【レシピで応援】がんばろう広島【5.湿地帯とアスファルト】

梅雨の湿気を伴ったけだるい空気さえ日暮れ近くの川面からの風が心地良さ、いや、「涼しさ」に変えて運んでくる例年と少し様子が違う気がする今年の初夏・・・
俺はヘルシー食生活を心掛けながらプチ運動を実践しており、広島市内の川沿いランニングコースで時折走っている・・・
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・・・と、颯爽と有酸素運動のアピールを書きたいところですが最近の私は、実は少し走ってもすぐに立ち止まってウロウロと歩いています。
良く整備された遊歩道のランニングコースは、水路(河川)と土地(人が活動する場所)をしっかり分ける土手(堤)の上にあります。
立ち止まって川の中州を観察したり、水位が少ない時は水際まで降りて、色々な想像をしています。
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昨年(2018年)7月の「西日本大豪雨」発生後、私は縁あって、罹災した中山間地の山や川の渓流に入っていく調査補助の仕事を体験しました。
大豪雨により、おびただしい数の樹木が倒れ、大地は抉られ川の流れも大きく変わっている現場を何十か所も見て歩いた私が感じたのは、「自然の驚異」というよりも「人々の英知」でした。
人類の歴史を書けるほどの考古学や人類文化学の知識は持ち合わせていませんが、罹災現場を見てはっきり分かったのは、当たり前の事だが普段の日常生活では考えることも思いを巡らす事さえしない「少なくとも文明発祥以降は、人々は自然に手を加えて折り合いながら暮らしてきた」という事です。
もっと具体的に書けば「水との共存」とも言えましょう。

水との共存とは・・・・
①水を確保して飲み水にしたり栽培に使う(用水)
②水と人が住む場所を分ける(治水)
③人が住む場所を泥から土に変える(可住)

例えば、今の日本の平野部に発展した大都市は、水との共存なくしては決して成り立たなかったでしょう。
東京都心部も、広大な芦原や泥地が広がる「川との境がない湿地帯」で、多くの人間が暮らすことが極めて困難であった不毛の地だったとの事です。
     ↓

また、私が暮らす広島市街地においても、広島城築城以前の中世においては川の中州と芦原が広がる湿地帯であり、とても人が住める場所ではなかったようです。

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現在の広い市域を誇る広島の歴史は、小さな島や砂洲さすが深い入り江に点在した太田川河口のデルタに、城と城下町を築くことから始まりました。
応安おうあん4年(1371)、九州へ向かう今川了俊りょうしゅんの紀行文『道ゆきぶり』には 「かひた(現在の安芸郡海田町)」から 「佐西ささいの浦(現在の廿日市市か)」に向かう途中、「しほひ(潮干しおひ)の浜」 だった現在の広島の市街地を通る様子が描かれています。
(画像および文章;広島城HP「平安~室町時代、築城前の広島」より引用しました)

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広島城HPより引用した画像では、室町時代の人々が引き潮の湿地帯を歩いていますが、地形や文献などを参照すると、この場所は正に私が散歩したりランニングしている河川の堤防付近であります。

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現代では、水(河川)と可住場所が「堤防、土手」ではっきり区切られていて気が付きませんが、水際まで降りて川をじっくり観察していると、ほんの650年前の室町時代を思い起こさせる「泥とアシが生い茂る湿地」があります。

川面に降りた俺は、想像してみた・・・・
もし、もしも、このランニングコースのある堤防が、今、今なかったとしたら、川と街の境目も分からなくなってドロドロになって、電気ガス水道のインフラも使えないし、道路も作れないからクルマも走れないぞ!・・・
俺は走るのをやめて立ち止まってみた。
このランニングコースは車道と違って人が歩きやすい素材で作られているらしい。
はっ!
そう言えば、可住土地は基本的にはすべて「アスファルトで覆いつくされている!」
これも凄いことじゃないか!「土」のままではクルマがうまく走れない。

あはは。

つまらない、あり得ないことの想像をご披露して申し訳なく思います。

ただし。。。で、ある。
「ヘルシーだスリムだ」と、食いもの系のブログを書いている私ですが、古人や先人そして、現代に生きる人々が力や知恵を合わせて築き上げてきた「文明」という「堤防」の上に立って、かろうじて今日の糧を得ているに過ぎません。

「水との共存」は、昔から人々が「個体では健康で長生き」を、集団では「多くの人々が飢えない」という思いで行われてきた「文明を作ってきた人類の人類たる根本的な本能」と言えるのではないでしょうか?
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「水との共存」
・・・用水化で多くの耕作地を確保して大量の保存食物(穀物などの炭水化物)の確保が可能となった。
・・・治水化で多くの耕作地を水害から守り大量の保存食物(穀物などの炭水化物)を守る事ができた。

「昔の人類にとって炭水化物や糖質は滅多に手に入らないラッキー食材である」と、ホンで書いていた糖質制限推進派センセもいましたが、逆に「高度な武器を持たない非力な人間がイノシシやシカを見つけて殺して食う」ことのほうが大変だったとも言えないですか?
案外、動物性たんぱく質の確保こそが「ラッキー食材」だったのではないでしょうか。
そんなに「炭水化物が人類を滅ぼすんだ!肉は体力の限界近くまで食っても良いけどな。」と言うなら、そのへんの山で良いから、入ってみて自分でイノシシやシカを捕まえて見ろや、と、言いたいですね。
ま、イノシシには牙で太ももを刺されて出血多量になったり、鹿には後ろ足で蹴られて顔面骨折するのが関の山だと思われますが・・・・・

このように、何が何でも「炭水化物」を悪者にする「糖質制限推進派センセ」という生きものがいます。
        ↓
■農耕以前は、人間は米食ってないよ。人類は肉食なんだ。
■炭水化物は飢餓と戦ってきた人類にとって「ラッキー食材」だから、普段は食わなくて良いんだ。
■日本人だからこそご飯を食べるな。肉卵チーズを30回噛んで食え。

何を馬鹿なことを!!!


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西日本豪雨から1年。
土木インフラなど普及はまだまだ道半ばですが、着手率は少しづつ進捗しているようです。
ひとり1人の力は弱い者ですが、古人や先人たちと同じく、現在に暮らす私たちも力を合わせて復興に向けて、そして人々が平穏で安定した日常生活を過ごせるために協力していきたいものですね。

レシピで応援!
今回はコンビニ食を食いまくります!

ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

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最近、コンビニで続々とヘルシーメニューが新発売されています。
今回画像UPした「おにぎり」「豚しゃぶ鍋」につきましては、まもなく始まる新シリーズで取り上げさせていただきます!
地元産の食材メニューを食いまくって、地域を応援。自分も応援。

がんばろう広島!!!

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