糖質制限推進派センセ方のホン読後感想(あいうえお順)07


夏井睦「傷はぜったい消毒するな」
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①内容について
ケガをしたら、消毒して乾かす、が世間の常識。しかし著者によれば、消毒は「傷口に熱湯をかけるような行為」だという。傷は消毒せず、乾燥させなければ、痛まず、早く、しかもきれいに治るのである。
著者は、今注目の「湿潤治療」を確立した形成外科医である。その治癒効果に驚いた医師らにより、湿潤治療は各地で広まっている。
しかし肝心の大学病院などでは相変わらず、傷やヤケドを悪化させ、治りを遅らせ、患者に痛みと後遺症を強いる旧来の治療が行われている。
なぜ、医学において生物学や科学の新しい成果は取り入れられないのか。本書では医学界の問題点も鋭く検証。
さらに、生物進化の過程をたどりつつ見直した、皮膚という臓器の持つ驚くべき能力について、意欲的な仮説を展開しながら解説する。
(表紙カバーの折り返し記載のプロフィールより転載掲載)


②私「スリム鳴造」が気になった書中のキーワードと感想
「外傷は消毒して乾かす(ガーゼで覆う)」という従来治療に対して、正反対の「消毒しない、乾燥させない」という「湿潤治療(うるおい治療)」の説明をメインテーマとしたホンです。
形成外科であられる筆者の夏井先生は、この「湿潤治療」での数えきれない多くの診療実績に基づき、具体的に「傷や皮膚や細胞」を語り続けていきます。
ホンを読み進めるにつれて科学的に歴史的にも縦横無尽&自由自在に時空を超えたり、かと思えば診療例とともに治療効果を解説されたりと、読者のイマジネーションを喚起する「知の荒野」へと誘う、正に名書と言っても過言ではありません。
一方で、湿潤治療について「10年ほど前から筆者が独自に始めた(p19)」「私が独力で作り上げ、理論化したようなものだ(p56)」と承認欲求を伴う自己紹介が随所に語られたり、また、色々と解説されるにあたっては、飛躍して滑りがちな下手な例えや比喩表現のしつこい多用などホンの作家としての夏井先生は、かなり異色な筆の進め方という印象です。
夏井先生は、従来治療から湿潤治療への普及をこのホンで「パラダイムシフト」と呼び、それを良しとしない旧態依然の医療業界の情けない実態を嘆き呆れて語っておられます。
かなり攻撃的でトゲトゲしい夏井先生の筆ではありますが、私「スリム鳴造」がこのホンで素晴らしいと思ったのは、夏井先生が「患者さんに良くなってもらいたいという医者としての良心に基づき、組織や学会に頼らず、インターネットという21世紀の新兵器で、湿潤治療について他の医者や患者さんとの情報の共有化を図った」という実績を書かれた件です。
夏井先生は、当初ご自身の趣味であるピアノ系のサイトを、何と1996年に開設されたとのこと。
これは2ちゃんねる開設(1999年)よりも3年も早く、ましてや2000年頃の森内閣当時から始まったブロードバンド化(インターネット常時接続)よりもかなり昔の、Windows95のダイヤルアップ時代のネット創成期から始められていたことになります。
その後は2001年に湿潤治療の独立サイトを立ち上げて、それ以降は「縦割り医療業界」ではなく、「横の繋がりの双方向」のインターネットで、多くの患者さんを救ったり、また多くのお医者さんを通じて日本全国へ、新たな治療法をお伝えされてきた夏井先生。
私「スリム鳴造」は、この「治療方法について双方向の情報の共有化」を日本で初めて実現(私が知る限り)した事こそが、夏井先生の果たした「パラダイムシフト」の素晴らしい実績と捉えています。
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●メタボ豚造ブタゾー(2016年9月現在、53歳の私)体重73.6kg
 2016年8月4日に糖尿病宣告を受けたが、ネットで情報を検索しまくり、僅か2日後には己の意思で「糖質制限食事療法」を開始したデブ。
糖質制限関連動画100本以上を毎日繰り返し聴講し、1か月後には10㎏の減量に成功した。

●スリム鳴造ナルゾー(2018年12月現在、55歳の私)体重64Kg
 近未来の2年後から過去の自分に会うために現れて、頼まれてもいないのにアドバイスと称して勝手に世話を焼く面倒くさい男。
その反面、メタボ氏が大事にしていた「糖質制限推進派センセのリスト」を、いきなり破り捨てるなど直情的な一面も持ち合わす。

