。
「ダイエット」とは関係ない「糖尿病治療のための糖質制限(スリム鳴造は支持している)」を真摯に推進しているお医者さん達は、一般世間から見たら、顧問の夏井先生を通じて「世界中にデータはない」と言い切ってしまう、考えの違う人の意見や新たな知見も一切認めないという閉鎖的で宗教のような医師集団に見られてしまう恐れがないとは言えません。
一方の幕内先生は「専門家のデータもあるので糖質制限と脳疾患の症例が日比野さんだけという事はない。ただし、因果関係は断言できない」と、本当に冷静な意見を述べられております。

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上記画像は、糖質制限ダイエットに夢中だった当時の日比野先生のお食事内容です。

日比野先生【談】
糖質制限でお肉と油を好きなだけ食べていました。

幕内先生【談】
ここまで極端な食事をすれば、脳梗塞とかの危険性は当然、あると思います。糖質制限食を本当に継続してやってしまったからです。本気でやってしまった結果が出ただけだと思います。

夏井先生【談】
私は本気でやっていますけれども、起きていないんです。

男性司会者【談】
日比野さんは、どんどん痩せるからという事でハマっていって、医師の診断もアドバイスも受けずに自己流で実践されたと言う事ですが、この自己流という部分については如何ですか?

夏井先生【談】
いや、自己流って言っても、日比野さんの食事は僕の食事と全く同じですよ。過去8年間あんなもんです。

私「スリム鳴造」は、糖質制限については「肥満が原因の病気を治すための食事療法」としては支持しますし、保険医の診断を仰ぎながら実施すべきで、「治療」としてはむしろ普及すれば良いと思っています。
つまり、夏井先生が「顧問」をされている「糖質制限医療推進協会」については、「この食事療法も有り」という考えで、底辺ブロガーなりにも概ね支持しています。
しかし「ダイエット法」としての糖質制限には反対ですし、それどころか健康な人が長期間実施すれば健康を害すと思っています。
食物繊維が不足して腸内環境が悪化することにより血糖値上昇ホルモンなどの制御不全、糖質不足により肝臓からの糖新生でのたんぱく脂質代用による各機能劣化、など、健康な人が日常継続して実施すれば危険でありましょう。
夏井先生は、「糖尿病治療としての食事療法」である「糖質制限」を推進する「医師の協会」の「顧問」という立場でご出演されながら、そのお仲間や弟子先生が一生懸命患者さんと対峙されている「医師の診察の必要性」には、とうとう触れられませんでした。
男性司会者が何とか「自己流ではなくて医師の指導の元で行う糖質制限ダイエットの安全性」を聞き出そうとした好意的な趣旨の質問も「俺も日比野さんと同じ(自己流の糖質制限)だが、何も起きてないよ」と「自己流とか医師の診療とか関係なく安全だ」とのご回答です。
ま、もっともテーマが「糖質制限ダイエットは正しいのか」という「医療と健康」ではなく「ダイエットと健康」という番組なので、「俺が8年も実践して安全なんだから大丈夫」と、強面のまま正面突破を図りたいのでしょうけど、バラエティ番組のようにタカ&トシや爆笑問題などから「センセ。それもまた、極端な意見だろ!」という突っ込みもないので、これは。。。。アイタタッタタ痛い!
糖尿病に対する食事療法の普及を推進したい立場の人だったら、世間への推進やイメージ向上についてはマイナスとなり、夏井先生の今回のご出演での各発言は悪手であり本当に残念ですね。
この件はまた後の記事で考察しましょう。


さてはて・・・・・
日比野先生「私は、糖質制限ダイエットの影響で一過性脳虚血発作になりました。」
夏井先生「糖質制限ダイエットと脳疾患の因果関係なし。あっても世界で日比野氏だけです」
幕内先生「糖質制限ダイエットと脳疾患の因果関係のデータはある。しかし断定はできません」
うぬ、ぅ・・・むむぅ・・・・
私たち一般視聴者は、どの情報を頼りに今後の「スリム&ヘルシー」に役立てていけば良いのか?

まーしかし、この3先生、ググってみるとそれぞれのキラーアイテムで稼ぎまく・・失礼、大活躍されているようです。。。。
日比野先生は「糖質制限ダイエットで死にかけた美人医師」として色んなTV番組に登場!
この番組で初めて拝見した幕内先生は、調べてみますと何と乳がん患者の8割は朝、パンを食べている』とかいう、フードファディズムや人の不安を煽るクソなタイトルの本を出している、「何だか怪しいヤツだな」というトンデモ先生ではないかとの心配もありますwww
そして我らが夏井先生に関しては、もう何も言う事はないでしょう。
何と言っても「Mr.炭水化物が人類を滅ぼす」ですからwww

ただし、この3者を一同に集めて日本全国の視聴者に対して「平成時代に流行った糖質制限ダイエットブーム」の最後っ屁や残滓など、色々な気づきを与えてくれた当番組に深謝でございます。

さ。
次回は、さらに糖質制限ダイエットと病疾患の関連やデータについて掘り下げてまいります。

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