③おススメ度(メタボ氏とスリム氏の雑談から)

メタボ豚造「おお!俺が今(2016年9月)、もっとも動画を拝見させて頂く機会の多い夏井先生。そのホンの書評か!ワクワクするなぁw」
スリム鳴造「ははは。さすが2年前のオイラ自身である豚造クンだな。糖尿病発症直後は検索すると大量に出てきた夏井先生の講演やTV出演されている動画を見まくって、糖質制限を始めるにあたって、オイラもずいぶん勉強になったよ。」
メタボ豚造「そうそう。特に夏井先生がTVタックルや爆笑問題やトシ&タカのTV番組に出演されている動画は、本当に分かりやすいご解説で本当に役に立ったよな!」

夏井睦「傷はぜったい消毒するな」
        ⤵
スリム鳴造「 超オススメ必見 です。」


【参考】ホンのオススメ度は以下のとおりとします
★★★★★ 超オススメ必見
★★★★  かなりオススメ
★★★   まあ普通っス
★★    う、ぬぅ・・・
★     買わんでいい
星なし   ノーコメント   
あくまで個人的感想ですがね・・・

メタボ豚造「デタ――(゚∀゚)――!!星5つっア!さすが我らが夏井先生のホン!超オススメだあ!!!!」
スリム鳴造「形成外科医である夏井先生が、インターネットを使って日本中の患者さんやお医者さんと湿潤治療というパラダイムシフトをダイレクトに共有化した、その集大成となった歴史的な名著中の名著だよ。」
メタボ豚造「うんうん。血糖値を上げる唯一の原因は糖質だよな?だから"炭水化物が人類を滅ぼす”んだぁぁ!!・・って?あれ?何かハナシが大きく噛み合ってない気がするが・・・」
スリム鳴造「ああ・・ごめん・・・あいうえお順だから釜池先生の次は亀川先生、中村先生のホンを書評すべきだが、本屋で見つけられなくて蔵書していないんだ・・・汗」
メタボ豚造「いや、俺が言いたいのは・・・・・」
スリム鳴造「汗・・んじゃ、次の先生の書評へ行こっか(汗)・・えーと次は・・・」
メタボ豚造「鳴造さん。ごまかすなよ・・・・」
スリム鳴造「いや(汗)・・・ごまかすも何も・・・夏井先生のホンは5つ星ということで・・・それでは次の先生へ行きま・・・」
メタボ豚造「おい!俺の目が節穴だと思っているのか?」
スリム鳴造「・・・・・・・」
メタボ豚造「糖尿病宣告を受けた俺は、今すぐ、今すぐにだ、引き続き血糖値を下げたりスリムになる必要があるんだよ!申し訳ないが、"傷を消毒するな”のホンは、今は全く興味ない。」
スリム鳴造「・・・・・・」
メタボ豚造「俺ら糖尿病発症者にとって夏井先生と言えば、"炭水化物が人類を滅ぼす”だろ!このホンの書評はどうなったんだ?」
スリム鳴造「そ、それは・・・・(汗)」
メタボ豚造「アンタは、本屋で俺が買おうとしていた糖質制限推進派センセのリストを勝手に破り捨てたよな?”ホンは書評してあげるから勿体ないから買うな”と。」
スリム鳴造「実は・・・白状するが・・・"炭水化物が人類を滅ぼす"のホンは、糖尿病発症直後の糖質制限推進派センセ方のホンを買いまくっていた時には買ってなかったんだ・・・・」
メタボ豚造「え?どーゆー事だよ?糖質制限実践者にとっては、第一人者の江部先生や創始者たる釜池先生と並んで、伝道者としての夏井先生は、可及的すみやかに必須で買わねばならないホンだろ?」
スリム鳴造「実はこのホンを買ったのは、今年に入ってからなんだ。理由は長くなるからコチラを読んでくれないかな。」
   ↓
   ↑
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メタボ豚造「↑を読んできたよ。理由は分かった。だが書評は書評だ。レビューしてくれるよな?」

今回、夏井睦先生のホン「傷はぜったい消毒するな」を最高5つ星で書評したスリム鳴造氏。しかし、同著者の「炭水化物が人類を滅ぼす」の書評については、なぜか言葉を濁している。同じ著者の2冊なのに、スリム氏にとっての違いは何なのか?次回、「人類を滅ぼす」のレビューとともにスリム鳴造氏の複雑な思いが明らかにされます!

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